独立行政法人 土木研究所 坂本 忠彦
1.大保ダムについて 現在、内閣府沖縄総合事務局北部ダム事務所により建設中の大保ダムは、沖縄北西部の治水と水資源開発を目的としたもので、完成すれば福地ダムに次ぐ沖縄で二番目に大きい貯水容量を持つダムになる。 大保ダムは本ダムと脇ダムという大きな二つのダムが建設されるというちょっと珍しい計画となっている。 本ダムは、堤高77.5m・堤体積410,000m3の重力式コンクリートダムで大保川本川を締切るダムである。脇ダムは、このダムによる貯留水が分水嶺の低標高部より流域外に流出することを防止するためのもので、堤高66.0m・堤体積1,750,000m3のロックフィルダムである。 これらのダムにおいても色々な技術開発が行われているが、実は今回紹介するのは、この両ダムの構造物に関して直接実施されているものではなく、付帯する構造物に使用されている技術開発である。なお、当情報交流サイトのシステムでは図や写真が表示できないのが残念であるが、図等の詳細は沖縄総合事務局北部ダム事務所のホームページ(http://www.dc.ogb.go.jp/hokudamu/)を参考にされたい。
2.CSG工法 CSG工法という工法を御存知であろうか。CSGとは、Cemented Sand and Gravelの略で、セメントで固めた砂礫を意味し、ダムなどの構造物を造る材料として最近注目されているものである。 従来、ダムはその材料によりコンクリートダムとフィルダム(大規模なものは、一般的にロックフィルダム)に大別されていた。CSG工法では、コンクリートダムには使えないような低品質の材料に、若干のセメントに水を加えて固化させることにより、堤体材料として活用を図るものである。セメント量は、60〜100kg/m3の超貧配合である。 日本が開発したRCD(Roller Compacted Dam Concrete)工法におけるセメント量(この場合、セメント+フライアッシュの合計である)で、110〜130kg/m3、普通の重力式コンクリートダムの内部コンクリートのセメント量は140〜160kg/m3(最大骨材寸法Gmax 150mmの場合)であるから、セメント量の少なさが理解できると思う。 セメント量が少ないので当然、材料強度が小さくなる。このため、材料強度が小さい場合に適合する堤体形状として台形が提案されている。いわば、材料も形状も重力式コンクリートダムとロックフィルダムの中間なのである。
3.台形CSGダム 台形CSGダムは、堤体材料としてCSGを使用し、表面には耐久性確保や遮水を目的として、上流側には遮水・保護コンクリート、天端および下流側には保護コンクリートを配置する。台形CSGダムは、弾性体として設計するため、堤体内に放流設備や監査廊、堤頂部に非常用洪水吐きなどを設置することが可能となる。
この形式のダムが最初に使用されたのは、国土交通省中部地方整備局長島ダムの仮締切ダムにおいてであり、次いで富山県の久婦須ダムや国土交通省北海道開発局の忠別ダムなどの仮締切ダムで採用されたが、いずれも堤高は15m程度以下の小規模なものであった。現在では、貯水池内の貯砂ダムなどで採用されるに至っているが、まだ本川を締切るダムには採用され建設されている例はない。しかし、沖縄総合事務局の億首ダム(堤高39m)においては台形CSGダムの形式採用が承認され、北海道開発局のサンルダム(堤高50m)、国土交通省九州地方整備局の本明川ダム(堤高64m)での採用が検討されている。 RCD工法に続く、日本発の新ダム建設工法として世界的に注目を集めつつある。
4.CSG工法の特徴 次のようなことが特徴となっている。 (1)CSGダムは、コンクリートほど材料強度を必要としないので、河川砂利、風化岩や掘削廃棄岩を有効利用できる。 (2)基礎地盤の強度や変形性に対して許容範囲が広い。 (3)骨材製造過程を大幅に簡略化できるため、施工時の仮設備が省略できる。 (4)全体掘削量や廃棄岩量が減少するので、環境への負荷が小さくなる。 (5)以上のことより建設コストが削減される。 ダムへの反対運動は根強いものがあるが、その原因について私は、次のようなものがあると思っている。 (a)自然環境の改変への反対(貯水池、道路、原石山、流況変化、水質変化等) (b)社会環境の改変への反対(水没家屋、農地、地域分断、人口減少等) (c)治水、利水計画への反対(必要性、効果の判定、代替手法等) (d)財政的負担(負担の大きさ、費用対効果等) (e)建設業界、特にゼネコンに対する反感 (f)以上のことを踏まえて、ダム建設の是非に関する民意を直接的に反映させるシステムが無いことに対する不満 CSG工法を用いて築造する台形CSGダムは、以上の原因のうち(a)と(d)の改善に寄与する。
