アンカー直下に位置する擁壁の安定計算方法

道路改築のため切土を計画しています。崩積土を急勾配で切るため斜面にはアンカーを計画しており、最下段には、落石対策も考慮しH=5mのもたれ式擁壁とストーンガードを配置します。
アンカー設計の際には、厚さ3m程度の崩積土(下は岩)に対し、擁壁天端付近までの崩積土部分の円弧滑りを想定し、対策しています。
ここで、最下段のもたれ式擁壁の安定計算には、擁壁天端より上位の地形の土圧も考慮する必要はあるのでしょうか?(試行くさびをした場合は、擁壁天端から10m程度上位まで土圧を拾ってきます)
擁壁天端より上には、アンカーが密に配置されているため、上位の地形の土圧考慮は不要と思うのですが。
可否を示す書物があれば、教えて頂ければうれしいです。

キャリアアップの登録

キャリアアップシステムに登録できるには、雇い主が厚生年金に加入していないとできませんし、登録しようとしている人も加入していないといけません。当社には建設業歴50年近くの大ベテランがいらっしゃいますが、農業者年金に加入されているので、キャリアが蓄積できません。おかしいと思っています。

建設業における生産性の定義が間違っていると思う件について

「生産性」について下記の内容の論考の作って国交省に投書してみているのだが、付加価値を理解していない人が多くて、問題のヤバさが伝わらなくて困っています。
この件について皆さんの意見が気になるので自由にどう思っているのか記載して頂ければ幸いです。

建設業における「生産性」は一般的に産業間の比較で使用される付加価値労働生産性ではなく、(一社)日本建設業連合会の完工高や、国土交通省の生産量で図られている。
付加価値(売上-原価)で評価していないことによって、他産業とは異なり顧客の成功につながらない競争力のない製品が大量に作り出されている。
ICT施工のマシンコントロール及びマシンガイダンスが一番象徴的な例だが、競争⼒のない製品のため、将来的には早期に技術の陳腐化を引き起こし、それらが損失を⽣み、多くの企業が経営悪化に陥る危険性が⾼いと考えている。
※機械化すると一見、時間が短縮されて効率が上がっているように見えて、他業種と同じく付加価値で生産性を図ると、原価が大幅上昇しているため、実は付加価値労働生産性が下がっている事例が多い。
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河川における大型ブロック積み護岸の根入れについて

河川工事において、ブロック積み擁壁の根入れについては「基礎天端高」を用いて決めるのが基本となっております。
そのうえで、下記について知見、参考文献等がありましたらご教授いただけると幸いです。
①ブロック積み擁壁(間知ブロック等)において、基礎の高さ分は根入れにカウントしない理由はなんでしょうか。
②高さが5m以上で大型ブロックに変更する場合、ブロック積み擁壁(間知ブロック等)と同様に基礎天端高を根入れとする考え方でいいのでしょうか。
 大型ブロック積み擁壁の照査を「道路土工ー擁壁工指針」に基づく「擁壁」と考えるのであれば、重力式・もたれ式と同様に、均しコンクリートを差し引いた
 構造物の下面を根入れ高とするべきではないでしょうか。

以上、よろしくお願いいたします。

構造物の経年劣化・状態監視に関するセッション phmap23会議

●2023年9月11日から14日まで、東京にて、経年劣化・状態監視に関する学際的な会議を開催します。
https://phmap.jp/#
●概要の申し込み期限2/28が近づいて参りました。論文は2段組み、2~6ページの分量です。
https://phmap.jp/submission-paper/
●9つのテーマ別の企画セッションが出そろいました。大学・学生・企業・行政の皆様、ぜひご参加下さい。
https://phmap.jp/submission-os/

●The list of proposed OS
1 Prognostic Discriminator under Uncertainty Civil Engineering
2 New trends and challenges in aerospace PHM Aerospace Engineering
3 Advances in System Health Management Advances for Aerial Vehicles Aerospace Engineering
4 Operationalizing PHM for Airline Customers Aerospace Engineering
5 Evolving Smart Manufacturing System by design and implementation of PHM Manufacturing System
6 PHM Applications for Urban Infrastructure Resilience and Maintenance Infrastructure Systems
7 Autonomous decision making under complex conditions or situations Multidisciplinary
8 Technologies and methods for achieving Zero Defect Manufacturing in the era of Industry 4.0 / 5.0 Quality assurance, Quality control, Sustainability
9 AI based PHM for Power Electronics components and systems Power Electronics

