コンクリートのスランプ及び粗骨材の最大寸法について

お世話になります。
コンクリートの配合についてご教授いただればと思います。
現場打ちの擁壁工事(重力式擁壁)をおこなっているのですが、設計配合が重力式擁壁(無筋コンクリート)の場合の標準配合18-8-40BBになっています。
本工事では、重力式擁壁が相対して2か所あり、一つが直高50cmから直高3mの連続した(スロープの土留め)片転び形状(5分勾配)で、もう一つが直高1.1mから2.84mの連続した(スロープの土留め、先述の相対側)両転び形状(表側3分勾配、裏側2分~1割)となっています。
構造物の高さ及び形状から設計スランプ8cmと粗骨材の最大寸法40mmでは密実な充填性に懸念があるため、スランプ12cmと粗骨材の最大寸法20mmで施工したいのですが、発注者の方からはスランプを上げると材料分離抵抗性が下がるから良くない、骨材寸法を40mmから20mmに変えると単位体積重量が軽くなるから良くない、使用したいなら根拠を示すようといわれます。
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SD345をSD295の代わりとして使用する場合の定着長について

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鉄筋の定着長は、降伏強度が大きくなるほど長くなります。
これは、鉄筋の応力をコンクリートに伝えるためには、鉄筋とコンクリートの間の付着力が必要あり、より強度が大きい鉄筋に作用する応力をコンクリートに伝達するためには、より長い定着長が必要となるからと理解しています。

そこでお聞きしたいのですが、例えば構造上はSD295の鉄筋を想定して鉄筋コンクリートの設計を行ったものの、現場の材料入荷の都合等で鉄筋規格をSD345に上げる場合、必要定着長はどのように考えればよいでしょうか?

仮に以下の条件で建築基準における異形棒鋼の定着長L2を計算するとします。
鉄筋径:D16
コンクリート設計基準強度:Fc=24N/mm2

SD295とSD345の定着長L2は以下となります。
SD295:30d=30×16=480mm
SD345:35d=35×16=560mm

この場合、鉄筋に発生する応力はSD295相当なので定着長を480mmとしてよいのか、それとも仕様鉄筋がSD345なので発生しうる最大の応力を想定して定着長は560mmとしなければいけないのか。

ご教示ください。

コンクリート構造物の劣化状況確認の技術について

お世話になっております。
この度は、コンクリート構造物の劣化状況確認の技術について、ご相談いただきたいと希望しております。
現在、既設コンクリート構造物の劣化を確認する手段として、熟練技術者が担っていただいておりますが、
将来的には人口減少に伴い、技術者も減少して、10年後、20年後以降は、インフラ施設を保守するのが、
困難になると懸念しております。
そこで、以下のような技術を研究している方のご意見を探しております。
(1)コンクリート診断をレーザーやカメラで行う。
(2)コンクリート内部の鉄筋診断を行う。
(3)管渠直上の空洞探査および修復技術
お手数をおかけしますが、何卒宜しくお願いいたします。

すべり円弧範囲・深さの制限

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平地盛土について全体安定の検討をしているのですが、地震時の検討で地下50mくらいの地点を通るような非現実的に思える円弧が最少安全率円弧となり必要安全率を満たさないのですが、円弧の範囲や深さを何かの基準や指針を引用して制限することはありますか?

構造力学公式集の円筒シェル公式について

「構造力学公式集」にある円筒シェルについて質問です。

①P390 長い円筒シェル⑸半径方向集中荷重について各記号が何を示すのかご教授いただきたい。
②P395 短い円筒シェル⑸分布長がシェルの長さに比べて極めて短くて、実用上集中荷重と考えられる場合について両端端板支持とあるが、両端部に蓋があり開放状態でないとの解釈でよろしいか。また、各記号が何を示すのかご教授いただきたい。

仮設構造物の設置期間について

道路土工「仮設構造物工指針」より土留めや仮桟橋など仮設構造物は一般的に設置期間の短い一時的な構造物とされていますが、この「短い一時的」とはどの程度の期間のことを指すのでしょうか。
何年か設置されている場合の扱いはどうなるのだろうと疑問に思い質問させていただきます。

土留めではありませんが、アンカー支保としたときの設計基準「グラウンドアンカー設計・施工基準、同解説」には2年目途にランクA(永久アンカー)、ランクB(仮設アンカー)と分類されています。
この様に(道路土工に限らず他の基準などで)分かる資料があれば教えていただけると助かります。

落石防護網の概算工費について

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以下についてご教示願います。

現在、落石防護工の予備設計を行っており、工法比較の段階まで来ております。
比較項目の経済性の中で、ポケット式落石防護網工の単価が「施工費+材料費(土木コスト情報参照)」となっており、それ以外の工法は材料費と施工費が湧けて算出されています。
メーカーに聞いたところポケット式落石防護網工の概算費は上記のように算出するのが一般的と伺いました。

材料費と施工費で何が金額差につながっているのかを示す意味でも可能であれば施工費と材料費を分けて算出したいです。分ける方法等分かる方いましたら、ご教示願います。

小型道路舗装

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小型道路舗装の構造設計方法についてご教示ねがいます。
舗装設計施工指針には小型道路舗装の構造設計方法が示されていますが、舗装計画交通量を「小型貨物自動車交通量」で求めるとなっております。つまりナンバープレート4,6,8の軽トラや乗用車バンの台数、小型トラックの台数で求めるのですが、軽トラや乗用車バンなどは普通の乗用車と軸荷重はさほど変わらないと思います。小型貨物自動車交通量で求める意図は何なんでしょうか。どなたかご存じの方、ご教示お願いします。

鋼矢板前面の根固工について

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「鋼矢板 Q&A」令和6年3月(一般社団法人 鋼管杭・鋼矢板技術協会)のP63に記載されている「Q6.5 鋼矢板前面の盛土、前面地盤の考え方は?」の(1)③および④にある根固工についての質問です。
『災害復旧工事の設計要領(2009)』の記載内容のようですが、この根固工の敷設幅は、何メートル以上あれば、よいのでしょうか?
インターネットで調べたところ2.0m以上のようですが、それでよいのでしょうか?
可能であれば、『災害復旧工事の設計要領(2009)』の該当ページのスキャンデータを回答に添付して頂けますと助かります。

参考:「鋼矢板Q&A」http://www.jaspp.com/assets/img/pdf/kouyaita_qanda.pdf

よろしくお願い致します。

道路排水の集水範囲について

排水計画を行う際に集水面積を決定するにあたって、地形を調査して流域を決定するほかに、道路端(側溝)から〇mを集水範囲とするような簡易的な方法で流域を決定する場合もあるかと思います。

頻繁に上記のような簡易的方法で計画を行うことはあるのでしょうか。
また、当方では上道路端から20mとすることが多いのですが、どれくらいで設定することが多いのしょうか。