コンクリート標準示方書(平成8年度版)の暑中コンクリート 一般【解説】の欄には
『運搬中のスランプ低下、連行空気量の減少、【省略】、温度ひび割れの発生などの危険性が増す』とあります。
ここで疑問なのですが、それ以降に記載された骨材の冷却、打ちこみ温度の低減等の対策と温度ひび割れの発生は関係があるのでしょうか。
温度ひび割れはコンクリート内外温度差によるひずみの差が影響するのであって、コンクリート打設終了時から闇雲に外部だけを冷やすのは、むしろ悪影響のような気がします。
もちろん湿潤状態は保たないといけないのでしょうが、施主によってはこの欄を盾にとって必要以上の対策を要求してきます。
技術者としては、書面上の整合性より大事にすべき本質があるのではと思い、先般より疑問に感じていた事を投稿させて頂きました。