公道開放,もっとオープンカフェを 政府方針

政府の経済財政諮問会議は11月21日,道路や河川などの公共施設を民間業者が利用しやすくするための規制緩和策を打ち出しました。政府の地域再生本部が年内に策定する「地域再生基本方針」にも盛り込むそうです。
現在は道路法の規定により,例えば歩道でカフェを開くには道路管理者の許可が必要ですが,許可できる施設は「電柱」「郵便差出箱」などと限定され,カフェなどは含まれていません。規制緩和が実現すれば,欧米の都市のように歩道や道路を利用したカフェが増えるなど,道路空間の多目的・高付加価値の利用が進み,経済活性化にも役立つことでしょう。

・平成15年11月21日 朝日新聞[注1] 公道開放,もっとオープンカフェを 政府方針

注1: 「サイト内検索」で“公道開放”を検索して表示可

東海道新幹線に品川駅開業

本日(10月1日),東海道新幹線に品川駅が開業しました。

新駅の開業に伴うダイヤ改正により,東京〜大阪間の1日の上下本数は287本から291本に増え,特に「のぞみ」は75本から137本へとほぼ倍増します。新駅開業で東京南西部や神奈川県東部からのアクセス時間が20〜30分短縮され,「のぞみ」の値下げ効果も加わって,集客力が一気に高まる可能性があるということです。

また,品川駅周辺や大崎地区など,地域全体の活性化につながるとの期待も膨らんできました。

・平成15年10月1日 産経新聞[注1] 新幹線「品川駅」開業 トリプルメリットに期待膨らむ

注1: 「記事検索」で“品川駅”を検索して表示可

参考:
動き出す日。(JR東海)
品川駅開業詳細情報(JR東海)

堤防の2割が決壊の危険 増水時の一級河川

国土交通省が一級河川の堤防約2,000km分を調べた結果,約400kmで必要な強度が不足し,増水時に決壊する危険性のあることがわかりました。同省は対象を広げて調査を続けていますが,危険個所は最終的に全堤防の2割程度に達すると見られています。

・平成15年9月22日 読売新聞[注1] 堤防の2割が決壊の危険…増水時の1級河川

注1: 「記事検索」で“決壊”を検索して表示可

東京の地下鉄 路線記号と駅番号でわかりやすく

東京の地下鉄を外国人旅行者にもわかりやすく利用してもらいたいと,営団地下鉄東京都交通局は平成16年4月から,地下鉄の路線名と駅名について,アルファベットと数字を使った「路線記号」と「駅番号」を導入し,従来の駅名と並べて表記することを決めました。

また,利用者の意見やアイデアを取り入れたいと,営団と都交通局,国土交通省関東運輸局のホームページで,表示に関する具体的なアイデアなどを10月2日まで募集するそうです。

・平成15年9月20日 Yahoo! ニュース 東京の地下鉄「路線記号」と「駅番号」でわかりやすく

参考:
東京の地下鉄の路線名及び駅名の記号・番号による表示について(帝都高速度交通営団)
東京の地下鉄の路線名及び駅名の記号・番号による表示について(東京都交通局)
「東京の地下鉄の路線名と駅名に記号・番号の付与」についての意見等募集について(国土交通省関東運輸局)

お酒が振舞われるかもしれない。

中川@レバノンです。
東京開催(関東支部)の講演会(新潟の水と酒!のはなし)の案内を転記いたします。
この種の講演会は、皆さんの周りの方々に土木や土木学会の活動を理解していただくのにとてもいい機会です。ぜひ、ご家族の方や会員でない同僚をお誘いあわせの上お申し込みください。
公演に期待する内容などを如何に書き込んでいただくのも構いません。(ま、なぜ平日昼間にやるのか疑問ではありますが....)

------------------------------------
講演会「 水とのたたかい・水からの恩恵 」
― 新潟の水と酒のはなし ―

1. 主 催:土木学会関東支部
2. 期 日:2003年10月10日(金)
3. 場 所:土木学会本部2階大講堂(JR中央線四谷駅下車四谷口徒歩5分)
 古来から、「水とのたたかい」は土木技術の原点とも言えるものでした。
 人口の大半が平野部に張り付いているわが国において、川の流れを制御し、河川
の氾濫から人々の生活を守ることは、土木技術の重要なテーマの一つでした。
 明治以来の土木技術者の先人の多くが、水に挑み、水とたたかった多くの成果が
今も随所に残されています。一方で、河川の氾濫は平野部を肥えた土地とし、また、
河川によりもたらされるきれいな水が様々な産物を産むなど、河川の水は、我々の
生活に多くの恩恵をもたらしています。
 日本最大の信濃川を擁し、昔から洪水の被害に苛まれてきた越後平野では、土木
技術が生んだ大河津分水により「水とのたたかい」を制しました。一方、その同じ水
によって、越後では、多くの銘酒が産出され、われわれの生活に潤いをもたらすな
ど、
「水からの恩恵」も少なくありません。
 土木を巡る経済情勢が混迷を窮める中、土木技術の原点とも言える「水とのたたか
い」について思いを馳せ、同時に「水からの恩恵」である銘酒の話に耳を酔わせてみ
てはいかがでしょうか。多くの土木技術者に元気を出して欲しいという思いから、以下
の講演会を企画致しました。多数の方の参加をお待ちしております。

