JHの一般有料道路を買い取り無料化 東海四バイパスなど

国土交通省は9月6日,日本道路公団が建設・管理する一般有料道路のうち,静岡県の東海四バイパスなど6道路について,平成16年度から順次,国と県の負担で買い取り無料化する方針を固めました。
・平成15年9月7日 Yahoo! ニュース 有料道路買い取りで無料化 東海4バイパスなど6区間
対象道路は次のとおりです。
静岡県 東海四バイパス(一般国道1号 藤枝,掛川,磐田,浜名バイパス)
愛知県 一般国道23号 豊川橋
滋賀県 一般国道161号 湖西道路
※うち,浜名バイパスおよび湖西道路は地域高規格道路,藤枝バイパスは自動車専用道路
参考までに,対象道路の収支率(費用/収入×100,100を超えると不採算)を示します。
藤枝BP=56,掛川BP=67,磐田BP=68,浜名BP=57,豊川橋=62,湖西道路=166
出典:
営業中一般有料道路の収支状況(平成13年度)(日本道路公団)
なお,東海四バイパスでは平成11年度から,夜間(午後10時〜午前6時)の通行料金を無料化する社会実験が行われています。その結果,市街地を通過する国道1号(現道)の夜間交通量が約30〜50%,特に大型車については約80%減少しました。また,騒音値についても7〜12dB減少し,夜間無料化によって現道の大幅な環境改善が図られることが明らかになりました。
参考:
平成16年度道路局重点施策/?既存ストックを活かす弾力的な料金施策(国土交通省)
関連投稿:
一部の高速道路を国が公団から買い取り直轄化
意見交換広場:道路公団民営化―採算性のみで議論してよいのか
意見交換広場:高速道路の無料化について