■研修会のねらい
地震、洪水、土砂災害の多発する日本では、子どもの頃からの防災教育が不可欠です。単に防災意識を高めるというだけでなく、災害の危険性を理解する、災害が起きるのを予知する、あるいは避難のためのノウハウを身に付けることで、自らの命を守ることにもつながるからです。
しかし実際には学校教育の現場から「防災教育」が決して十分ではないという声が聞こえてきます。また学校教育の現場から防災教育に取り組もうと考えても、適切な教材さえ見つからないというのが現状ではないでしょうか。
そこで社団法人、土木学会では、「日本に住むための 必須!! 防災知識」という小学生を対象にした教師用の冊子付きDVDを発行。大変ご好評を頂きました。
今回の研修会は、その実績をふまえ、小学校の先生方にご参加頂き、「自然災害の知識」、「防災教育の必要性」を理解して頂くとともに、どんなレベルで、何を子供たちに教えたら良いのかを、専門家や被災地の教師の方を講師に招き学んで頂くものです。小学校教職員の皆様の参加をお待ちしております。
※当日はテキストとして、上記「日本に住むための 必須!!防災知識(小学校低学年・ 高学年)」を無料配布いたします。
■開催日程:平成17年11月26日(土)13:00〜17:00
■開催場所:北海道大学 学術交流会館(北大正門入り左手すぐ)
札幌市北区北8条西5丁目 TEL:011-706-2141
■対象 :小学校教職員の皆さん
■募集定員:100名(定員になり次第募集を締め切らせて頂きます。)
■参加費 :2,000円(おひとり)
■主催:社団法人 土木学会
■共催:社団法人 日本土木工業協会、全国小学校社会科研究協議会
■後援予定:文部科学省 国土交通省 総務省消防庁 内閣府
■協力:NPO法人 e―FLAGS
■研修会プログラム(予 定)
●12時30分〜13時00分 開場 受付
●13時00分〜13時05分 開会挨拶
●13時05分〜13時35分 基本編
「講師」佐藤馨一(北海道大学大学院教授 公共政策学連携研究部)
「内容」防災教育の必要性
リスクとエマージェンシー
●13時35分〜14時15分 地震編
「講師」鏡味洋史(北海道大学大学院助教授)
「内容」地震による被害の実情
小学生に伝えたい「地震から命を守るノウハウ」
●14時15分〜14時55分 水害編
「講師」黒木幹男(北海道大学 大学院 助教授)
「内容」水害による被害の実情
小学生に伝えたい「水害から命を守るノウハウ」
●14時55分〜15時10分 休憩
●15時10分〜15時50分 土石災害編
「講師」蟹江俊仁(北海道大学 大学院 助教授)
「内容」土石災害の被害による実情
小学生に伝えたい「土石災害から命を守るノウハウ」
●15時50分〜16時30分 雪害編
「講師」佐藤昌志(北海道開発局 道路維持課長)
「内容」雪害の実情
小学生に伝えたい「雪害から命を守るノウハウ」
●16時30分〜17時10分 被災地からの報告
「講師」桑原 昭(新潟県北魚沼郡川口町立川口小学校 校長)
「内容」被災地の現状
被災以前の防災教育/被災以後の防災教育
防災教育の必要性
●17時10分〜17時20分 共催者挨拶、閉会
■申込方法 : お申し込みは下記あてにFAXにて、「第2回防災教育実践研修会参加希望」と明記の上、参加者氏名、所属学校名(役職名)、小学校住所、電話番号、FAX番号、E-mailを記載いただき下記あてにお申込みください。
NPO法人e-FLAGS 札幌事務局 担当(黒川)
TEL : 011-531-1191 FAX : 011-533-1001
〒060-0804 札幌市中央区南4条西7丁目5-1 日本製紙総合開発ビル