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仮設構造物として使用する擁壁の滑動安全率

仮設構造物として使用する逆T擁壁の滑動安全率を1.2としたいのですが。そのような記述がある参考文献があれば教えてください。

擁壁の滑動の安全率は、常時1.5、地震時1.2となっています。
両岸が逆T擁壁(H=1.5m)、幅8.0mの水路があります。用排分離し、新たに暗渠(用水路)と開水路(排水路)にする計画があります。
暗渠を施工するときに、既設擁壁を土留工として使用し、廃棄物をできるだけ少なくする計画を立てています。既設擁壁の施工時の安全率は、短期として取り扱い、1.2としたいのですが。

静岡大学防災総合センター教員募集

静岡大学では新たに静岡大学防災総合センターを設置することになりました。それに伴い、同センターの教員を下記のとおり募集いたしますので、積極的に応募してください。

1.募集人員 准教授 又は 助教 2名
2.所属   静岡大学防災総合センター
3.募集分野 自然科学系1名、人文社会科学系1名
       いずれも静岡地域における防災に関する教育、研究及び地域連携に意欲と関心を持って取り組める方
4.採用時期 平成20年10月1日(水)(予定)
5.任期   平成24年3月31日まで
       (任期中の教育研究業績等の評価により、更新の可能性があります。)

詳細は http://www.shizuoka.ac.jp/guide/20080710.html をご覧ください。

海洋エネルギーシンポジウム2008(OE2008) 講演募集 のご案内

開催日 : 2008年9月26日(金)
会場 : 佐賀大学海洋エネルギー研究センター伊万里サテライト (佐賀県伊万里市)
主催 : 佐賀大学海洋エネルギー研究センター
募集要旨: 佐賀大学海洋エネルギー研究センターでは、海洋エネルギーシンポジウム2008(OE2008)を開催いたします。 エネルギー問題と環境問題を解決するために、人類には化石燃料の使用量を大幅に低減する代替エネルギーの開発が求められています。
 本シンポジウムでは、この要求に答えるため代替にエネルギー候補の一つである海洋エネルギーおよびその周辺技術について、多くの研究者の講演ならびに参加を希望します。

参加申込方法: 下記の申し込み先に、タイトル、著者名、講演要旨、講演者連絡先をE-mailもしくはFaxにてお申し込みください。申込受取後、採択通知をE-mailまたはFaxにてお送り致します。
講演申し込み締切: 2008年8月1日(金)
講演原稿締切: 2008年9月12日(金)
原稿執筆: 日本機械学会の執筆要項
(http://www.jsme.or.jp/publish/yoko/indext.htm
およびhttp://www.jsme.or.jp/publish/yoko/t-samplehtm.pdfに準じます。
原稿枚数 : 2枚もしくは4枚。
参加費・参加登録料: 無料
申し込みおよび問い合わせ先: 佐賀大学海洋エネルギー研究センター
准教授 有馬 博史
URL: http://www.ioes.saga-u.ac.jp E-mail: arima@ioes.saga‐u.ac.jp
Tel: 0952-28-8877 (佐賀) / 0955-20-2190 (伊万里), Fax: 0952-28-8595

【開催案内】東北EST創発セミナー

【東北EST創発セミナー】〜 環境にやさしく、地域経済・社会を支える交通とは 〜

 今年度から、京都議定書で定められた温室効果ガスの6%削減に向けた約束期間に入りました。京都議定書目標達成計画では、「環境的に持続可能な交通(EST)の普及展開」を掲げ、ESTモデル事業を実施するとともに、ESTに関する情報提供や広報活動を図ることとしています。
 このセミナーでは、地球温暖化防止などに向けて、地方自治体や交通事業者、一般企業、市民団体の皆さまに、長期的な視野で環境改善を目指した交通対策を始めていただくことを期待し、専門家による「クルマ」と「公共交通」のかしこい使い方についての講演や、八戸市、仙台市のESTに関する事例を紹介し、参加者を交えた意見交換をおこないます。

日時:平成20年11月4日(火) 13:30〜16:30
会場:仙台サンプラザ1階「パール」
主催:交通エコロジー・モビリティ財団、EST普及推進委員会、東北運輸局

【プログラム】
13:30 開会挨拶
報告「運輸部門の地球温暖化対策と環境的に持続可能な交通(EST)の現状について」(東北運輸局交通環境部)
講演?「『クルマ』と『公共交通』のかしこい使い方(仮)」(筑波大学システム情報工学研究科教授 石田 東生)
14:45 休 憩
15:00 講演?「事例紹介:八戸市におけるESTを目指した取組み(仮)」(八戸市)
      講演?「事例紹介:仙台市におけるESTを目指した取組み(仮)」(仙台市)
15:45 意見交換「環境にやさしく、地域経済・社会を支える交通とは」
16:25 閉会挨拶
16:30 閉会