5.大保ダムにおけるCSG工法 大保ダムにおいては次の4ヶ所でCSG工法が使用されている。
表-1 大保ダムにおけるCSG工法ダムの諸元 ――――――――――――――――――――――――――――――― 名称 堤高(m) 堤体積(m3) セメント量(kg/m3) ――――――――――――――――――――――――――――――― 沢処理工 30 33,000 60 汚泥貯留堤 16 5,700 80 上流仮締切堤 14 5,200 80 材料山締切堤 13 3,600 80 ―――――――――――――――――――――――――――――――
ここで紹介する沢処理工は、小さな沢の低標高部から貯留水が流域外へ流出することを防止するためのダムで永久構造物としての、台形CSGダムの第一号ともいうべきものである。もっとも貯砂ダムでの施工で「こちらが台形CSGダム第一号だ」と主張される方もおられるかもしれないが。 平成15年9月より沢処理工のCSGの打設を開始、外部からの見学者がダムと開く。
堤体表面にプレキャストコンクリートによる堤体表面型枠工が施工されている。次回は、この紹介をしたい。なお、CSG工法については、多くの論文があるが例えば次を参照されたい。
“藤沢侃彦、吉田等、平山大輔、佐々木隆:台形CSGダムの特徴と現在までの検討状況、ダム技術、No191、PP2〜23、2002年8月”
大保ダムを見学して―沖縄の渇水と技術開発の紹介― (2004年3月22日付第1回記事)
1.はじめに 2004年3月12日、沖縄総合事務局が沖縄県国頭郡大宣味村に建設中の大保(たいほ)ダムを見学した。その時の見聞を混じえながら、沖縄の渇水とダム建設における最近の技術開発の例を紹介したい。3回に分けて、今回は沖縄の渇水、次回はCSG工法、第3回にプレキャストコンクリートによるダム堤体表面型枠工法について紹介することとする。
2.沖縄は現在渇水中 沖縄在住の人を除き、沖縄が現在渇水中であることを知る人は少ないであろう。実は私も今回沖縄に行くまで、知らなかった。 平成15年の水源地降雨量は平年値の71%で、平成16年に入っても現在まで少雨傾向で渇水となっている。 沖縄の水源はダムからの取水、河川からの取水、海水淡水化施設の生産水の三本柱となっている。2月の日平均給水量は約400,000m3であるが河川からの取水量は約89,000m3、海水淡水化施設の生産水は35,000〜40,000m3で取水の大部分はダムに依存している。 ダムは国管理6ダム(福地ダム等)を含め9ダムで総利水容量は74,850,200m3であるが、3月10日現在の貯水率は48.9%で平年値より27.8ポイント低い。9ダムの貯水率が59.6%となった1月23日に渇水対策協議会(第2回目)が開かれ、節水キャンペーンの実施が決定された。 沖縄地方3ヶ月気象予報(3月〜5月)では降雨量は「平年並」となっている。今年の降雨量が「平年並」の場合でもダム貯水率等水源の大幅な回復は難しく、今後の水事情は更に深刻になり安定給水の維持が困難になることが予想され、3月末から給水制限に入る予定という。 以上は北部ダム総合管理事務所のホームページからの資料の要約である。(http://www.dc.ogb.go.jp/toukan/index.htm) 沖縄タイムス(3月12日)によれば復帰後、本島での制限給水は延べ1030日。32年間で約3年は「断水」であったという。 沖縄の民家の屋上には、現在も大きな貯水タンクが必ず設置されていて、沖縄へ初めて来た人には珍しい風景となっているが、給水制限になっても、給水時間に皆、貯水タンクに貯水するため節水効果は少ないとも聞いた。私の記憶では沖縄の渇水は継続時間の長い経年型であることが特徴であり今後の経過を見守っていきたいと考えている。
3.大保ダムにおける技術開発 沖縄の水問題をどのように解決するかについては各種の意見があることと思う。ダムによる水資源開発による解決に限度があることは承知しているが、水資源開発の基幹施設としてダムが大きな役割を果たしていることも事実である。 次回、大保ダムにおけるCSG工法について紹介することとする。
