第8回 土木学会トークサロン

土木学会トークサロンは、時々の社会で注目されている土木工学に関連する話題について、講師をお招きしてご講演いただき、また会員の方々との懇談・討議する会として創設されたものです。これは、数年前に催されていた定例談話会の精神を受け継ぎ、名称を変更して新しくスタートしたものです。特に、土木学会がここ数年来取り組んできている「土木学会の社会化」をメインテーマとした、JSCE2005の一連の活動の一部を成すものです。
1.日 時 :2004年11月8日(月)18:00〜20:00
2.場 所 :土木学会 (東京都新宿区四谷一丁目外濠公園内)
3.講 師 :米田雅子 氏(NPO法人建築技術支援協会常務理事・事務局長)
4.テーマ :新分野に挑戦する建設業
概要:建設業は、長く暗いトンネルに入ってしまったようにみえます。社会構造の変化とともに建設市場が縮小しています。しかし、今、新たな光を求めて、トンネルを自ら脱却しようとする動きがでてきました。自主自立で新分野に挑戦する建設会社が現れたのです。公共事業だけにたよらず、自力で、地域に新しい雇用をうみだそうと頑張っています。農業、環境、リサイクル、介護、福祉、IT、観光と、その分野は多種多様です。彼らはまだまだ少数派ですが、「建設業」という枠をこえて、地域や社会が必要とする事業にシフトしつつあります。
講師はこれまで多くの地方を回り、講演とともに事例調査を続けてきました。今回は、建設業の縮小の時代背景の解説と共に、全国450事例のなかから建設会社の生き残りのヒントとなる代表的な事業転換例を紹介します。
米田雅子氏プロフィール
現在:NPO法人建築技術支援協会常務理事・事務局長、同協会新分野進出研究会を主宰。自治体職員が参加する「建設業の新事業展開に関わる意見交換会」世話役。
略歴:昭和53年 お茶の水女子大学 理学部数学科卒業、NHK教育TV 21世紀ビジネス塾講師 (建設分野担当)、東京工業大学非常勤講師、国土交通大学校講師 等を歴任
著書:『新分野に挑戦する建設業-動き出した450社』(東洋経済新報社)、 『田中角栄と国土建設-列島改造論を越えて』(中央公論新社)、『建設業 再生へのシナリオ』 (彰国社)、『建設業の新分野進出─挑戦する50社』(東洋経済新報社)、『NPO法人をつくろう』(東洋経済新報社)、『退職後NPO』 (東洋経済新報社) 等、その他建設産業,地方問題に関わる論説多数。
<NPO法人建築技術支援協会>
高度な技術や豊富な経験をもつ退職者を中心とするベテラン建築技術者の集まり。次世代への熟練技術の伝承、市民への建築・住宅に関する技術の情報発信活動などを通して社会に貢献することをめざす。現在、百十名の技術者が活動中。〔ホームページ〕http://www.psats.or.jp
進行:日下部 治(企画委員会幹事長、東京工業大学教授)
5.申込方法:参加ご希望の方は、必要事項を申込書にご記入の上、http://www.jsce.or.jp/topics/topics_17/frameset.htm 申込先あてFAXまたはE-Mailにてお申し込みください。但し、定員となり次第締切とさせていただきます。
(参加券等は発行いたしません。ご参加いただけない場合のみ、ご連絡させていただきます)
6.参加費 : 2000円(軽食と飲み物代、当日受付で申受けます)
7.申込先および問合せ先:
(社)土木学会事務局企画広報室「土木学会トークサロン」係
TEL:03-3355-3433/FAX:03-5379-2769/E-Mail:inf@jsce.or.jp