※参加費:無料
※申込方法:「環境的に持続可能な交通(EST)ポータルサイト」(http://www.estfukyu.jp/)よりお申し込みください。(定員になり次第〆切)

【開催案内】九州EST創発セミナー

【九州EST創発セミナー】〜 地球温暖化、まちづくり、環境的に持続可能な交通 〜

 今年度から、京都議定書で定められた温室効果ガスの6%削減に向けた約束期間に入りました。京都議定書目標達成計画では、「環境的に持続可能な交通(EST)の普及展開」を掲げ、ESTモデル事業を実施するとともに、ESTに関する情報提供や広報活動を図ることとしています。
 このセミナーでは、地球温暖化防止などに向けて、地方自治体や交通事業者、一般企業、市民団体の皆さまに、長期的な視野で環境改善を目指した交通対策を始めていただくことを期待し、専門家によるESTの意義と最近の内外の取組みについての講演、熊本市交通局や北九州市における取組み状況の報告、参加者を交えた意見交換などをおこないます。

日時:平成20年9月30日(火) 13:30〜16:30
会場:北九州国際会議場2階「国際会議室」
主催:交通エコロジー・モビリティ財団、EST普及推進委員会、九州運輸局

【プログラム】
13:30 開会挨拶
報告「運輸部門の地球温暖化対策と環境的に持続可能な交通(EST)の現状について」(九州運輸局交通環境部)
講演?「ESTの意義と最近の内外の取組み(仮)」(東洋大学国際地域学部国際地域学科教授 太田 勝敏)
14:45 休 憩
15:00 講演?「事例紹介:熊本市交通局におけるESTを目指した取組み(仮)」(熊本市交通局)
      講演?「事例紹介:北九州市におけるESTを目指した取組み(仮)」(北九州市)
15:45 意見交換「地球温暖化、まちづくり、環境的に持続可能な交通」
16:25 閉会挨拶
16:30 閉会

※参加費:無料
※申込方法:「環境的に持続可能な交通(EST)ポータルサイト」(http://www.estfukyu.jp/)よりお申し込みください。(定員になり次第〆切)

【開催案内】沖縄EST創発セミナー

【沖縄EST創発セミナー】〜 クルマに頼り過ぎない、公共交通や自転車・徒歩などまちのどこへでも快適に移動できるまちづくりにむけて 〜

 今年度から、京都議定書で定められた温室効果ガスの6%削減に向けた約束期間に入りました。京都議定書目標達成計画では、「環境的に持続可能な交通(EST)の普及展開」を掲げ、ESTモデル事業を実施するとともに、ESTに関する情報提供や広報活動を図ることとしています。
 このセミナーでは、地球温暖化防止などに向けて、地方自治体や交通事業者、一般企業、市民団体の皆さまに、長期的な視野で環境改善を目指した交通対策を始めていただくことを期待し、2008なはモビリティウィーク&カーフリーデーと連携し、専門家などによるESTやモビリティウィーク&カーフリーデーの講演や参加者を交えた意見交換をおこないます。

日時:平成20年9月22日(月) 13:30〜16:55
会場:那覇市ぶんかテンブス館4階「テンブスホール」
主催:交通エコロジー・モビリティ財団、EST普及推進委員会、内閣府沖縄総合事務局、那覇市

【プログラム】
13:30 開会挨拶
報告「運輸部門の地球温暖化対策と環境的に持続可能な交通(EST)の現状について」(内閣府沖縄総合事務局運輸部)
講演?「環境的に持続可能な交通(EST)とは何か?どうすれば実現できるのか?」(名古屋大学大学院環境学研究科都市環境学専攻准教授 加藤 博和)
15:10 休 憩
15:25 講演?「事例紹介:国内外のモビリティウィーク&カーフリーデーの現状について」(カーフリーデージャパン 谷田貝 哲)
      講演?「事例紹介:那覇市におけるトランジットモールの取組み(仮)」(那覇市)
16:10 意見交換「クルマに頼り過ぎない、公共交通や自転車・徒歩などで
まちのどこへでも快適に移動できるまちづくりにむけて」
16:50 閉会挨拶
16:55 閉会

※参加費:無料
※申込方法:「環境的に持続可能な交通(EST)ポータルサイト」(http://www.estfukyu.jp/)よりお申し込みください。(定員になり次第〆切)