少々、旧聞に属するが、2月1日に横浜市の中心部、横浜駅と元町・中華街駅間4.1kmのみなとみらい線と名づけられた地下鉄が開業した。過日、一日乗車券を購入して各駅を探訪してみた。新高島駅だけが線路の両側に別々のホームがある相対式になっているが、横浜駅を含め、他の駅は上下線の間にホームがある島式になっていて、いずれも将来の混雑を見越して十分なホーム幅がとってある。ホーム階とコンコース階は見通しが良いように吹き抜けになっているところが多く、天井も高く快適な空間を創り出している。 横浜駅からみなとみらい駅の間は、新しく開発された街であるから、計画も工事も比較的容易であったろうが、馬車道、日本大通り、元町・中華街の各駅は既存の繁華街に設置しているので、関係者間の利害調整に、担当者は大変な苦労を強いられたことと思う。いろいろな方面に連絡できるように出入り口が作られているが、やや歩く距離が長い。逆に市街地でみなとみらい線の入り口を探すのに少々苦労する。この工事では最新の土木技術を駆使して、工事中はもとより、開業後にも環境保全に努めており、近接した建物に列車の振動が伝わらないように防振機能のついたスラブ(版)を線路の下に設置してあると聞いている。 この地下鉄は、みなとみらい21計画とともに計画され、その構想時には横浜市北部との連絡を便利にするため、JRの横浜線を東神奈川駅から地下化して接続する案が検討されたこともあったが、当時の国鉄は財政再建から分割民営化への真っ最中で、それだけの設備投資を行う力がなく、結局、現在のように東京急行電鉄の東横線を東白楽から地下化して直通運転をすることになったものである。都市交通計画上良い選択であったか、後世の批判に待つことになろう。
土木計画学研究委員会では平成16年度の研究発表会・春大会を2004年6月5日(土)、6日(日)の2日間、神戸大学六甲台キャンパスにて実施いたします。 各部門や論文応募方法など、本大会の詳細につきましては、第29回土木計画学研究発表会・春大会ホームページをご覧ください。
研究発表会の実施要領
1.実施期日:2004年 6月5日(土),6日(日)の2日間
2.実施場所:神戸大学六甲台キャンパス(神戸市灘区六甲台町1-1)
3.発表部門 (I)企画論文部門:旧来の研究分野とは異なる切り口や新分野の定着もねらいとし、集中討議、実務的課題への積極的取り組み、新分野・萌芽性を部門の特徴とするものです。 (II)スペシャル・セッション(SS)部門:現在進行中の課題への取り組み状況や速報的・萌芽的課題に対して幅広い意見交換の場(討論会、パネルディスカッション、ミニシンポ等)となるものです。 ※どちらの部門についても、90分を1セッションとして、その運営はセッション・オーガナイザーに一任されています。このため、論文発表時間などは、論文投稿後、各セッション・オーガナイザーと打ち合わせることになります。
4.各部門への論文応募方法について ホームページ上(もしくは、郵送)で応募してください。なお、申込数等により、講演をお断りすることもありますので、その際はご了承ください。
5.参加申込みについて 発表会に参加される全ての方は、2004年5月10日(月)〜5月21日(金) 17時までの期間内に,ホームページ上で参加登録を行って下さい。後日、請求書を送付致します。なお、登録時にIDが発行され、それにより発表会前(5月中旬を予定)に原稿をホームページよりダウンロードすることが可能となります。また、発表会当日、現地における参加申込みも承っております。なお、参加費6,000円(予定)には、発表会受付時に配布されるCD-ROM版講演集代も含まれます。
今月も行事案内満載です。 ひとつ発見したのは本部で学生会員の継続のはがきを出しているんですね。
土木学会職場班メールニュース 第21号=====================2003/12/25 -------------------------------------------------------------- 土木学会職場班班長各位
土木学会職場班メールニュース第21号をお送り致します。 ご多用中恐れ入りますが、貴職場班メンバーにご紹介下さるようお願い申し上げます。
土木学会 会員・支部部門
■トピックス■
1.平成16年度全国大会実施大綱のご案内 期日・会場:2004年9月8日〜10日・愛知工業大学および豊田スタジアム
2.個人会員宛「土木学会メールニュース」配信開始のご案内(pdf) 配信開始:12月末
3.会員継続のお願い 12月上旬に、来年3月卒業予定の学生会員に会員継続依頼のハガキをお送りしました。 ご回答いただけない場合は全国大会発表に支障を来たす恐れ等がありますので、是非ご回答下さい。
4.会費・論文集購読料の自動引落のご案内(pdf) 会費・論文集購読料のお支払には、便利な自動引落を是非ご利用下さい。
5.平成15年度土木学会賞応募要領のご案内 応募締切:2004年1月20日
6.平成15年度第2回フェロー会員申請のご案内 申請締切:2004年3月31日
7.継続教育制度
■土木学会認定継続教育(CPD)プログラムの申請手続きのご案内
■土木学会認定継続教育(CPD)プログラムの実施予定
■Webによる学習サイト開設((独)科学技術振興機構)
8.土木学会論文集定期購読者募集
