東京都市論―進化する都市で暮らすということ―

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表題: 東京都市論―進化する都市で暮らすということ―
著者: 青山 やすし
出版: かんき出版(ISBN4-7612-6067-X)

東京都副知事で作家でもある,青山やすし(※漢字=「にんべん」に「八」「月」)氏の新刊です。都庁随一の都市計画専門家が「都市再生」を語ります。

前文から

日本経済に元気がないと言われる割には、今、大都市には魅力的なプロジェクトが目白押しだ。都心を歩くと、ビルを建設するためのクレーンが林立している。それは、なぜか。都市が情報化時代、成熟社会に合わせて、生まれ変わろうとしているからだ。

インターネットによっていながらにして情報を受発信できるから人びとの移動が活発でなくなるかというと、それは逆だ。情報化時代には人びとの移動はますます活発になる。文化・文明は、互いに交流することによってさらに輝きを増す。人は、他の専門分野の人と触れ合うことによって閃きを得て、自分の思考をさらに発展させていく。だから人びとは自分の知的水準を高めようとして、移動を重ねる。急速に発展するアジアの諸都市だけでなく、日本から見ると完成度の高い欧米の都市でさえ、空港や鉄道など交通手段の改善に投資を惜しまないのは、情報化時代における移動の重要性を強く認識しているからだ。

土木ウォッチャー:週刊ポスト

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今週の週刊ポスト、山根一眞のメタルカラーの時代:
「ブラジルに超巨大ダムを建造した日本人技術者の冒険」と題して、
イタイプーダムを始めとするブラジルでのダム建設工事に関わった荒木昭次郎さんを紹介しています。2〜3回のシリーズもの(だと思う)ですけど、今週号は生い立ちがメインで、ダム建設の話は来週号のようです。(小学館、週刊ポスト2003.2.7号、pp. 192~195)

土木のこころ−夢追いびとたちの系譜

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表題: 土木のこころ −夢追いびとたちの系譜−
著者: 田村 喜子
出版:山海堂(ISBN4-381-01446-4)
 山海堂から20世紀が幕を閉じるにあたって、20世紀に活躍した土木技術者をまとめてみないかとご依頼のあったとき、人選の段階で心が迷った。結果的に昭和以降から戦後の国土の礎を築いた土木技術者を主に取りあげることとなった。・・・例外として、琵琶湖疎水の田辺朔郎と小樽築港の廣井勇を加えた。二人の活躍は19世紀末である。しかし彼らが築いた琵琶湖疎水と小樽港は百年以上の時を越えて、いまも現役のすぐれた社会資本たり得ている。明治維新に引き続き、日本の近代化の渦中で青年時代を送り、シビルエンジニアの道を歩いた男たちは、現在同じ道を選んだひとたちよりも、もっと真剣に「シビルエンジニアはいかに在るべきか」という問題に対峙していたように思われてならない。さらには土木には技術と同時に「土木のこころ」が伴わなければならないと私は思う。・・・

  −まえがき より

 本書では、20人の土木技術者を取りあげている。一つずつは、短編の作品であるが、単なる個人の業績の紹介に止まらず、その代表的プロジェクトを進める中で胸の内に秘める思いまでをも生き生きと描き出している。現在は社会資本整備が進み、何故この事業が必要なのかという本質を問うのではなく、単に経済性や事業性の議論が優先される時代において技術者が失ってしまいつつあるものを考えさせる一冊であると思う。

道路公団民営化

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今回の道路公団民営化の委員会の議論に関連して、
「よりよい有料道路のためにー道路関係四公団改革に寄せてー」と題する冊子が発刊されています。
 著者:岡野行秀・藤井弥太郎・杉山雅洋
 日本交通政策研究会 (?03-3263−1945)
   価格:300円(送料別)
今回の議論に関して、きわめて論理的に整理されています。
若干(5部)余部がありますので、ご入用な方土木学会 古木・松尾までご連絡下さい(早い者勝ち)。

進化する建設マネジメント

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表題: 進化する建設マネジメント
著者:編著 高崎 英邦
      佐藤 義仁
      石井 信明
出版:建設図書(ISBN4-87459-215-5)
 ・・・日常業務の改善のために、また知識・教養醸成のためにも、いま話題の建設マネッジメントに関心のある方々は多いと思われる。これは、著者らが研究活動、講演会、教育活動等を通じて感じてきたことでもある。このような状況を鑑みて、急速に変貌しつつある建設マネジメントの最新像を理解できる適当な参考書が欲しい人、日常業務に役立てたい人、建設産業界第一線の実務者を主な対象として、若年者ないし大学院生にも理解できる図書を送り出すことを思うに至った。・・・・                                                                              本文「序」より
 本書の構成は、第1編で建設マネジメントの概要としてその全体像を整理している。第2編では、近代的建設マネッジメントを特徴づけ機能させる基盤技術、”プロジェクトマネジメント”、”情報技術”、”経営管理技術”を述べている。最後に第3編では、建設マネジメントの要素技術の中から、”建設行政と建設マネジメント”、”建設産業・企業の再生化”、”多様な事業執行方式と入札・契約方式”、”国際規格と技術者資格”を抽出し述べている。

平成13年度会長提言特別委員会報告書「人口減少下の社会資本整備」

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 H13年度会長提言特別委員会の報告書が11月中旬土木学会より出版されます。

土木学会刊
 人口減少下の社会資本整備
 −拡大から縮小への処方箋−

       編者・著者代表 丹保 憲仁

B6判・218頁・定価1200円(会員 1140円)
 100年後の将来に何を用意すべきか!