【開催案内】中国EST創発セミナー

【中国 EST創発セミナー】〜 環境にやさしく、まちを元気にする公共交通利用促進 〜
 今年度から、京都議定書で定められた温室効果ガスの6%削減に向けた約束期間に入りました。京都議定書目標達成計画では、「環境的に持続可能な交通(EST)の普及展開」を掲げ、ESTモデル事業を実施するとともに、ESTに関する情報提供や広報活動を図ることとしています。
 このセミナーでは、地球温暖化防止などに向けて、地方自治体や交通事業者、一般企業、市民団体の皆さまに、長期的な視野で環境改善を目指した交通対策を始めていただくことを期待し、バスでまちづくりをおこない、都市交通の再生をめざす意義についての講演や、伊予鉄道、広島市の事例を紹介した後、参加者を交えた意見交換をおこないます。

日時:平成20年9月11日(木) 13:30〜16:30
会場:メルパルク広島6階「平成3」
主催:交通エコロジー・モビリティ財団、EST普及推進委員会、中国運輸局

【プログラム】
13:30 開会挨拶
報告「運輸部門の地球温暖化対策と環境的に持続可能な交通(EST)の現状について」(中国運輸局交通環境部)
講演?「バスでまちづくり 〜 都市交通の再生をめざして 〜(仮)」(横浜国立大学大学院工学研究院教授 中村 文彦)
14:45 休 憩
15:00 講演?「事例紹介:伊予鉄道におけるESTを目指した取組み(仮)」(伊予鉄道株式会社)
      講演?「事例紹介:広島市におけるESTを目指した取組み(仮)」(広島市)
15:45 意見交換「環境にやさしく、まちを元気にする公共交通利用促進」
16:25 閉会挨拶
16:30 閉会

※参加費:無料
※申込方法:「環境的に持続可能な交通(EST)ポータルサイト」(http://www.estfukyu.jp/)よりお申し込みください。(定員になり次第〆切)

公開講演会のご案内

公開講演会のご案内

「四川大地震の教訓と首都圏の防災対策
=地域コミュニティの力を生かすシンプルで効果的なネットワークの構築と運用=」

主催:立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科
協力:21世紀社会デザイン研究学会
2008年7月12日(土) 13:00〜17:00
立教大学池袋キャンパス8202教室(8号館2階)

マグニチュード8に達する四川大地震は、わが国の防災対策の再検証を迫っている。そ
こで、同クラスの首都圏直下型地震が発生した場合、被災者・帰宅困難者の把握と救援
のために、「現状では何ができ、何ができないか」を明らかにし、政府、自治体、NPO、
企業、そして地域コミュニティに期待される役割と、その力を育成・結集するためのシ
ンプルで効果的な方法やネットワークの構築を、防災の専門家が、報告・討議し、現実
的な対策を提案する。現在のような地域コミュニティのネットワーク・システムが、地
域ごと、自治体ごとに分断され、また、阪神・淡路大震災等の現場の教訓もまだ十分に
生かされていない。大量の情報処理の難しさや災害後自治体にスタッフが自ら被災し激
減する中、実際的に現場の情報の収集いかに収集し、対応するかなど・・・現況を、早
急に点検し、改善すべき点がまだまだあるのではないだろうか?

講師兼
高橋 民夫氏(文化放送防災キャスター)

パネリスト
藤林 文男氏(新宿区・区長室危機管理課長)
塚本 俊也氏(東京外国語大学大学院客員教授、国境なき技師団副事務局長、
立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科兼任講師)
水島 重光氏(生協連合会中央地連・大規模災害対策協議会世話人)
大塚 英男氏(練馬区危機管理室 防災計画担当課長)

コーディネーター
福田 秀人氏(立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授)

基調講演
「大地震発生時におけるメディアの役割」 高橋民夫氏
「新宿区における大地震の被害想定と対策」 藤林文男氏
「地域住民参加型の被災情報ネットワークシステムの提案」 塚本俊也氏

対象:21世紀社会デザイン研究科学生、立教大学学生、教職員、校友、一般市民

受講:無料・申込不要

お問合せ:立教大学独立研究科事務室 03-3985-4530
(〒171-8501 東京都豊島区西池袋3-24-1)

