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トヨタが造る空港〜カイゼンで1000億円安くなる〜

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ユーザー 宮田 卓 の写真

「日経ビジネス」2003年5月5日号の特集記事(日経ビジネス EXPRESSで"トヨタが造る空港"をサイト内検索すると目次を見ることができます。)で,中部国際空港建設工事でのトヨタ方式による大胆なコスト削減が紹介されています。

トヨタのお家芸の「カイゼン」でコスト圧縮効果が随所に現れ,約7,700億円の事業費のうち早くも1,000億円が削減される見通しとのこと。事業費が計画の1.4倍に膨れ上がった関西国際空港1期工事の事例と比較しながら,官の常識を覆す「3つの核心」を指摘しています。

これからの公共事業の大きなヒントとなるのではないでしょうか。

ダムの耐震設計について

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ユーザー hathiouzi の写真

 ダム管理事務所に勤務しています。

 地震が発生したときダムは大丈夫なのかといった質問をよく一般の方から受けます。その場合、ダムは設計震度法により設計されており、ここのダムは設計震度K=0.12で設計され滑動に対する安全率は4以上となっていて安全であると説明しておりますが、気象庁の発表する震度との関係が解らず、その当たりの事を含めて説明することが出来なく、良く納得してもらえません。
 設計震度と気象庁の発表する震度との関係はあるのでしょうか。あるとすればどの様な関連で設計震度を地域別(強震地域、中震地域、弱震地域)に設定しているのでしょうか、わかりやすくご教授頂けませんでしょうか。

アルカリ骨材反応による鉄筋の破断

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ユーザー masaaki の写真

 一部の新聞でアルカリ骨材反応による鉄筋の破断の記事が掲載されていましたが、4月10日にNHKのクローズアップ現代[注1]でJR西日本の鉄道橋脚や石川県の道路橋脚等の鉄筋破断の生々しい映像が放映されました。 新聞記事は以下のとおり。

 ・3月19日 毎日新聞[注2] 鉄筋破断:診断方法マニュアルを配布 国交省が調査指示
 ・4月10日 産経新聞[注3] コンクリ内の化学反応で鉄筋破断 山陽新幹線橋脚

 土木学会コンクリート委員会では早速、対策委員会を設置し検討を始めたと聞きました。土木学会の姿勢としては、適切であり、早急の対応は高く評価されるものであると思います。

 社会への影響を考えると、土木学会として見解あるい対応方針をマスコミを通じて発表するべきではないでしょうか?

注1: 「放送記録」から「2003年4月」を選択後、「第2週」を選択して表示可
注2: 「過去2年間のニュース」で"アルカリ骨材反応"を検索して表示可
注3: 検索窓で"アルカリ骨材反応"を検索して表示可

総合学習に関する取り組み リンク集を作ろう

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ユーザー 中川 義也 の写真

今日、土木学会のコンクリート委員会教育研究小委員会に飛び入りさせてもらい、JSCE.jpの営業をしましたが、小中学校の総合学習での教材提供が委員会の議題になっていました。
このような「総合学習対応」は様々な委員会で行われているとおもいますので、情報共有してください。
コンクリート委員会で紹介されたもの
1 幼稚園児対象 「生コンを見て、触って楽しもう&ちょっと交通安全」
島根県の生コンコンクリート工業組合が主催したもので、幼稚園児・父母を対象に、手形作り、ミキサー車の試乗体験、水出しの見学、大型車の巻き込み防止の説明 などをしたもの。非常に盛況だったとの報告。
大型車・工事車両に対するイメージアップの意味もある。
参照: セメント新聞社、コンクリートテクノ、2002.12、pp.27-29

2 セミナー、ビデオ教材の提供など (土木学会関西支部FCCW)
H15,3.27に「土木事業を一般に理解してもらうための情報発信、コミュニケーションのあり肩」と「小学校・総合学習における情報発信」をテーマにセミナーをした。
また、この中でビデオ教材の貸し出しを行っていることが紹介された。詳しくはここ。
http://www.tecta.co.jp/FCCW_video/