9.新刊案内 ■土木製図基準[平成15年小改訂版](12月発行) ■土木学会誌叢書? 生命環境を守る緑(11月発行) ■コンクリートライブラリー112 エポキシ樹脂塗装鉄筋を用いる鉄筋コンクリートの設計施工指針[改訂版](11月発行)
■ご案内■
1.本部行事
1) 第9回地下空間シンポジウム 期日・会場:2004年1月16日・早稲田大学国際会議場(東京)
2) 講習会「土木技術者の倫理」 期日・会場:2004年1月16日・土木学会AB会議室(東京)
3) 土木デザインワークショップ2004「美しい風景のデザイン−浜・川・野をめぐって−」 期日・会場:2004年1月19日・東京工業大学百年記念館フェライト記念会議室(東京)
4) 「FRP橋梁−技術とその展望−」に関する講習会 期日・会場:2004年1月20日・土木学会講堂(東京)
5) 第33回岩盤力学に関するシンポジウム 期日・会場:2004年1月29日〜30日・土木学会講堂および会議室(東京)
6) 第5回地震災害マネジメントセミナー「GISを利用した地震防災情報管理の最前線」−事前予防・事後復旧における情報活用の現状と課題−(pdf) 期日・会場:2004年3月12日・中央大学駿河台記念館(東京)
7) 第48回水工学講演会 期日・会場:2004年3月16日〜18日・熊本大学北キャンパス
2.本部委員会活動
1) 河川懇談会第8回共同研究の公募 申込締切:2004年1月16日
2) 第29回海洋開発シンポジウム講演の募集 期日・会場:2004年7月7日〜8日・沖縄コンベンションセンター 申込締切:2004年2月5日
3) 第8回鉄道力学シンポジウム論文等の募集 期日・会場:2004年7月14日・土木学会(東京) 申込締切:2004年2月20日
4) 第18回風工学シンポジウム発表論文の募集 期日・会場:2004年12月1日〜3日・日本学術会議講堂(東京) 申込締切:2004年6月1日
3.支部行事
1)東北支部
★平成15年度東北支部総合技術賞および技術開発賞・論文奨励賞候補の募集 申込締切:2004年2月6日
2)関東支部
★第31回技術研究発表会 期日・会場:2004年3月5日〜6日・防衛大学校
3)中部支部
★「土木技術者に求められる姿」−技術士資格取得のために−講習会 期日・会場:2004年2月20日・名古屋市工業研究所ホール
★2003年度土木技術者・研究者による出前講座
4)関西支部
★平成15年度施工技術報告会 主題「最近の建設技術と施工事例」 期日・会場:2004年1月16日・建設交流館グリーンホール
★平成15年度関西支部技術賞候補の説明会 期日・会場:2004年2月3日・建設交流館グリーンホール
■会員課から■
1.15年度会費再々々請求のご案内 会費未納の会員におかれましては、12月上旬に会費再々々請求書をお送りしました。 会費を滞納されますと、全国大会発表に支障を来たす恐れ等がありますので、お早めにお納め下さるようお願い申し上げます。
2.住所変更はお早めに 学会誌等がお届けできなくなりますので、住所変更届(pdf)に必要事項を記入の上、FAXにてお知らせ下さい。
3.会員増強にご協力を 「個人会員・法人会員の特典」「学生会員の特典」を作成しました。入会勧誘にご利用下さい。
4.土木学会インターネット入会申込受付サービスのご案内 入会申込には、インターネット入会申込受付サービスをご利用下さい。
高速道路を撤去して、清流を取り戻すというソウルでのプロジェクトを紹介するテレビ番組がある。周知のことかも知れないが。 このニュースは、神戸大での関連した講演会の報告者から得たので、末尾にその記録も入れた。 テレビ朝日 素敵な宇宙船地球号
[第312回] 12月7日 23:00〜23:30放送 シリーズメガシティーの挑戦 【第15回】 「高架道路が川に戻る日」 〜ソウル1000万人の決断〜 予告編: http://www.tv-asahi.co.jp/earth/midokoro/2003/20031207/index.html
なお,関連した講演会の記録が神戸大COEのHPに掲載. http://www.arch.kobe-u.ac.jp/~en3/COE/indexFrameset.htm
東アジアからユーラシア大陸を経てトルコへ至る「アジアハイウェイ」計画への,日本の参加が決まりました。11月18日までバンコクで開かれた国連のアジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)の専門家会合で採択された政府間協定に盛り込まれました。 既存の道路に「アジアハイウェイ」と明記した共通の標識を設け,日本国内では東名,名神など既存の高速道路が指定される見込みだそうです。
