開削工法におけるボイリング現象

砂地盤の地下水が高い場所でボイリング現象が考えられるのは、立坑等で鋼矢板で完全に締め切った場合、または遮水性のある土留壁を使用した開削工法での溝掘り等があげられると思いますが、たとえば次のような場合は、どのように考えればよいのでしょうか。湧水量に見合う工事用ポンプで釜場排水し、土留材に、遮水性のない軽量鋼矢板のあて矢板、木矢板、簡易土留のようなものを使用した場合、土留背面の地下水圧が幾分か低下しますが、やはりボイリングが起こる可能性は大きいと考えるべきでしょうか。もちろん、過剰間隙水圧等の一般的な計算式を使用して答えを求めると、ボイリングが起こる結果となります。問題なのは、壁面の隙間から湧水がある場合、過剰間隙水圧が発生すると考えるべきなのか、なのですが・・・・・・。