日本には、これまでの原子力利用の結果、放射能レベルの高い廃棄物がすでに相当量存在しています。その処分は、将来世代に先送りせず、私たちの世代で解決していくべき課題です。
わが国では、その処分の実現に至る長い道のりの最初の一歩として、本年中に科学的有望地の提示を目指し、それをきっかけとして、より積極的に対話活動を進めることにしています。
地層処分を進めていく上では、その安全性について国民や地域の方々にご理解をいただくことが不可欠です。このことは地層処分を進めようとしている各国の共通の課題です。
そこで、今回は"安全性"に関するコミュニケーションということに焦点を当て、各国の技術者・研究者の経験から学び、今後の活動に生かすためのセミナーを開催します。
★プログラム(予定・敬称略) ※日英同時通訳付き
■開催挨拶および日本の状況説明
近藤駿介 原子力発電環境整備機構(NUMO) 理事長
■ショートプレゼンテーション 「安全性に関するコミュニケーションにおける専門家の役割」
ヨハン・アンダーソン スウェーデン/ SKB 核燃料部解析ユニットヘッド
イリーナ・ガウス スイス/ NAGRA研究開発総括プロジェクトマネージャー
ユハニ・ビラ フィンランド/元Posiva 理事
シルビー・ボワニス フランス/ ANDRA Cigéoプロジェクト核安全担当副部長
エリック・ウェッブ 米国/サンディア国立研究所 地科学研究応用部長
イアン・マッキンレー MCM コンサルティング 共同経営者
■パネルディスカッション
<モデレーター> イアン・マッキンレー
<パネリスト> ヨハン・アンダーソン、イリーナ・ガウス、ユハニ・ビラ、シルビー・ボワニス、エリック・ウェッブ、近藤駿介
<コーディネーター> 布目礼子 原子力発電環境整備機構(NUMO)
★概 要
日 時: 2016年6月2日(木) 13:30~16:30
開場・受付13:00 開会13:30 閉会16:30(延長する場合があります)
※開会に先立ち、地層処分に関する海外事例を紹介した動画を上映いたします(上映時間:約11分)。
会 場: 建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)
アクセス: JR田町駅、都営地下鉄三田駅(浅草線・三田線)徒歩3分
参加費: 無料
主 催: 原子力発電環境整備機構(NUMO)
▽お申込みなど詳細はこちら
http://www.numo.or.jp/pr-info/pr/event/new_event116051609.html