・平成15年11月20日 朝日新聞[注1] アジアハイウエー1号線の起点は東京に 日本の参加決定
注1: 「サイト内検索」で“アジアハイウエー”を検索して表示可(“ウェイ”では検索できません) 参考:アジアハイウェイ政府間協定(仮称)の採択について(アジアハイウェイ政府間協定(仮称)に関する政府間会合の結果概要)(国土交通省) Proposed Asian Highway Route Map(UN ESCAP)※旧版のため釜山が起点になっています
政府の経済財政諮問会議は11月21日,道路や河川などの公共施設を民間業者が利用しやすくするための規制緩和策を打ち出しました。政府の地域再生本部が年内に策定する「地域再生基本方針」にも盛り込むそうです。 現在は道路法の規定により,例えば歩道でカフェを開くには道路管理者の許可が必要ですが,許可できる施設は「電柱」「郵便差出箱」などと限定され,カフェなどは含まれていません。規制緩和が実現すれば,欧米の都市のように歩道や道路を利用したカフェが増えるなど,道路空間の多目的・高付加価値の利用が進み,経済活性化にも役立つことでしょう。
・平成15年11月21日 朝日新聞[注1] 公道開放,もっとオープンカフェを 政府方針
注1: 「サイト内検索」で“公道開放”を検索して表示可
政府は,年内に決定する道路関係四公団民営化の具体案について,高速道路を管理・運営する民営化会社が民営化後10年をめどに行う高速道路資産の買い取りを認めず,引き続き国の保有とする方針を固めました。
昨年12月に民営化推進委員会がまとめた最終報告書は「民営化会社が10年後をめどに道路資産を買い取る」と明記。これに関して「高速道路だけ民有地というのは道路交通行政として一貫性を欠く」との指摘があることや,災害時などの安全保障上の観点から国が保有することが望ましいと判断したそうです。
・平成15年11月7日 Yahoo! ニュース 高速道,将来も国保有 政府の道路公団民営化案
職場班ニュースを転載します。いろいろなニュースが満載です。
個人向けメールニュースが12月末開始するようです。 どのようなシステムになるのかわかりませんが、 どうも混在しているような気がします。 土木学会職場班メールニュース 第19号=======================2003/10/31 --------------------------------------------------------------- 土木学会職場班班長各位 土木学会職場班メールニュース第19号をお送り致します。 ご多用中恐れ入りますが、貴職場班メンバーにご紹介下さるようお願い申し 上げます。
土木学会 会 員・支部部門
1.会費・論文集購読料の自動引落のご案内 会員各位におかれましては、自動引落を是非ご利用下さい。 詳細: http://www.jsce.or.jp/outline/admission/member-d.pdf
2.個人会員宛「土木学会メールニュース」配信開始のご案内 配信開始:12月末 詳細: http://www.jsce.or.jp/outline/admission/mail_news.pdf
3.平成15年度「土木の日」および「くらしと土木の週間」のご案内
詳細: http://www.jsce.or.jp/topics/topics_22/frameset.htm
4.平成15年度土木学会賞応募要領のご案内
応募締切:2004年1月20日 詳細: http://www.jsce.or.jp/outline/syou/2003/bosyu.html
5.西山芳一写真展「タウシュベツ」のご案内 詳細: http://www.jsce.or.jp/library/photo-tau/taushubetsu.html
6.「トルコ地震被害調査団」報告書 詳細: http://www.jsce.or.jp/report/19/index.html
7.2003年度2級技術者資格審査筆記試験問題(択一式)のご紹介 詳細: http://www.jsce.or.jp/opcet/shikaku/2003/2/mondai.htm
8.継続教育制度
■土木学会認定継続教育(CPD)プログラムの申請手続きのご案内 http://www.jsce.or.jp/opcet/cpd/sinsei.htm
■土木学会認定継続教育(CPD)プログラムの実施予定 http://www.jsce.or.jp/opcet/cpd/cpdhpprogindex.htm
■Webによる学習サイト開設(科学技術振興事業団) http://www.jsce.or.jp/opcet/cpd/jst.htm
9.土木学会論文集定期購読者募集
