第29回情報利用技術シンポジウム開催のご案内

情報利用技術委員会(委員長:柴崎亮介)では、土木工学分野における情報利用技術に関わる研究・開発と、これらの技術の普及支援を目的として、「第29回情報利用技術シンポジウム(旧土木情報システムシンポジウム)」を開催いたします.
今回は、建設CALSの関連して、属性情報交換に向けたCAD製図の標準化のあり方について考えます。また、中国CALSについても講演を行います。ふるってご参加くださいますようご案内申し上げます。
記
1.主催 …… 土木学会(担当:情報利用技術委員会)
2.期日 …… 2004年10月26日(火)・27日(水) の2日間
3.場所 …… 土木会館会議室(東京都新宿区四谷一丁目無番地)
4.参加費:一般 1,000円,学生 無料 (当日受付でお支払いください)
論文講演者の参加費は無料です。
なお,当日,講演集・論文集(CD付)を販売します(予価:5,000円).
5.参加方法:参加自由.開催当日受付にて参加お申込下さい。
6.シンポジウムの内容
(1)論文講演
(2)システムの展示
(3)小委員会報告
・設計情報小委員会:維持管理を考慮した設計情報モデルのあり方について
・電子化基準策定小委員会:維持管理も含めた今後の土木CAD製図基準のあり方について
・情報共有技術小委員会:「土木用語大辞典」の電子データを活用した研究について
・交通基盤情報ビジネス小委員会:情報通信技術を活用した新たな交通サービスの検討について
(4)特別講演
・タイトル:「北京オリンピックと中国CALS」
・講師:馬智亮教授(Prof. Ma, Zhilia)(中国北京清華大学土木工学科)
世界情報化の波の中に、中国では2008年北京オリンピック大会に備えて、大きな建設プロジェクトが計画され、実施に移行しつつあります。そして、これらのプロジェクトにおいて情報化の適用が重要視されています。本講演では、まず、オリンピックプロジェクトの全体について説明し、それに続き国家重点プロジェクトを含めた中国建設CALSの動きを紹介します。最後に、オリンピックプロジェクトにおける情報化の適用について、講演者が参加しているプロジェクトを含め、その適用内容と特徴を示します。
(5)パネルディスカッション
・テーマ:「CAD製図の標準化のあり方」−表記上ルール集約から属性情報交換に向けて−
建設CALSを実現するには電子化に関する各種の標準化を進め、建設情報の交換基盤を構築する必要があります。そして、CADを利用して製図する際の基準となるものは、現状ではいくつかの発注機関が独自に標準化を進めている状況にあり、これらの基準を集約していく事が望まれます。また、一方ではこれらの電子データが利活用される環境が必ずしも整備されているとは言えません。そこで今回は、幾何情報のみならず、SXF(Scadece Xchange Format)Ver.3を利用した属性付加からどのような交換基盤が想定され、その基盤を確立するためには何を解決する必要があるのか、等について討論します。
7.問い合わせ先:土木学会事務局 研究事業課 今村(担当:mailto: imamura@jsce.or.jp)
TEL 03-3355-3559/FAX 03-5379-0125
なお、プログラムの詳細については、土木学会ホームページ「第29回情報利用技術シンポジウム開催とプログラム」をご利用ください。