セミナー「津波に伴う地下水影響とその後の回復」のお知らせ

平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う津波では、既存の井戸水の塩水化により、飲料水としての使用が困難となった地域が東北地方の沿岸域を中心に発生しました。井戸水を生活用水等として利用している地域では、塩水化や著しい水質の変化は深刻な問題となることが考えられます。また、津波堆積物による土壌や地下水汚染も井戸水の利用の観点では深刻な影響をもたらすことも懸念されます。
事故から6年が経過した現在、かつて塩水化あるいは地下水水質等はどのように変化・回復してきたのか、さらには被災地の水源の利用やその確保方策などについて、地震発生直後から現地で調査研究をされてきた研究者の皆さんから話題提供をいただきます。
これらの知見・経験を基に、今後予想される東南海・南海地震における地下水水源の利用はどうあるべきなのかについて考えるきっかけにしたいと思います。
◆日 時:7月1日(土)10:00~17:00
◆場 所:日本大学文理学部(3号館3206教室)
https://www.chs.nihon-u.ac.jp/access/
◆会 費:日本地下水学会 正会員・特別会員 8,000円 非会員 10,000円 準会員(学生) 3,000円