http://www.jsce.or.jp/outline/admission/invite.html#ronbun
10.新刊案内
http://www.jsce.or.jp/publication/new/new2003.html
■トンネル・ライブラリー13 都市NATMとシールド工法との境界領域
−荷重評価の現状と課題−(10月発行)
■2003年版全国土木系教官・教員名簿[大学・短大・高専](9月発行)
■トンネルの変状メカニズム(9月発行)
http://www.jsce.or.jp/journal/kaikoku/
1)第5回複合構造の活用に関するシンポジウム
期日・会場:11月6日〜7日・土木学会講堂(東京)
詳細: http://www.jsce.or.jp/committee/st/comp_ren/right.htm
2)第4回計算力学小講習会「有限要素の性質とその評価」
期日・会場:11月10日・土木学会講堂(東京)
詳細: http://www.jsce.or.jp/journal/kaikoku/m200310/honbu/honbu01.htm
3)「コンクリート標準示方書[維持管理編]に準拠した維持管理マニュアル
(その1)および関連資料の発刊」ならびに「エポキシ樹脂塗装鉄筋を用いる
鉄筋コンクリートの設計施工指針の改訂」に関する講習会
期日・会場:11月10日・野口英世記念館(東京)
詳細: http://www.jsce.or.jp/journal/kaikoku/m200309/honbu/honbu10.htm
4)日中舗装技術ワークショップ
期日・会場:11月11日〜14日・
中央大学後楽園キャンパス3号館10階31008会議室(東京)
詳細: http://const.civil.chuo-u.ac.jp/lab/highway/japanchina/
5)第40回環境工学研究フォーラム 期日・会場:11月14日〜15日・和歌山大学システム工学部
詳細: http://www.jsce.or.jp/committee/eec/40forum_pro.html
6)第50回海岸工学講演会記念特別シンポジウム
「海岸工学の新たな発展に向けて」
期日・会場:11月17日・中央大学駿河台記念館(東京)
詳細: http://www.cvg.ynu.ac.jp/~cec/conf/50/program_50.pdf
7)第50回海岸工学講演会
期日・会場:11月18日〜20日・中央大学駿河台記念館(東京)
8)第21回建設マネジメント問題に関する研究発表・討論会
−変革への挑戦〜新時代における市民とシビルエンジニアのあり方−
期日・会場:11月25日〜26日・北海道大学学術交流会館
詳細: http://www.jsce.or.jp/journal/kaikoku/m200310/honbu/honbu04.htm
9)第28回土木計画学研究発表会・秋大会
期日・会場:11月27日〜29日・豊橋技術科学大学
詳細: http://www.jsce.or.jp/committee/ip/index.htm
10)「これからの舗装評価方法」に関する講習会
期日・会場:11月28日・興和ビル第3〜第5会議室(新潟会場)
12月5日・大阪科学技術センター4階404号室(大阪会場)
詳細: http://www.jsce.or.jp/journal/kaikoku/m200310/honbu/honbu07.htm
11)第5回地震防災技術懇話会
期日・会場:12月1日・土木学会講堂(東京)
詳細: http://www.jsce.or.jp/journal/kaikoku/m200310/honbu/honbu08.htm
12)「水理公式集例題プログラム集」講習会
期日・会場:12月2日・北海道開発土木研究所講堂
詳細: http://donko.civil.tohoku.ac.jp/hydr_prog/program.html
13)第21回建設用ロボットに関する技術講習会
−維持管理に関連した自動化・ロボット化の現状と展望−
期日・会場:12月2日・土木学会講堂(東京)
詳細: http://www.jsce.or.jp/committee/robot/lifeline/kouen%20puroguramu.doc
14)第8回設計工学に関するシンポジウム
期日・会場:12月4日〜5日・土木学会講堂(東京)
詳細: http://www.jsce.or.jp/committee/st/tcpc/sympo/index.html
15)「トンネルの変状メカニズム」発刊に伴う講習会
期日・会場:12月5日・ガーデンパレス(福岡会場)