水道配管の図面について

水道管の図面を描く際にバルブを記号で書く事があると思います。砂時計みたいな絵です。
その際、実際のバルブの寸法とどのように整合を取れば良いでしょうか?
実際の他施設の埋設物との離隔等は記号で書いて分かるものでしょうか?
実際の記号とバルブは大きさが異なるため正確な離隔は分からないと思っています。
素人の意見で申し訳ございません。

インフラテクコン最終審査結果の発表

高専生が主体となって地域課題に挑戦するインフラテクコン(インフラの課題解決のためのコンテスト)は、最終審査を終え12月21日(水)に最終審査結果の発表がありました。
https://infratechcon.com/result/final-examination-result/

★グランプリ
砂防with折紙(福井高専)
日本最古の透過型砂防堰堤の発見と新しい遊水池の計画手法の提案

★準グランプリ
チームぽんぽんぽんきち2.0(旭川高専)
上下水道3Dプラットフォームから始める「スマート・ライフライン」

その他授賞として
地域賞、チャレンジ賞、SDGs賞が6チームに授与されます

授与式と交流会については
2023年2月24日(金)
東京都千代田区にある、旧中学校を改修したアートセンター
「3331 Arts Chiyoda」にて行います。
https://www.3331.jp/about/
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円弧滑り解析の際の滑り位置

今年から盛土等の解析を行っている若手です。

円弧滑り解析の際の滑り位置について質問させていただきたく投稿します。
円弧滑り解析を行う際に滑りの開始位置に関してなのですが、たいていの場合、堤体天端からの滑りを想定して行われることが多いと聞きます。
自分が解析を行う際にも天端からの滑りのみを推定して検討を行っていますが、
昨日別の場所で話を聞いたところ、計算上は天端以外の位置から発生する滑り等も結果としては出てくるため、そちらを採用している場合もあると聞きます。

物理現象としてはないとは言い切れないかなとも考えておりましてどちらの方がいいのかわからないとなっております。

もし知見やそういったことを研究している論文等ありましたらご教授願いたいと考えています。

よろしくお願いいたします。

2023.9 Prognostic Discriminator under Uncertainty

― Recognition technology of prognostic change in civil engineering
to respond to uncertain environment ―

Web page: https://phmap.jp/submission-os-list/

Outline
In this session, as an enabler of sustainable use in the civil engineering and architectural structures, we will address monitoring the state of structures and attempt to induce innovation in science and technology that focuses prognostic changes over time. For example, we should consider various structures such as buildings, bridges, tunnels, railways, dams, rivers, sewers, and landslides.
From a manager point of view, we aim to solve problems such as predictive maintenance and anomaly detection in daily inspections. In case of natural disaster, we would address earthquake/flood risk assessments, business continuity management and deterioration assessments.
Recent digital infrastructure has been required for the prognosis of deterioration of aging structures, inspections and forecasts. We will collaborate on practical methodology and share experimental empirics based on prognosis support technology and optimization of repair and renewal.
We discuss the deployment of digital infrastructure, practical technology that recognizes prognostic changes and anomalous deformation, visualization of damage scoring indicators for structural monitoring, and opportunities for research and development.

In detail to web page: https://phmap.jp/submission-os-list/

インフラテクコン最終作品のご案内

インフラの地域課題に挑戦するインフラテクコン(高専を対象としたインフラマネジメントテクノロジーコンテスト2022)は最終作品が揃い、ホームページ上で視聴することができます。
https://infratechcon.com/result/final-judging/
また、それらの作品に投票することができる「わくわく応援隊」を創設しています。
是非わくわく応援隊に参加いただき、わくわく賞となる作品に投票をお願いします!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd2FsR9Viy_0ZIbBPqFGAj_Wek0Ih7…

<今後の予定>
12月12日(月)投票締切
12月21日(水)結果発表(審査委員が選考する授賞作品およびわくわく応援隊の投票から決定するわくわく賞)

12月7日(水)~9日(金)ビッグサイトで開催される「社会インフラテック」にインフラテクコンブースを出展いたします。こちらでも投票できますので是非ご来展お願いいたします。
12月7日(水)15:50-17:00 「高専生が経営トップに聞くインフラメンテナンス」のセミナーも開催です。
https://messe.nikkei.co.jp/sweb/seminar/#seminar_142783

<問い合わせ先>
インフラテクコン事務局/
iwasa-k@infratechcon.com