第255・256回西山記念技術講座「製鉄所における資源循環と廃熱利用」

鉄鉱石資源の劣質化は、最近の中国の鉄鋼生産量増加の停滞により、数年前の予想よりは鈍化しているが継続的に進行している。SiO2やAl2O3といった脈石成分だけでなく、鋼材品質に悪影響を与えるP濃度の増加にも対応していく必要がある。これらは製造コスト増につながるだけでなく、副産物であるスラグやダストの発生量増加も引き起こす。持続可能な開発目標(SDGs)を考えると、これらの有効利用技術を次世代に向けてアップグレードする必要がある。また、製鉄所では廃熱利用が非常に高効率に行われているが、さらなる利用もエネルギーの有効利用の観点から求められている。そこで、本講座では鉄鉱石資源の現状、不純物や廃熱の回収・利用技術の現状について整理し、今後の資源動向に対応するリサイクル技術について考える。
1.日時・場所:
第255回(大阪):2025年5月23日(金)9:50~16:40 受付時間:9:30~15:50
【対面開催】CIVI研修センター新大阪東7階E705会議室(https://www.civi-c.co.jp/access.html#higashi)
第256回(東京):2025年6月4日(水)9:50~16:40 受付時間:9:30~15:50
【ハイブリッド開催】鉄鋼会館 会議室(https://www.tekko-kaikan.co.jp/publics/index/4/)
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