道路縦断図におけるブレーキ区間の意味

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道路縦断図に度々、ブレーキ区間が有るのですが、この意味はどのような意味合いがあるのでしょうか。

コメント

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若輩者の道路設計者です。
経験談から1パターン。

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 ?予備設計にて道路平面線形確定。
→?路線測量(確定した道路平面線形での、中心線縦断、横断の測量)実施。
→?道路詳細設計実施
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詳細設計中にa)横断測量結果からこの線形では切土が納まらないことが判明

                      b)地権者の方などからの要望
等の理由で、起点側の一部分で?で確定した線形を、若干修正することとなったとします。
一部分であっても、起点側で線形が変われば当然測線間の延長がかわるため、
厳密にはそれ以降終点までの測点名がすべて変更になります。
  (例えば、起点側で曲線半径を大きくしたことによりNo2〜No3の間で測点間距離が
   0.483m増えた場合、終点側で当初 No3+10、No4・・・としていた点は、
   新線形ではNo.3+10.483、No4+0.483・・・にあたることになる。)
  
各測点での横断測量は既に実施しているため、この点は生かしたい。かといって、
No3以降の点名をすべて「No.**+0.483」にするのは、センスがない。

→→→No.2〜No3の測点間距離だけを、20.000mではなく、20.483とする!!
               (いわゆるブレーキをかける)

こうすれば、No3+10以降の測点は、今まで通りNo3+10.000と表示することできます。

もちろん良いことではありません。「設計上発生した問題について必要以上の混乱を避けるための、やむをえない措置」と考えて頂ければ・・・・