詳細: http://www.jsce.or.jp/committee/rm/Announce/tunnel.htm
http://www.jsce.or.jp/committee/frameset.htm
1)「土木建設技術シンポジウム2004」講演論文等の募集
期日・会場(予定):2004年7月・東京都内
申込締切:11月21日
詳細: http://www.jsce.or.jp/committee/sekou/sub4/sympo04/index.htm
1)中部支部
詳細: http://www.jsce.or.jp/branch/chubu/demae/03demae/03demaeinfor.htm
2)関西支部
★会員対象見学会「南阪奈道路工事現場」 期日:11月21日
詳細: http://www.jscekc.civilnet.or.jp/secretaries/planning/2003/kaiin.htm
★FCCサロン「自転車ツーキニストから見た土木」 期日・会場:12月1日・大阪府立女性総合センター
詳細: http://www.jscekc.civilnet.or.jp/secretaries/fcc/2003/fcc2003.htm
★コンクリート構造の設計・施工・維持管理の基本に関する研修会 期日・会場:12月4日〜5日・大阪科学技術センター大ホール
詳細: http://www.jscekc.civilnet.or.jp/secretaries/seminars/2003/kenshu.htm
★FCCフォーラム「土木の新たなフロンティア開拓と将来像」 期日・会場:12月12日・建設交流館グリーンホール
詳細: http://www.jscekc.civilnet.or.jp/secretaries/fcc/2003/fcc1212.htm ★平成15年度施工技術報告会 主題「最近の建設技術と施工事例」 期日・会場:2004年1月16日・建設交流館グリーンホール
詳細: http://www.jscekc.civilnet.or.jp/secretaries/seminars/2003/sekou0116.htm
3)中国支部
★平成15年度工事報告会「鳥取県における社会資本整備の現状とその未来」
期日・会場:11月21日・ウェルシティ鳥取
詳細: http://www.hiroshima-cdas.or.jp/jscecb/kouji/index.html
★橋の動的耐震設計に関する講習会(広島会場)
期日・会場:12月5日・広島市まちづくり市民交流プラザ
詳細: http://www.hiroshima-cdas.or.jp/jscecb/training/index.html
4)四国支部
★徳島地区行事「第3回技術講習会」
鋼・コンクリート複合構造物における接合部の力学
期日・会場:11月7日・徳島大学工学部K棟309教室
詳細: http://www.ce.tokushima-u.ac.jp/www/wwwjsce7/tokushima/events/20031117.html
★愛媛地区「講演会および産官学技術交流会」
期日・会場:11月21日・松山全日空ホテル
詳細: http://www.cee.ehime-u.ac.jp/~jsce/sangaku_gijutu_koryu15.htm
★徳島地区行事「平成15年度地域防災シンポジウム」
テーマ「洪水災害に備える」
期日・会場:11月23日・阿南市文化会館
詳細: http://www.ce.tokushima-u.ac.jp/www/wwwjsce7/tokushima/events/20031123.html
5)西部支部
★平成15年度講習会「九州の将来像と今後の社会資本整備について」
期日・会場:11月27日・九州エネルギー館
詳細: http://www.jsce.or.jp/branch/seibu/sirase/h15_11kousyuu/h15_11kousyuu.htm
★平成15年度研究発表会の講演募集
期日・会場:2004年3月6日・日本文理大学 申込締切:12月1日
詳細: http://www.jsce.or.jp/branch/seibu/sirase/h15_kenkyuhapyou/h15_kenkyuhapyou. htm
1.15年度会費再々請求のご案内
会費未納の会員におかれましては、10月初旬に会費再々請求書をお送り
しました。お早めにお納め下さるようお願い申し上げます。
2.住所変更はお早めに
学会誌等がお届けできなくなりますので、住所変更届(下記PDFファイル
をご利用下さい)に必要事項を記入の上、FAXにてお知らせ下さい。
http://www.jsce.or.jp/outline/admission/form.pdf
