立坑の構造計算方法について

最近、立坑の構造計算を始めた者です。

「トンネル標準示方書」に準拠して、立坑の構造計算を実施する際
側壁は「水平方向ラーメン」、「2方向スラブ」、「鉛直方向の連続スラブ」のいずれかで
構造計算する事は理解できました。
側壁を「2方向スラブ」、「鉛直方向の連続スラブ」で計算した場合に
底版との接合部分に固定端モーメントが発生すると考えられますが
底版の計算(4辺固定スラブ)には、その影響を考慮していないように見受けられました。

そこで質問です。
壁縦筋を介して底版にモーメントが伝達されると考えるとき
底版の検討に考慮しなくていいのでしょうか?
考慮する場合は、その方法をご教示頂けないでしょうか。

皆様の知見を頂けますと幸甚です。

コメント

#10145

 記述に拠り,当該立坑は,矩形鉄筋concrete地下連続壁と推し,其の施工手順概要は,
1.盤膨れ条件に拠り底盤改良工
2.掘削及びbentonite溶液又はpolymer安定液管理
3.鉄筋籠建込み
4.concrete打設
5.内側掘削
6.底版concrete打設
で,5.内側掘削完了段階で連続壁背面の上載荷重,土圧及び水圧に因る連続壁の変形は殆ど完了し,底版との一体化を目指し連続壁に後施工で差し筋を施し底盤concrete打設しても,背面
の上載荷重が設計条件よりも増えない限り壁縦筋と底版との接合部に付加曲げmomentは殆ど生じない筈です.