3 6年生向け 野蒜築港を題材とした授業案
宮城県の小学校教諭が作成した15ページに及ぶ「総合的な学習活動案」の紹介。
非常によく調べていらっしゃるけど、長いのでここにはのせません。
詳しくは、どこに問い合わせればいいですか>委員会の方々

国立国語研究所「外来語」委員会の言い換え語一覧

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ユーザー 小松 淳 の写真

2003年4月25日、国立国語研究所「外来語」委員会第1回「外来語」言い換え提案(最終発表)を公表しました。

この中にわれわれ技術者が普段よく使っている外来語がたくさん含まれています。
第2回「外来語」言い換え提案は、7月末に中間発表、意見募集後、10月に最終発表を行う予定だそうです。

以下に今回提案された言い換え語一覧を加工して示します。(詳細は原文を参照してください。)
提案では★と☆を組み合わせて理解度として表示しているものを、ここでは★だけを用いて理解できない人の度合いを表すものとして整理しなおしています。

★★★:その語を理解しない人が国民の4人に3人以上の段階
      公的な場面で用いることは避ける方が望ましい。
★★ :その語を理解しない人が国民の4人に2人以上の段階
      外来語のままで用いることは避けたい語が、
      今後、普及定着に向う可能性のある語も含まれる。
★  :その語を理解しない人が国民の4人に1人以上の段階
      定着に向って進行しつつあり、
      外来語を用いることにさほど問題のない場合も多いが、
      幅広い層の人に理解してもらう必要のある場合には、
      まだ何らかの手当てが必要。