四川大地震と耐震設計に関して

 四川大地震は現時点で死者約7万人に達する大惨事となった。この中には授業中に校舎が崩壊し、その下敷きとなり亡くなった多くの生徒も含まれる。誠に痛ましき限りである。亡くなった方々のご冥福を衷心より祈るとともに、艱難辛苦を乗り越えて一日も早い地域の復興を実現することを期待したい。
 非常に脆く崩れた校舎を含む建物の崩壊に関し、「手抜工事」という非難がマスコミの報道の中で頻繁に聞かれる。崩壊した建物の一部をテレビ等で視て思い出させられる光景がある。それは約40年ほど前に住んでいた台湾での住宅の建設風景である。まさにレンガ積みで、柱や梁には今回見られたように、あまり鉄筋が入っておらず、親類縁者が寄り集まってレンガを積み上げていく光景がいたるところで見られた。
 阪神淡路大震災(1995年)の跡を直後につぶさに見る機会があったが、崩壊した建物とそれ程被害を受けなかった建物が存在した。この理由は概略ではあるが、耐震設計基準が改定になった1981年(昭和56年)以前に設計され、施工されたものと以後の改定基準に従って設計され、施工されたものによる差といわれている。現在わが国では、基準を満たさない建築物に対する耐震補強対策が叫ばれているが、報道によると、学校も含み、約40%が未だ補強されないままになっているとのことである。
 当然の事ながら、今回の四川大地震に耐えうる建物を設計し、建設しようとすれば、今回崩壊した建物のコストを遥かに超えるコストが必要とされる。即ち、コストと安全性のトレードオフの関係が当然あり、どこかで妥協せざるを得ない問題が介在している。当然のことながら、大破はするが、今回のようには潰れない設計・施工も選択の一つになり得る。
 少し極論するなら、四川省での原子力発電所の建設は、今回の四川大地震にも耐えうるように設計され施工されなければならないが、一般住宅を同基準で設計することはいかなる先進国でもあり得ない。コストと安全をどの程度のトレードオフとして定めるかの問題が確実に存在し、このため設計においては多くの要因が含まざるを得ない。40年前の台湾は今に比べれば非常に貧しかった。基準に従った建物の設計・建設といった状況にはなかった。まさに建て放題といった社会状況があった。多分今回の四川省の被害地も似たような社会状況があったのではないか、と推測される。
 また設計基準があれば、話は分かりやすい。基準に従って設計・施工がなされていなければ違法建築物であり、弁解のしようがなく、責任の所在は明らかになる。四川省に適用されるこのような基準が存在したのか否かは調査が不十分で分からない。しかしあったとしても、例えば、現在の東京に未だ見られるごとく、新しい設計基準が施行される前に設計され施工された多くの家屋・建造物があり、耐震補強がなされないままでかなりの数で放置されている状況があり、四川省の場合も類似かそれ以上の脆弱な状態だったのではないかと推測される。
言いにくい話ではあるが、まさに「命と安全のトレードオフ」に近い現実と実態を冷静に受け止めなければならない状況が日本においてさえ実在する、ということである。いわんや途上過程にあり、さらに内陸部でそれほど経済的に恵まれた状況に未だ至っていない今回のような地域では、地質構造からくる大小の差はあるが、惨事は神任せといった現実が存在する。今回のようなケースはまさに明日はわが身に降りかかる他山の石として受け止めなければならない惨事ではあった。
 マスコミは「手抜き」というが、手抜きとは、まともな設計図と仕様書があり、その通り施工されない場合をいうのであり、今回の場合は適切な言葉ではないと思われる。その理由は、四川省の被害を受けた建造物の大部分は、設計図なしで昔ながらの慣例に従って建築許可制度などなしで建てられたものが多いのではないか、と約40年前の台湾の事情より推測するからである。政治の決断とそれを可能にする関連制度の充実、技術力および経済力の充実が必須条件であることへの認識を明確にしなければならない問題であろう。
 大惨事が発生した状況の中で、誰かに不幸の原因を持っていきたくなる気持ちは理解できるが、日本に住む我々も原子力発電所に課されるような耐震基準で保護されているわけではなく、コストと安全のトレードオフを甘受して生きざるを得ない状況に置かれていることを十分認識した上で、日常がセットされていることの技術的側面も理解する必要があると考える。ただ責めるだけでなく、不完全さを受け止め、少しでも改善する社会的な意思を持って、建設的な安全確保を主張し続ける必要があると考えるものである。

                                                                                                                                              以上

岩手・宮城内陸地震に関するシンポジュウム

岩手・宮城内陸地震に関するシンポジュウム - 1ヶ月後に分かってきたこと

東北大学を中心とした調査研究により明らかにされた災害の姿,また,今後の減災への課題などについて,報告し議論する.

日時:7月14日(月)午後1時〜
場所:工学部青葉記念会館大研修室(4階)150名
主催:東北大学防災科学拠点グループ,グローバルCOE(変動地球惑星学の総合教育拠点),工学研究科附属災害制御研究センター
共催:未定

報告内容:
・地震メカニズム,断層,余震,強震動
・地滑り,斜面崩壊
・建物被害,インフラ被害,交通障害
・救命・応急対応,救助活動
・避難所運営,心理的ストレス
・文化財防災(保護)
・土砂ダム,堰止め湖
・災害情報活用,風評被害
・復旧・復興活動,公的支援

出席の事前登録は必要ありません.

今村文彦
東北大学大学院工学研究科附属災害制御研究センター
Tel 022-795-7513 Fax 022-795-7514