 まもなくわが国は世界に先んじて人口減少時代を迎える。
人口増を前提にしてきた社会資本整備は、大きくパラダイムを転換させなければならない。これは人類未踏の、また人類共通の挑戦であり、その成否は国際社会における我が国の位置づけをも左右する。

 最近の発表によれば、2006年にピークに達する我が国の総人口は、2050年には1億人程度にまで減少すると推計され、また、2100年総人口は、6,400万人ぐらいになるという参考推計値も発表されました。この規模・時間スケールでの急速で大幅な人口変動を人類は経験したことがなく、社会のさまざまな分野で、価値観の転換、各種制約条件の変化が生じ、社会的・経済的構造も変容するものと考えられます。
 このような大変動期に社会的共通基盤を整備しつづけることは、我が国はもとより世界でも初めての経験です。このような状況下で、土木技術者(Civil Engineer:市民工学者)は100年後の将来に向けて何を用意すべきか、その学術と技術をどのような方向に展開し、その結果をいかに社会に還元すべきかを検討してまいりました。
                                          本書「はじめに」より
目 次

提 言 拡大から縮小への処方箋

総 論 近代卒業のために
     近代の拡大と閉塞、そして日本
     近代文明の特徴とその有用性
     地球環境制約の発生(近代の終焉)
     地球環境時代の制約と戦略
     次世代の空間分割の基礎

第一章 人類史上はじめての経験−長期的な人口減少
     人口動態に関わる諸点
     日本の人口動向
     高齢化と人口構造
     小子化
     労働力人口
     人口配置

第二章 人口減少下での社会資本整備のための新たな社会設計
     資源・環境容量は制約条件となるか
     パラダイム転換と新たな合意形成手法の確立を求めて
     文明の転換期における設計思想の転換

第三章 人口減少下での社会資本整備のための新たな空間設計
     新たな人口分布を描く
     空間運用の新しい形
     社会資本整備の新しい方向
       代替労働力創出のための整備
       エネルギー基盤
       ライフライン
       交通・物流基盤
       防災安全基盤
       健康安全基盤
       廃棄物とマテリアルバランス

第四章 人口問題での国際社会における先導役  

                               以上

「複合構造物の性能照査指針(案)」

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最近,鋼・コンクリート複合構造物の建設事例が益々増加しています.建設コスト縮減を目的とした合理化構造への取り組みですが,新形式も多く,設計においては種々の検討を加えながら行われているのが現状です.

    土木学会からは,これまでコンクリート委員会および鋼構造委員会からそれぞれ2つの設計指針が出版されていました.両者は,いずれも限界状態設計法に基づいて作られていますが,適用の範囲に違いが見られると同時に,規定においてもいくつか相違があり,適用する上で戸惑いを与えていました.連合小委員会では,両者の整合および統一を図ることを目指して本指針を作成しました.設計体系としては新設計法として導入されつつある性能照査型設計法に基づいています.内容的にはまだ不十分な面もありますが,最新の調査・研究成果も加えていますので,本書のご一読をお勧めします.
■編集:鋼・コンクリート合成構造連合小委員会(委員長:三浦 尚)
■平成14年10月発行,A4判,273ページ(一部カラー),並製本
■定価:2,730円(本体2,600円+税)
■会員特価:2,460円 
■送料:470円

2002年版 全国土木系 教官・教員名簿 

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2002年版 全国土木系 教官・教員名簿 [大学・短大・高専]

 平成14年6月時点での最新版名簿.全国の大学,短期大学,工業高等専門学校の土木系(環境,開発,海洋,農業,建築等の一部を含む)教官・教員の職名,専門分野,卒業年次,電話番号,FAX,E-mailアドレス,ホームページアドレス等を見やすい一覧表にして掲載しています.
 氏名・職名・学位・専門についてはすべて英文を併記しておりますので,海外の利用者にも使いやすい名簿になっています.

■編集:出版委員会
■平成14年9月発行,A4判,217ページ,並製本
■定価:2,100円(本体2,000円+税)
■会員特価:1,890円 
■送料:450円

詳細は、http://www.jsce.or.jp/publication/index.html まで

山岳トンネル覆工の現状と対策

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 長いトンネルの歴史の中で平成11年に発生した覆工コンクリートの剥落事故は,山岳トンネル覆工について再検討する契機となりました.
 このような背景のもと,山岳トンネルの覆工コンクリートの役割,必要な品質,それらを満足させうる施工法,さらに矢板工法で施工された既設のトンネルも含めた点検,調査,変状の実状の調査,補強・補修について,各機関のマニュアル等で示されている技術の集約も含めて検討した結果が,トンネル・ライブラリー第12号として出版されました.
 山岳トンネルの覆工の現状を理解し,今後の質の高い覆工の施工や維持管理のためにも,本書のご一読をお勧めいたします.

■編集:トンネル工学委員会 技術小委員会
    山岳トンネル覆工検討部会(部会長:西村 和夫)

■平成14年9月発行,A4判,189ページ(一部カラー印刷),並製本
■定価:2,520円(本体2,400円+税)
■会員特価:2,170円 
■送料:470円

詳細は、http://www.jsce.or.jp/publication/index.html まで。

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