言い換え語等一覧(五十音順)
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  難度    外来語        言い換え語 | その他の言い換え語例
全体 60歳以上
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★★★ ★★  アイドリングストップ 停車時エンジン停止
★★★ ★★★ アクションプログラム 実行計画 | 行動計画 実行手順
★   ★★  アクセス       (1) 接続 (2) 交通手段 (3) 参入
                   | (1) 接近 利用 (2) 交通の便 連絡
★★★ ★★★ アジェンダ      検討課題 | 議題 行動計画
★★★ ★★★ アセスメント     影響評価 | 事前評価 再評価 評価 査定
★★★ ★★★ アナリスト      分析家 | 専門家 分析専門家
★★★ ★★★ アメニティー     快適環境 快適さ
                   | 快適空間 住み心地のよさ 居心地のよさ
★★★ ★★★ インキュベーション  起業支援 | 起業家育成 新規事業支援 創業支援
★★  ★★★ インサイダー     内部関係者 | 会社関係者 内部者 部内者
★★★ ★★★ インターンシップ   就業体験 | 体験就業 就業実習 専門実習
★★★ ★★★ インタラクティブ   双方向的 | 対話的
    ★   インパクト      衝撃 | 印象 影響 迫力
★★★ ★★★ インフォームドコンセント 納得診療 説明と同意
★★★ ★★★ オピニオンリーダー  世論形成者 | 世論主導者 世論リーダー 論客
★★★ ★★★ オンデマンド     注文対応 | 受注対応 注文即応 受注生産
★   ★★  ガイドライン     指針 | 運用指針 手引き
★★★ ★★★ キャピタルゲイン   資産益 | 資産収益 資産売却益 資産値上がり益
    ★   ケア         手当て 介護 | 看護 手入れ
★★★ ★★★ コミット       (1) かかわる (2) 確約する
                   | (1) 関与する 参与する
★★★ ★★★ コミットメント    (1) 関与 (2) 確約 | (1) かかわり (2) 公約
★★★ ★★★ コンセンサス     合意
★★★ ★★★ コンソーシアム    共同事業体 | 共同研究体 共同企業体 企業連合
★★★ ★★★ コンテンツ      情報内容 | 内容 中身 番組
★★★ ★★★ サーベイランス    調査監視 | 監視
★★★ ★★★ シーズ        種(たね) | 種子 技術の種(たね)
★   ★★  シェア        (1) 占有率 (2) 分かち合う 分け合う
                   | (1) 市場占有率 (2) 共有する 分担する 分配する
★   ★★  シフト        移行 | 切り替え 転換
★★  ★★  シンクタンク     政策研究機関 | 調査研究機関
★★★ ★★★ スキーム       計画 | 枠組み
★★★ ★★★ スクリーニング    ふるい分け | 選別 選別検査 選抜
★★★ ★★★ スケールメリット   規模効果 | 規模の利益 規模利益 規模拡大効果
★★★ ★★★ ストックヤード    一時保管所 | 保管所
★★★ ★★★ セカンドオピニオン  第二診断
                   | 第二意見 別の医師の意見 別の弁護士の意見
★   ★★  セキュリティー    安全 | 安全性 防犯 保安
★★★ ★★★ ゼロエミッション   排出ゼロ | 廃棄物ゼロ ごみゼロ 完全再利用
★★★ ★★★ タイムラグ      時間差 | 遅れ
    ★   デイサービス     日帰り介護 | 日帰りサービス 通所介護
★★  ★★★ デリバリー      配達 | 宅配 配送
★★★ ★★★ トレーサビリティー  履歴管理 | 履歴管理制度 追跡可能性
★★  ★★  ノンステップバス   無段差バス | 低床(ていしょう)バス
★★★ ★★★ ハーモナイゼーション 協調 | 調整 国際協調 制度調和
★★★ ★★★ バックオフィス    事務管理部門 | 事務部門 管理部門 間接部門
★   ★   バリアフリー     障壁なし | 無障壁 段差なし
★★★ ★★★ フィルタリング    選別 | 情報選別 より分け
★★★ ★★★ フェローシップ    研究奨学金 | 研究奨学生資格
★★  ★★★ フォローアップ    追跡調査 | 事後点検 後の手当て
★   ★★  プレゼンテーション  発表 | 説明 提示 提案
★★  ★★★ フレックスタイム   自由勤務時間制 | 時差勤務
★★★ ★★★ プロトタイプ     原型 | 試作モデル 試作品
★★  ★★★ ポジティブ      積極的 | 肯定的 前向き
★★  ★★  マスタープラン    基本計画
★★  ★★★ メンタルヘルス    心の健康 | 精神保健 精神衛生
★★★ ★★★ モータリゼーション  車社会化 | 車社会
★★  ★★★ モチベーション    動機付け | 意欲 やる気 士気
★★★ ★★★ モラトリアム     猶予 | 債務支払い猶予 猶予期間
★★★ ★★★ ユニバーサルサービス 全国均質サービス
★   ★★  ライフサイクル    生涯過程 | 一生涯 循環過程
★   ★★  ライフライン     生活線 | 生命線 命綱 光熱水路
★★★ ★★★ リーフレット     ちらし | パンフレット 手引き 案内
★   ★★  リニューアル     刷新 | 改装 新装 一新
★★  ★★★ ワーキンググループ  作業部会
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第2回「外来語」言い換え対象語
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アーカイブ、デジタルアーカイブ、アイデンティティー、アプリケーション、
イノベーション、インセンティブ、インフラ、エンパワーメント、
エンフォースメント、オブザーバー、オンライン、キャッチアップ、
グランドデザイン、グローバリゼーション、グローバル、ケーススタディー、
コア、コミュニケ、コミュニティー、コラボレーション、
コンセプト、サマリー、シミュレーション、スクーリング、
セーフティーネット、セクター、タスク、タスクフォース、
ダンピング、データベース、トレンド、ノーマライゼーション、
バーチャル、バーチャルリアリティー、ハードウェア、パートナーシップ、
バックアップ、ビジョン、フォーラム、フレームワーク、
ベンチャー、ボーダーレス、ポテンシャル、マーケティング、
マクロ、マネジメント、マネジメントシステム、マルチメディア、
ミスマッチ、ミッション、メセナ、モニタリング、
モラルハザード、ユビキタス、ライブラリー、リアルタイム、
ログイン、ワークショップ
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建コン協の会誌「Consultant」(季刊)も面白い

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ユーザー 小松 淳 の写真

雑誌架に目を向けると、ヨーロッパの街並みに最新型の路面電車という表紙の、まるで航空会社の国際線機内誌のような雑誌が「手に取ってくれ」と言わんばかりに土木学会誌の横に並んでいた。

