単純下路式アーチ橋の支承設計について

下路式アーチ橋について、H24道示から動的解析を実施することが望ましいという一文が追加されました。
今回、この一文を受けて、単純下路式アーチ橋(両端橋台)で動的解析を実施しました。
そこで、ひとつ問題が発生しております。
固定・可動での計画としているのですが、固定支承への動的解析の応答値が非常に大きいものになっております。
この水平力を用いると橋座幅をSで決定されるものより、さらに1.2m程度広げる必要がでてきました。
動的解析での水平力は、L2の静的のものに比べて2倍以上になっています。

そこで質問です。
・やはり、動的解析の応答値を用いる必要があるのか。
・そもそも両端橋台での動的解析もモデルがおかしいのか。(L2の静的では、橋台には土の減衰を考慮して、構造物補正係数でCs=0.45程度になる。)

これまで、下路式アーチ橋は、動的解析は必要ないとされてきたため、なかなか事例がありません。

どうか情報を頂ければと思います。

集水桝の内寸法

集水桝の内寸法(内径)について教えてください。

集水桝の内寸法は接続する側溝内径に対して、両側に+100mmづつ(側溝が300mm幅なら集水桝は500mm)とするという規定が、以前、何かの文献に載っていたと思うのですが、ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。
宜しくお願いします。

アルカリ骨材反応 静弾性試験

既設の橋にアル骨反応の疑いがあったことから、コアを採取し静弾性試験を実施しました。
※他の試験(膨張試験等)用の必要寸法のコアは採取不可能でした。)
結果、静弾性係数は16.3kN/mm2とかなり低い値となりました。これによりアル骨である可能性は高いと思われます。
しかし、静弾性係数が低いコンクリートとはどのような状態であるということなのでしょうか?
ひび割れ等の損傷原因となりうるのでしょうか。
また、補修工法としては水を遮断するだけでOKなのでしょうか。
静弾性係数の結果がなにか他の損傷や補修工法に考慮されることはあるのでしょうか?

非開削工のHDD工法における排泥管の必要性

農業用用水のパイプライン工事の非開削工法で、HDD工法と推進工法があると思いますが、推進工法では立坑部に排泥管を設置していますし、設置することが可能です。
しかし、HDD工法は弓状に地中を削孔するため立坑部が最深部ではないため、排泥管を設置することができません。
 完成後、管理上排泥管は必要と思うのですが、このことと考えるとHDD工法が全国的に採用されている理由が分かりません。
HDDで設計施工することは問題ではないのでしょうか? 

ボックスカルバートひびわれ

ボックスカルバートのひび割れ対策で誘発目地が5m程度でありますが
今回斜角65度、幅員6.2m
内空H4.9m×B8.1m
平行四辺形のボックス
を設計中で誘発目地が直角にしか入らないのでボックス中心に入りません。
そのためVカットにしようと思いますが
1.ひび割れ対策の信頼性
2.側壁の内外のみに設ける
  この際、土中(外)の
  鉄筋は錆びないか
の懸念があります。
Vカット可能でしょうか。
それとも幅員も狭くVカット不要でしょうか。

場所打ち杭主鉄筋の断面変化位置について。

いつもお世話になっております。
場所打ち杭の断面変化位置について質問させてください。
『橋梁下部構造の配筋に関する参考資料(案)-国土交通省 九州地方整備局』が平成25年に改正となり、異なる鉄筋径の重ね継手長の場合、細径鉄筋による重ね継手長に訂正されています。
そこで、M1/2の位置より断面変化を行う場合の主鉄筋の長さは、M1/2の位置より断面変化後の細径でラップ長を伸ばすのか、これまで通り、M1/2の位置より定着長として太径での定着長を伸ばすのか、迷っています。
おわかりになる方、ご教示くださればと思います。
よろしくお願いいたします。

路床置換工の材料設計数量について

鹿児島県の独自単価で路床置換工や路盤工の材料としてシラスを利用することがありますが、設計数量の算出方法に疑問がありますので質問いたします。
積算基準によりますとシラスの設計密度が1,080kg/m3、現場着単位体積重量が1,130kg/m3、補正率0.10とあり100m2当りの路床置換材設計数量(m3)=100×設計厚(m)×[ 設計密度(kg/m3)/現場着単位体積重量(kg/m3)+補正率 ] となっています。
算出すると100m3当たり購入土(ぼかし土量)が106m3(変化率1.06)という結果になってしまい、実際現場で購入する数量と乖離しています。土量の変化率から考えると1.33位が妥当と思いますが設計数量の考え方に問題はないのでしょうか?

下層路盤の等値換算係数について

セクション

下層路盤の等値換算係数に関する質問です。
現在廃盤となっているアスファルト舗装要綱P33記載表-2.6.4の下層路盤-セメント安定処理の等値換算係数0.25は
①すべての切込砂利・切込砕石をセメント安定処理した時の値を示しているのか?
②修正CBR20~30の切込砂利・切込砕石の値を示しているのか?
③CBR20未満の切込砂利・切込砕石の値を示しているのか?
路床材またはその他材料を改良した後の一軸圧縮強さが0.98MPaを満たした時としているのか?
教えて頂ければ助かります。
わかりづらい文章ですが、一般的な下層路盤のTAが0.25なのに対してセメント安定処理を行った後の値も0.25なので詳しく知りたくて質問をしました。
(余談ですが舗装設計施工指針は確認しましたが、詳細な記載等ありませんのでアスファルト舗装要綱を基に質問しております)

ほとんど平坦な市街地の道路

お世話になります。
現在、検討中の現場は市街地を通る県道で、現況はほとんど平坦です。(交差点以外は0.05%程度)

横断構成のみ改良で、官民界はすべて出入り口になっており、高さは変更できません。
したがって、計画縦断勾配も同様に0.05%程度で、かつ一部レベル(0%)です。

そこで以下のような疑問が発生しました。

疑問1:構造令の運用と解説に記載されている縦断勾配の最小値である0.3~0.5%の縦断勾配を採用すると、官民界に15センチ程度の段差が生じる。→多分民地の人が納得しないであろう。
疑問2:同様に0.3%を採用すると、-0.3%、+0.3%と上がり下がりを繰り返し、視覚的に醜い。→少し奇妙な形です。
疑問3:最小値0.3%の規定は、「道路構造令」本文には記載がありません。(解説の中に「望ましい」と記述があるだけ)→これは屁理屈ですか?

こういった場合、皆様どうされていますか?
(市街地の道路では結構あると思うのですが。。。)

H24道示Ⅴ 10.8の帯筋と主筋の径につい

いつもお世話になります。
H24道示Ⅴ 10.8の帯筋と主筋の径についてです。
帯筋は主筋より細い径で、とH24道示Ⅴ追加になりましたが、脚柱の保耐、動解、ともに直方向の照査は弾性応答でした。
軸方向の主筋はD32、直方向の主筋は計算で決まらないからD16、帯筋はせん断耐力照査でD22とした設計を見かけました。
設計者は直方向が弾性応答だから、この規定には反していないとの回答でしたが…H24道示Ⅴ 10.8の帯筋と主筋の径については、これありきで、帯筋の間隔を規定していると考えます。
私は、帯筋と主筋の径の逆転はしないつもりですが…皆さんはいかがでしょうか?
ちなみに、その脚の破壊形態は直方向も軸方向も曲げ破壊型ですが…。