重ね継手長の算定

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RCの土木構造物の設計を行っているものです。
コンクリート標準示方書に則った重ね継手長の算定に際して、悩んでおります。

道路橋示方書(?下部構造編)で算定する場合には、鉄筋かぶりや、アキによって変化しませんが、コンクリート示方書によった計算を行う場合には、基本定着長が変化するため、鉄筋径や、底斑によって鉄筋かぶりが異なりますので、重ね継手長が変化することになるかと思われます。

この際、At:仮定される割裂破壊断面に垂直な横方向鉄筋の断面積というものも変数として影響するのですが、不勉強のため、この項目がなかなか理解が進んでおりません。ご存知の方がおられましたら、ご教示いただければ幸いです。

Q1.仮定される割裂破壊断面に垂直な横方向鉄筋とは?
 割裂破壊断面という記載は、鉄道構造物等設計標準・同解説(コンクリート構造物)に梁を例として記載があり、スターラップの分との解説図があります。ということは、壁構造の場合で、スターラップがない場合には、期待できないということになりますでしょうか?

Q2.上記の質問にも関連するのですが、壁式構造でスターラップがない場合だと、At=0の場合となり、例えばD19@100で配筋するような場合、道路橋示方書でいう35D程度の重ね継手長より、大幅に長い重ね継手長(かぶり値にもよりますが、例えば50D等)が必要となりますが、こう言った考えで良いものでしょうか?

よろしく御願いいたします。

コメント

ユーザー hirahira の写真

>壁構造の場合で、スターラップがない場合には、期待できないということになりますでしょうか?
そうだと思います。

>大幅に長い重ね継手長(かぶり値にもよりますが、例えば50D等)が必要となりますが
そうなるでしょうか。

主鉄筋 D19@100
材質 SD345
かぶり 100mm

コンクリート設計基準強度 fck=24N/mm2

の条件で試算しましたが、33.7φ程度でした。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

Q1.仮定される割裂破壊断面に垂直な横方向鉄筋とは?
 割裂破壊断面という記載は、鉄道構造物等設計標準・同解説(コンクリート構造物)に梁を例として記載があり、スターラップの分との解説図があります。ということは、壁構造の場合で、スターラップがない場合には、期待できないということになりますでしょうか?

定着を考えている鉄筋に直行する鉄筋です・・・スターラップでなくても・・帯鉄筋
でもよい

Q2.上記の質問にも関連するのですが、壁式構造でスターラップがない場合だと

断面軸直角方向回りにある帯鉄筋をカウントすればよい・・・帯鉄筋が無い構造はないと思いますが
*詳しくは 学生の参考図書・・・他にはレオンハルトのコンクリート講座?
を参照されたい・・・その辺の図書館にあるはずです