大型タンクのスロッシングに関する耐震・制振・免震等技術のミニシンポジウム

主催 土木学会「巨大地震災害への対応検討」特別委員会
「耐震診断および耐震対策」部会タンクWG
後援 土木学会関東支部
土木学会は、建築学会との提携の下に、巨大地震災害を想定し、その対策を検討する上記特別委員会活動を推進中ですが、特に巨大地震では長周期地震動がかなりのレベルになることも予想されています。2003年十勝沖地震の際の苫小牧石油タンクの被災は、改めて長周期地震動による液体タンクのスロッシング問題に対する警鐘となり、本年4月施行の消防法新基準では速度応答スペクトルを地域によっては2倍程度大きくして浮屋根強度を高めるように改訂がなされています。
このような状況から、今後の巨大地震を想定した場合、各種タンクにおいて浮屋根等の構造の耐震対策や、従来から幾つかの提案はあるものの実用化には至っていない制振・免震対策の技術が従来より必要性を増しているものと思われ、各所で提案・研究が見受けられるようになっています。
したがって、本WGでは、各所で個々に検討されているこれらの提案・研究を集めて、関係者間で十分な討議と情報交換を行い、利用者と開発・研究者が実用化に向けての条件を整理して行くことが重要と考え、このシンポジウムを企画致しました。
本問題に関係する、地震挙動、解析と実験、耐震・制振・免震対策等に関し、発表や討議に皆様の積極的な参加を期待致します。
日時:2005年7月25日(月) 13:00〜17:00
場所:土木学会講堂
講演申込期限:2005年6月24日(金)
参加申込期限:2005年7月15日(金)(厳守)
参加費:資料代(2,000円程度)
詳細はこちら
http://www.fps.chuo-u.ac.jp/~hrsk/sloshing/
をご覧下さい。