手にとって中を開くとグラビアがすこぶる美しい。
もう少しページをめくると、そこには円谷プロ作品「ウルトラマン」の監督だった実相寺昭雄氏の、路面電車を題材とした書き下ろし水彩画が見開き2ページにわたって文章とともに掲載されていた。

これは、と、前の号を探してみると、これまた美しい海外風景写真に埋め尽くされていた。

この冊子は、現在通巻219号になった(社)建設コンサルタンツ協会が発行する会誌「Civil Engineering Consultant」である。
以前の「明日へのJCCA」という名前を2001年1月発行のVol.210から変更し、同時にデザインも一新している。今回紹介したのは最近の2号、Vol.218とVol.219である。2003年1月発行のVol.218は、編集委員会が初めて独自海外取材を敢行した「土木遺産」特集号だ。2003年4月発行のVol.219は「路面電車」特集。

実相寺監督の書き下ろし水彩画は一見の価値あり。無知をさらけ出すようだが、LRTがLight Rail Transitの略であることも「軽快電車」と和訳されていることも初めて知った。

以下、新装なってからの特集を列挙する。

2003年 4月(Vol.219) 路面電車/LRT−人と環境にやさしい乗物−
2003年 1月(Vol.218) 土木遺産−活用され愛されつづける文化−
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2002年10月(Vol.217) 地域を活かす情報
2002年 7月(Vol.216) 河川技術者の志
2002年 4月(Vol.215) 循環型社会−持続可能な未来に向けて−
2002年 1月(Vol.214) 文明の劇場・首都−その変遷と未来−
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2001年10月(Vol.213) 和歌山−自然と歴史の宝庫 紀の国−
2001年 7月(Vol.212) 仙台−杜の都の水文化−
2001年 4月(Vol.211) 防災−災害を忘れないために−
2001年 1月(Vol.210) 21世紀−新しい時代に伝えるもの−

「インターネットの100人」が変わらないと思った分野

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ユーザー 小松 淳 の写真

インプレス社発行インターネットマガジン2003年5月号(通巻100号)の特別付録に「インターネットの100人」という小冊子がついてました。ここに、100人のキーパーソンに"インターネット登場以前と以降とで、変わったと思う分野にA、変わっていないと思う分野にB、今までとあまり変わらなかったがこれから大きく変わっていくだろう分野にCをつけてください。(もっともそう思うものを1つだけ、または全分野)"と質問したアンケート結果が載っていました。全19分野は以下のとおり。
経済、雇用・ワークスタイル、経営・ビジネス、法律、教育、医療・福祉、犯罪、環境、メディア(新聞・放送・出版など)、芸術・エンターテインメント、通信、消費(衣・食・住など)、交通、市民運動・市民コミュニティー、倫理、政治、国際関係、軍事・戦争、自己表現

この中で、次の3分野について、それぞれの回答を集計してみました(重複回答あり)。
 経済: A 53人、B  5人、C 16人、無回答 27人
 交通: A 10人、B 39人、C 25人、無回答 28人
 環境: A 11人、B 41人、C 19人、無回答 31人

全分野を集計するのは大変だったので他は割愛しますが、「交通」「環境」と似た回答傾向の分野は「政治」と「法律」でした。

コンクリート標準示方書[構造性能照査編]の収縮ひずみの最終値について

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ユーザー 匿名投稿者 の写真

コンクリート標準示方書[構造性能照査編]2002のp.30、解3.2.4に記載されている収縮ひずみの最終値を表す式の最後の項は
-5[loge(V/S)/10]^2
となっていますが、logeは最後の10までかかっているため、正確には
-5[loge(V/S/10)]^2
ではないでしょうか?
また、この場合、適用範囲として相対湿度が80%までとなっていますが、条件によってはひずみが膨張側になる場合が生じます。例えば相対湿度80%、単位水量175kg/m3、V/S300mmの場合など。

静かな杭基礎工事

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最近、町中の建物の基礎工事で杭を打つ場合など静かになっていると思いますが、どのような施工をしているのでしょうか。

