橋脚耐震補強でエポキシ樹脂塗装鉄筋を使用した場合のフーチング定着長は?

いつも有益なご意見ありがとうございます。
現在、塩害対策区分Sエリアでの橋脚に対して、RC巻立て補強を計画しております。
道示Ⅳよりかぶり+エポキシ樹脂塗装鉄筋で対策を講じるつもりなのですが・・・
普通コンクリートと塗装鉄筋の場合の付着強度の低減は、コンクリートライブラリー112から分かるのですが・・・
補強用軸方向鉄筋をフーチングに削孔定着する際、この塗装鉄筋と定着孔の充填エポキシ樹脂との定着長をどう判断すべきか迷っております。
通常のケースとしては、海洋架橋の資料に沿って、定着長20φを考えておりますが、塗装鉄筋を使用しての場合、この20φを対コンクリート用の低減に併せて20φ÷0.85=23.529φ→24φと単純に考えましたがやはりまずいでしょうか?

落橋防止構造について

「既設橋梁の耐震補強工法事例集 平成17年4月 (財)海洋架橋・橋梁調査会」よると

落橋防止構造の検討にあたっては、以下の基本構造の中から最適工法を選定する。
 ①上部構造と下部構造を連結する構造
 ②上部構造および下部構造に突起を設ける構造
 ③2連の上部構造を互いに連結する方法

とあります。

これは、基本的な考えで、PCI桁(昭和30年代のスラブ桁)への選定には構造上上記①~③の対応は難しいと考えております。

(落橋防止構造の追加が困難な場合の)対応として、桁かかり長について必要長の1.5倍以上を確保しようと考えております。妥当でしょうか。

また、上記①~③の対応は難しいと考える理由はPCより線など多数入っているなど感覚的な部分があります。そもそも構造上難しいのでしょうか?構造上難しいのであれば具体的な理由も教えて下さい。

道路ボックスカルバート 杭基礎の耐震設計

 道路横断ボックスカルバートの杭基礎について、耐震設計を行う必要はあるのでしょうか?
 杭基礎設計便覧を確認すると橋台、橋脚の耐震設計手法が殆どで、ボックスカルバートの耐震設計が記載されていません。
 杭頭結合方法のところに「ボックスカルバートのような水平力が小さく比較的底版厚が薄いような場合はヒンジ構造が望ましいばあいもある」との記載だけのようです。(杭に地震による水平力を与えない?考慮しないとのことでしょうか?
 私は、以下の理由で常時のみで良いと思いますが、他のかたの意見を教えてもらえないでしょうか。

① BOXは周辺の土よりも見かけの単重が小さいことから、周辺地盤の挙動に支配される。
  このため、杭頭に大きな慣性力が作用しない。
  また、抗土圧構造物の様に片側から土圧が作用する訳では無く、両側から土厚が作用(交番作用)するため転倒の恐れは無い。
② 杭に多少の損傷があっても本体が崩れなければ生命や財産の危険が無い。
  (このため、BOX本体だけは、B6.5m×H5.0m(カルハ゛ート工指針より)を越えた場合、耐震設計は行う。)
③ 河川構造物の函渠においても、杭基礎に塑性化が生じたとしても函渠を支持することは可能であるため耐震性能照査は省略している。
  (出典:河川構造物の耐震性能照査指針(案一問一答 河川局治水課 平成19年11月版)
④ BOX杭基礎の損傷事例をインターネット等で調べたが特に報告されていない。
  (「被災事例を考慮して総合的な工学的判断を下すことが必要である」カルハ゛ート工指針 H22.3 P49)
⑤ 近畿地方整備局の設計便覧のボックスカルバート杭基礎設計においても「常時のみとする。」と記載されている。

【その他】
 PHC杭、鋼管杭は、場所打ち杭に比べて水平力に弱いため、経済性等の観点から優位性が無くなってくると思います。
 また、BOXの慣性力の影響が小さいのであれば、BOX本体の仕様規定型と性能規定型の枠組みから離して考え、重要路線によっては小さな水路BOXの杭基礎においても耐震を考慮しなければならなくなると思います。

コンクリートの品質管理について

土木工事共通仕様書のコンクリートの品質管理基準についてご教授ください。
コンクリートのスランプ試験、圧縮強度試験、空気量測定の試験基準ですが,・荷卸し時 1回/日または構造物の重要度と工事の規模に応じて20m3~150m3ごとに1回、及び荷卸し時に品質変化が認められた時。となっていますが、この「荷卸し時」というのはコンクリート打設時における生コン車の最初の一台目という認識でいましたが、2台目以降でもいいのでしょうか。
また「1回/日または構造物の重要度・・・・・」というのは1日の打設に対して言っているのでしょうか。
仮に路側の張コンで300m3の数量がある場合に、1日の打設量が20m3で15日かかる場合、1日1回で15回試験が必要または重要度を勘案して150m3に1回と決めた場合は2回このどちらかを選択するという解釈でよいのでしょうか。

鋼矢板のせん断応力について

鋼矢板による仮締め切りの設計において、『仮設構造物工指針』(日本道路協会)では、鋼矢板の許容応力度を設定しています。せん断については、母材部に対する規定がなく、溶接部についてのみせん断許容応力度を定めています。これはどのように解釈したらよいのか教えてください。溶接接合を伴わない鋼矢板の場合には、せん断応力度びついて検証する必要がないということでしょうか?

コンクリート内に入っても問題のない鋼材(構造鉄筋以外)の量について

民間土木でプラントの基礎工事を施工予定です。
工期短縮のため、底盤コンクリート(H=4m)打設時に足場をアングルとワイヤーメッシュで設置してコンクリート内に埋め殺しにする計画をしています。
施主からはOKをもらってはいるものの、構造鉄筋以外の物体がこんなに入ってもいいものだろうか、と色々調査中です。
構造的に不要なものがどの程度までなら入ってもOKか(たとえば打設量の○%未満なら可など)なにか定められているものがあれば教えていただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。

地中梁増筋がコンクリート打設時に下がらない方法

建築現場で地中梁を配筋しています。鉄筋屋さんが不足していて、加工が間に合わない状態です。型枠大工さんもいないのでラス型枠で施工します。質問ですが、コンクリート打設時にラス型枠なので、打設足場を組みますが、梁が500×1500ある為、梁の上に上がっての打設作業が懸念されます。その為、梁の上増筋がH=300あるので下がり止めを考えているのですが、下がり止めのウマの加工が難しいため、スラタップに増筋を点溶接(アーク溶接)しようと思うのですが、よいものでしょうか。教えてください。又その他に良い方法があれば教えてください。

生コンの打設方法

生コンの打設方法で、運搬車から重機のバケットにうけて、現場まで運んで打設をおこないました。
供試体は、バケットの運搬時間分、台車についんだものを使用しています。
発注者からは、バケットはだめといわれました。

特に材料分離するような時間でもなく、強度がでれば問題ないとおもうのですが。。。

鋼矢板二重締切について

1.仮設で鋼矢板二重締切を考えていますが、腹起しの継手、腹起しブラケット、接合ボルトの規格について考え方がわかる資料、または標準図のようなものがあるでしょうか。
2.同じく、積算する場合、継手のプレートやボルトの数量を計上する必要があるでしょうか。