国境なき技師団・第1回「定例セミナー」を3/16(金)午後2時から開催致します。
地震や洪水など悲惨な自然災害の報道は時とともに急速に冷めていきます。しかし、いったん傷ついた地形が数十年、場合によっては世紀を越えて変化し続け、様々な課題をもたらしていることはほとんど報道されません。その中で時間との戦いである緊急復興ばかりでなく、営々と続く国土保全、さらに防災の仕組みづくりに多くの優れた技術者が地道な努力を積み上げています。
世界の被害地震の1割強が発生し、年間降雨量1800mmと世界平均の730mmを越えるわが国にあって、これらの技術者の活躍は目立たないけれども、世界に誇るべきものだと信じています。この技術を高く評価し、世界に発信するとともに、世界の災害の復興や防災にも、培われたノウハウや教訓がぜひ活かされてほしいと思うのは私たち国土保全等の社会インフラを担う技術者に共通する望みなのではないでしょうか?
NPO「国境なき技師団」(略称:EWB-J、理事長:小長井一男 東京大学)は、昨年の6月13日に東京都から特定非営利活動法人(NPO)に認証され、7月7日に法人設立登記を完了し、正式にその活動を開始しました。まだスタートしたばかりの私たちの活動の一端を紹介するとともに、特別講演、パネルディスカッションを通して様々な分野の多くの方々のご理解とご支援をいただくべく、定例セミナーを年2回開催することにいたしました。
第1回目の定例セミナーを下記の要領で開催いたしますので、奮ってご参加いただきますようご案内申し上げます。
○ 日時:平成19年3月16日(金) 14:00〜17:00(セミナー)
17:00〜18:30(懇親会)
○ 場所:東京大学生産技術研究所 コンベンションホール
(東京都目黒区駒場4−6−1)
地図・アクセス http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/map/komaba.html
○ 主催:NPO国境なき技師団
後援:(社)土木学会 (社)日本建築学会 (社)地盤工学会 日本地震工学会
○ プログラム:
14:00〜14:20 「開会挨拶」と「NPO国境なき技師団設立趣旨と今後の活動」:小長井 一男 EWB-J理事長(東京大学教授)
14:20〜14:40 「NPO国境なき技師団活動報告(1)防災教育支援」:国崎 信江 EWB-J理事(危機管理対策アドバイザー)
14:40〜15:00 「NPO国境なき技師団活動報告(2)技術支援(建築)」:西川 孝夫 EWB-J理事(東京都立大学名誉教授)
15:00〜15:20 「NPO国境なき技師団活動報告(3)技術支援(土木)」:三輪 滋 EWB-J委員(飛島建設?技術研究所長)
15:20〜15:30 休憩
15:30〜16:10 「特別講演(1)ジャパン・プラットフォームの仕組みと活動概要」
高松 幸司 認定NPOジャパン・プラットフォーム事務局長
16:10〜16:50 「特別講演(2)自然災害の現状と対策」
濱田 政則 EWB-J理事(早稲田大学教授、土木学会長)
16:50〜17:00 休憩
17:00〜18:30 懇親会
○ 定員:200名(申込締切日:3月5日、定員になり次第締切予定)
○ 会費:(1)セミナー参加費 無料、(2)懇親会参加費 1,000円
○ 申込方法:(1)氏名(2)所属(3)連絡先(電話及びファックス番号)(4)E-mailアドレス(ない方
は結構です)(5)懇親会への出・欠を明記の上、メールあるいはファックスで下記宛にお申込下さい。
E-mail:information@ewb-japan.org
FAX:03−6912−2711
○ 問合せ先:EWB-J事務局 松尾全士 TEL/FAX 03-6912-2711 E-mail matsuo@ewb-japan.org