葦などが生える護岸について

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最近、護岸をコンクリートだけで固めるのではなく、葦などが生えるようにして、水の浄化、動物が棲めるようするなど環境に配慮した構造とする場合があると聞きましたが、実際には葦が茂るようにするにはどう施工しているのでしょうか。

小泉内閣メールマガジン:電線類地中化への取組について

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小泉内閣メールマガジン 第90号(2003/04/10)の中で,上野公成・内閣官房副長官の特別寄稿として,「電線類地中化への取組について」が掲載されています。


● 電線類地中化への取組について(内閣官房副長官 上野公成)

 先日、都市再生戦略チームの伊藤滋座長が「緑陰道路を造ろう」と「街から電線を無くそう。」という寄稿をされましたが、国民の関心が高く、反響が大きかったので、早速副大臣会議で取り上げました。

 緑陰道路については、既にこのメルマガでお知らせしましたとおり、住民の方々と協力して豊かな街路樹を育んでいく取組を始めており、早速仙台市など13件を第1次モデル地区に指定しました。

 電線類地中化については、私と、この問題に関係する中馬国土交通副大臣、加藤総務副大臣、西川経済産業副大臣で検討を進めてきましたが、この度、「電線類地中化の着実な推進に向けた基本方針」をとりまとめました。

 電線類の地中化は、昭和61年度から平成10年度までに全国で約3,400kmが実施されました。現在は、平成11〜15年度の「新電線類地中化計画」に基づき、さらに3,000kmを目標に、従来の倍以上のペースで鋭意推進しています。ただ、まちなかの幹線道路については整備が進んできているものの、非幹線道路などは欧米に大きく立ち遅れているのが現状です。

 「基本方針」では、平成15年度は、現在の計画に基づき事業を行う中で、直ちに都市防災等の新たなニーズを踏まえた4つのモデル地区(※)を指定し、具体的な事業を実施しつつ、コスト縮減や費用負担、支援制度のあり方について検討を進めることとしました。

 その結果を踏まえ、平成16年度概算要求に反映するとともに、平成16年度からの新たな「電線類地中化計画」を今年度中に策定することとしています。

 この新たな「電線類地中化計画」では、
(1) まちなかの幹線道路については引き続き重点的に整備すること
(2) 都市景観に加え、防災対策(緊急輸送道路・避難路の確保)、バリ
   アフリ−化等の観点からも整備すること
(3) 良好な都市環境・住環境の形成や歴史的街並みの保全等が特に必要
   な地区においては、主要な非幹線道路も含め面的に整備すること
を基本的な推進方針としたいと考えています。

 国・地方公共団体の財政事情も悪化しており、電力・通信分野の自由化の進展等で電線管理者の経営環境も厳しさを増している状況ですが、制度の見直し、コストの縮減等に一層の工夫を行い、国民の要望に応えていきたいと思います。

 緑陰道路の普及等とあわせて、緑豊かで住みよい街づくりが進むよう、地域住民の皆様のご理解、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

※ 4つのモデル地区
(東京都環状七号線、大阪府堺市、島根県津和野町、東京都文京区千駄木)
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2003/0410t.html


こちらの記事もご覧ください。
  意見交換広場:電線を隠せませんか?

「CIは必要か?」:学会誌4月号

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ユーザー 中川 義也 の写真

土木学会誌2003年4月号「時局を論ずる」pp5-6で、
土木(工学)→社会資本(工学)への革新、飛躍を!
と佐々木氏が提案されています。

氏の主張は
「旧来の土木と決別し、わが国の国家目標の実現に寄与する社会資本の整備に向けて革新・飛躍する」ため、土木を社会資本として捉えなおし、
土木(工学)→社会資本(工学)への脱皮を図る時期にある、というもの。
中国文明(築土構木の語源)からの自立に向けた一つの決断ともしている。

今までのは、土木というイメージの後ろ向きさを改善、、、のような主張が多かったが、革新・飛躍という前向きさに好感が持てる。ただ、私は土木という言葉を愛してやまない。

でも、国語学会が日本語学会になるのか、という話もあるし。
http://www.asahi.com/culture/topics/K2002062102368.html

やはりCI(Corporate Identity)が必要なのでしょうか?

