外国人研究者講演会
ピサの斜塔 −倒壊の危機を救った技術者・研究者の奮闘物語−
Special talk on “Rescuing the Leaning Tower of Pisa - the inside story”
インペリアルカレッジ同窓会、東京大学生産技術研究所、生産技術研究奨励会
Almuni of Imperial College & Institute of Industrial Science, Univ. of Tokyo
Date: 2009. June 17(Wed.)
18:00〜19:30 Lecture (free)
19:30〜 Party (\3000)
Venue:東京大学生産技術研究所 An棟2F コンヘ゛ンションホール
Institute of Industrial Science, Univ. of Tokyo
An Bld. 2F Convention Hall
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/access_e/access_e.html
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/access_e/campusmap_e.html
Speaker: Prof. John Burland
(Emeritus Professor of Imperial College, London)
英国インペリアルカレッジ 名誉教授
イタリアのピサの斜塔は、12世紀の建設初期段階から傾き始めていましたが、1990年には倒壊が危惧されついに観光客に対して閉鎖される事態に至りました。講演者のBurland教授は、斜塔の安定に関して召集された国際検討委員会に委員として参加され、基礎の安定の見地から、観光客に気づかれない範囲で傾きを戻して恒久的安定を確保するという困難な課題に取り組まれました。建設当初から断続的に南側に傾き続けてきたピサの斜塔は、その800年におよぶ歴史の中でおそらく初めて北側に少し回復し、倒壊という破滅的状況を間一髪で免れました。検討委員会他多くの人々の10年に及ぶ斜塔との格闘はようやく終結した模様です。本講演では、その一連の取組について、裏話も含めてご紹介いただきます。