仮設擁壁の安定照査における許容値割増しについて

橋梁新設に際し、上部工を送り出し工法で架設しますが、その際、橋梁背面の重力式擁壁(今回新設)上を大きな荷重が通過するため、重力式擁壁の安定照査を行っています。
この安定照査(支持、滑動、転倒)において、許容値を、「仮設時」として×1.5の割り増しを行ってもよいものでしょうか。
安定計算については、衝突時や風荷重については割り増しするものの、「仮設」であることによる割増しは行わないのでは、という意見があり、検討しています。
ご教示いただければ幸いです。
※土木研究センターの「耐候性大型土のう積層工法」設計施工マニュアルは、×1.5の割増しを行っていました。
※橋梁架設時のベントは、滑動は割増しなし(=常時)、転倒及び支持力は×1.25の割増しを行っていました。
※送り出しの速度は、時速5mです。

L型擁壁の安定計算について

L型擁壁の安定計算において土圧は仮想背面に作用するものとし、
壁面摩擦角も土と土の値を用いると思います。
上載荷重10kN/m2について、転倒の照査時にはより厳しい条件として、
仮想背面より背後に載荷するものとして土圧を算出しますが、
このときの上載荷重の考え方について教えてください。
このとき、土圧を算出する際に用いる上載荷重は10kN/m2としますでしょうか。
それとも、仮想背面の上載荷重から底版上面での換算荷重を求め、
それを土圧算出時の上載荷重とするのでしょうか。
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擁壁天端に独立防護柵基礎をのせた場合の計算について

擁壁の構造計算を行う際の疑問について教えて下さい。

擁壁(大型ブロック)上に載せている独立型のプレキャスト防護柵基礎からの作用力を考慮して計算しようとしています。
防護柵基礎の計算書があるので、防護柵基礎底版中心に作用する力(V、H、M)を、擁壁の天端コン上に任意荷重として作用させて、常時や衝突荷重時の計算をするつもりですが、水平力を作用させる必要があるでしょうか?
独立しているので私は作用させる必要はないとは思っていますが、聞く人によっては考慮した方が良いと言われる場合があり、どう判断すべきかと迷っています。

擁壁断面的に、防護柵基礎は全て天端コン上に載っています。
天端コン上に敷きモルタルをして防護柵基礎を設置する施工です。

理解できる説明があれば教えて頂きたいと思っています。
また、その考え方が記載されている書籍等あれば教えて下さい。
宜しくお願いします。