「土木を正しく理解してもらうために」:学会誌4月号

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ユーザー 中川 義也 の写真

土木学会誌2003年4月号pp3-4「時局を論ずる」より、
市民に正しく土木を認識してもらう方法として、
篠原氏は土木技術者への提案として以下をあげています。

・土木エンジニアの顔を出すこと、
・そのためにコンペやプロポーザルを行うこと。
・土木史家を育てて先人の業績を世に問うこと
・自らの地位を貶めるマニュアル指向をやめること

JSCE.jpで、どうぞ顔を出してください。(^・^)→匿名じゃなくて...

土木の仕事で、コンペ、プロポーザルは少ないですね。
なぜなんでしょ。どうやったら増えますか?

マニュアル指向、本当に脱皮したいところです。
プロポーザルをやると勝つために脱皮するような気がします。

コメントつけにくいですけど、あなたの意見をお寄せください(^_^.)

(参考:同氏の朝日新聞2002年9月5日掲載記事はこちら)
http://www.loveriver.net/opinion/sinohara.html

国交省100年デザイン提案

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ユーザー 中川 義也 の写真

国土交通省による「国づくりの100年デザインの提案 −住みたい、行きたい、夢あふれる日本−」が提出されています。
http://www.mlit.go.jp/kokudokeikaku/100YD/teian/index.htm
自分の分野の中しかわかりませんが、非常に画期的なビジョンですので一度ご覧ください。ただ、大まか過ぎて、私たちにとっては論点はなんなの?と聞きたくもなりますが、ここに出ていること全てが論点の固まりかなとも思います。
私たち土木技術者からの、「この視点はいい」「これは意味無いのでは?」などの意見発信も大切です。PIでやっていますので、皆さんも参加しましょう。(コメントに、あなたの送った意見などを載せてください。)

ゆえに、高速道路は必要だ―ネットワーク日本、めざして―

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ユーザー 宮田 卓 の写真

表題:ゆえに、高速道路は必要だ―ネットワーク日本、めざして―
著者:四方 洋
出版:毎日新聞社(ISBN4-620-31612-1)
発行:2003年1月
価格:1,429円(税別)

料金収入による採算性のみに着目した「高速道路不要論」が高まる中で、多くのマスコミ報道とは異なる視点から、一石を投じる著書が出版されています。

本書は3章から構成され、第1章は「サンデー毎日」の元編集長らしく、各地の高速道路計画区間の現地ルポが収録されています。第2章は北川正恭・三重県知事のインタビューとして、民営化委への反論を掲載しています。第3章では、諸外国の高速道路の整備手法や我が国よりはるかに充実した国費投入の状況、道路事業と鉄道事業の性格の違いなどを論じたうえで、従来の報道に対して10項目の問題提起を行っています。

あとがきから

一昨年から昨年にかけて、高速道路はひんぱんにとり上げられました。テレビ、新聞、雑誌では「これでもか」といった調子でした。そのうち政府の4公団民営化推進委員会がはじまり、審議の模様が逐一、報道され、解説が載りました。この委員会が真摯に取り組まれたことは認めますが、作家の猪瀬直樹さんが前面に出て、彼の考えが終始強調されました
受け手として見聞していて、いくつか欠落していることに気がつきました。商品でいうと欠陥が目につく、とりかえてほしいという思いがする報道が多かったのです。一つは日本のつらい事情がわかっていない。一つは、JRとの混同でした。道路が持つ特別な性格がわかっていない。一つは高速道路を建設するに至るまでの仕組みがわかっていない。一つは道路公団、とりわけ日本道路公団の歴史や組織がわかっていない。そして建設している現場の人の声や、沿線の地域住民の声が届いていない。特にテレビ報道で感じたのですが、東京から出かけていって、高速道路の上だけをさっと走って、カメラをまわして、リポーターが叫んでいる。その声はいつも「ムダだ」というのですが、こんなワンパターンの、世論に迎合しただけの声に、日本の骨格がゆらいでいいのだろうか。営々と、黙々と現場を支えてきた人たちの思いがかき消されていいのだろうか。「ちょっとおかしい」と思ってまとめたのが、この本です。

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