3.会員増強にご協力を
「個人会員・法人会員の特典」「学生会員の特典」を作成しました。
入会勧誘にご利用下さい。 http://www.jsce.or.jp/outline/admission/invite.html
4.土木学会インターネット入会申込受付サービスのご案内
入会申込には、インターネット入会申込受付サービスをご利用下さい。 http://www.jsce.or.jp/outline/admission/mem_p_f.html ============================================================= 配信に関する手続き、ご意見等は以下のアドレスにお願いします。 <配信先変更・ご意見・ご感想、配信に関するお問合わせなど> mailto:member-mn@jsce.or.jp
[土木学会職場班メールニュース] 発行:土木学会 会員・支部部門 (〒160-0004 東京都新宿区四谷1丁目無番地)
横浜市営地下鉄では,平成15年12月1日より,すべての座席を優先席にすることになりました。優先席のあり方を検討した結果,マナーの原点に立ち返り,誰もが気楽に席を譲り合える車内環境を作るとの考えから,実施に至ったそうです。
全国の公共交通機関に波及するかもしれません。
横浜市営地下鉄は全席を優先席にします!(PDF形式:55KB)(横浜市交通局)
第28回土木計画学研究発表会・秋大会のご案内
土木計画学研究委員会では平成15年度の秋大会を2003年11月27日(木)〜29日(土)の3日間、豊橋技術科学大学にて実施いたします。 研究発表会の開催案内
1.主催 土木学会(担当:土木計画学研究委員会)
2.期日 2003年11月27日(木)〜11月29日(土)
3.会場 豊橋技術科学大学 所在地:〒441−8580 愛知県豊橋市天伯町雲雀ヶ丘1−1
名古屋空港〜名古屋駅 連絡バス利用 所要時間約30分 料金870円 名古屋駅〜豊橋駅 新幹線こだま利用 所要時間約35分 料金2,230円 名古屋空港〜豊橋駅 高速バス利用 所要時間約100分 料金2,500円 豊橋駅〜豊橋技術科学大学 定期バス利用 所要時間約25分 料金430円
4.参加方法 参加申し込み用ホームページ(http://www.academies.jp/gakkai/pip28/attend.html)からお申し込みください。
5.参加費 一般6,000円、学生3,000円
6.テキスト CD−ROMを参加申込と引き換えに配布します(10月末に発送予定)
講演プログラム、その他内容につきましては、土木計画学研究委員会ホームページ(http://www.jsce.or.jp/committee/ip/index.htm)よりお知らせしておりますので、ご参照ください。
土木学会では、2003年9月26日に北海道地方を中心として発生した強い地震の被害について、土木学会災害緊急対応部門に地震工学委員会、コンクリート委員会、海岸工学委員会を中心とする合同調査団を編成し、地震動、津波の実態やその被害状況について現地調査団(団長:佐藤浩一北海道大学大学院工学研究科教授)を派遣致しております。
調査速報ならびに調査団の構成は、土木学会ホームページの「災害速報(「03年十勝沖地震調査団」調査速報について)」 に掲載いたしております。
本日(10月1日),東海道新幹線に品川駅が開業しました。
新駅の開業に伴うダイヤ改正により,東京〜大阪間の1日の上下本数は287本から291本に増え,特に「のぞみ」は75本から137本へとほぼ倍増します。新駅開業で東京南西部や神奈川県東部からのアクセス時間が20〜30分短縮され,「のぞみ」の値下げ効果も加わって,集客力が一気に高まる可能性があるということです。
また,品川駅周辺や大崎地区など,地域全体の活性化につながるとの期待も膨らんできました。
・平成15年10月1日 産経新聞[注1] 新幹線「品川駅」開業 トリプルメリットに期待膨らむ
注1: 「記事検索」で“品川駅”を検索して表示可
参考: 動き出す日。(JR東海) 品川駅開業詳細情報(JR東海)
国土交通省が一級河川の堤防約2,000km分を調べた結果,約400kmで必要な強度が不足し,増水時に決壊する危険性のあることがわかりました。同省は対象を広げて調査を続けていますが,危険個所は最終的に全堤防の2割程度に達すると見られています。
・平成15年9月22日 読売新聞[注1] 堤防の2割が決壊の危険…増水時の1級河川
注1: 「記事検索」で“決壊”を検索して表示可
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