1. 主 催:土木学会関東支部
2. 期 日:2003年10月10日(金)
3. 場 所:土木学会本部2階大講堂(JR中央線四谷駅下車四谷口徒歩5分)
       〒160-0004 新宿区四谷1丁目無番地
4. プログラム
13:00〜13:10   開会の挨拶 土木学会関東支部長 伊藤 喜栄
13:10〜14:50   水とたたかった土木技術者たち(仮題)
               信濃川大河津資料館 館長   五百川 清 氏
14:50〜15:10   (休憩)
15:10〜16:50   新潟の酒はなぜ美味い(仮題)
               朝日酒造株式会社 参与    嶋  悌司 氏
16:50〜17:00   閉会の挨拶    土木学会関東支部幹事長 二羽淳一郎
5. 会 費:1000円(会費は、当日会場にてお受けいたします。)
6. 定 員:130名(定員になり次第締め切ります)
7. 申し込み方法:参加ご希望の方は、A4版の用紙に講演会名、会員番号、
    氏名、勤務先(学生の場合は学校名)、住所及び電話番号自宅または勤務先と明記)
    を明記の上、下記あてにお申し込みください。
8. 申し込み先:土木学会関東支部 〒160-0017 新宿区左門町6番地17

                                                         YSKビル5F

                                                            TEL 03-3358-6620 FAX 03-3358-6623

警視庁がGISで交通事故発生状況を公開

警視庁は,東京都全域で発生した交通事故が一目でわかる「交通事故発生マップ」を作成し,9月19日から警視庁のホームページで公開を始めました。

交通事故発生マップ

GIS(地理情報システム)が使われており,1平方キロ当たりの事故の発生状況を9段階に分類しています。警視庁では,「通勤や通学の際,どこが危ないかを知り,事故防止に役立ててほしい」としています。

警視庁では平成15年5月から,GISによる「犯罪発生マップ」を公開しています。GISを利用した安全情報の提供は最近のトレンドになっており,他の地方自治体への波及が予想されます。

関連投稿:
警視庁がGISで犯罪発生状況を公開

基準地価12年連続下落 東京圏は持ち直し

国土交通省は9月18日,平成15年都道府県地価(基準地価)調査結果を発表しました。全国の平均地価は1991年をピークに12年連続で下落し,資産デフレが一段と進んだことを示しています。地方圏の下落幅が拡大する一方,東京都心部の住宅地では都心回帰の流れから,下げ止まり傾向が見られます。

・平成15年9月19日 産経新聞[注1] 基準地価12年連続下落 東京圏は持ち直し
・平成15年9月18日 産経新聞[注1] 基準地価12年連続で下落 地方圏では下落幅拡大

注1: 「記事検索」で“基準地価”を検索して表示可

参考:
土地総合情報ライブラリー(国土交通省土地・水資源局土地情報課)

ETC,時間貸し駐車場で試験開始

駐車場運営最大手のパーク24は,時間貸し駐車場「タイムズ」で,汎用のETC車載器を利用した決済システムの試験を開始すると発表しました。

高橋徹さんより,コメントとして投稿がありましたので,一般記事に転載します。

ETC,時間貸し駐車場で試験開始

参考:パーク24株式会社 プレスリリース
ETC車載器で駐車場決済開始! 〜汎用型ETC車載器を利用し、時間貸し駐車料金の決済を可能に〜

丸ビル駐車場にETC導入

三菱地所三菱商事は,9月6日から丸の内ビルディング(丸ビル)の駐車場で,ETC(ノンストップ自動料金支払いシステム)を利用した料金支払いサービスを始めると発表しました。駐車場でETCが設置されるのは初めてということです。

・平成15年9月2日 三菱商事プレスリリース 丸ビル駐車場 日本初の多機能型ETC(DSRC)サービスを導入
・平成15年9月3日 産経新聞[注1] 駐車場に初のETC導入 開業1周年の丸ビル

注1: 「記事検索」で“ETC”を検索して表示可

安全・快適な都市と地域づくりシンポジウムのご案内

シンポジウム「安全・快適な都市と地域づくり〜技術は何ができるのか〜」の開催のご案内です。

1.主 催:国土交通省
2.後 援:社団法人土木学会、社団法人日本建築学会
3.日 時:9月12日(金)14:00〜17:00
4.場 所:ヤクルトホール(東京都港区東新橋1−1−19)
5.内 容:基調講演(安藤忠雄(建築家))
      特別報告(門松 武(国土交通省技術審議官))
      パネルディスカッション
6.問合先:「安全・快適な都市と地域づくりシンポジウム事務局」
       TEL:03-5283-3883 FAX:03-3259-8120
       E-mail:sympo-j@xpost.plala.or.jp

※詳細は http://www.mlit.go.jp/tec/material/030901_shinpo.htm をご覧ください。