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土木学会メールニュース:第2号

行事が満載で、JSCE.jpの紹介もあって、大変すばらしい。
要チェックは関西支部の土木文化講座と、四国の災害シリーズでしょうか。
あと、2月に学会会費請求が来るそうです。

土木学会メールニュース 第2号=========================2004/1/30--------------------------------------------------------------
土木学会会員各位
 土木学会メールニュース第2号をお送り致します。
      土木学会 会員・支部部門
■トピックス■

 1.平成16年度全国大会実施大綱のご案内
   期日・会場:9月8日〜10日・愛知工業大学および豊田スタジアム
   http://www.jsce.or.jp/committee/zenkoku/

 2.個人会員宛「土木学会メールニュース」配信開始のご案内
   配信開始:2003年12月
   http://www.jsce.or.jp/outline/admission/mail_news.pdf

 3.会員継続のお願い
   昨年12月上旬に、本年3月卒業予定の学生会員宛に会員継続依頼の
  ハガキをお送りしました。ご卒業後も是非会員を継続されるようお願い致
  します。
   ご回答いただけない場合は全国大会発表等に支障を来たす恐れがあり
  ますので、是非ご回答下さい。
   http://www.jsce.or.jp/outline/admission/kaitou-s.html

 4.会費・論文集購読料の自動引落のご案内
   会費・論文集購読料のお支払には、便利な自動引落を是非ご利用下さい。
   http://www.jsce.or.jp/outline/admission/member-d.pdf

 5.平成15年度第2回フェロー会員申請のご案内
   申請締切:3月31日
   http://www.jsce.or.jp/outline/admission/fellow_index.html

 6.第4回土木学会トークサロン
   期日・会場:2月16日・土木学会会議室(東京)
   http://www.jsce.or.jp/topics/topics_17/body_04.htm

 7.土木学会の交流サイト
   http://jsce.jp/

 8.2003年度土木学会認定技術者資格審査の合格発表
   http://www.jsce.or.jp/opcet/shikaku/top3.htm#2003goukaku

 9.2004年度土木学会認定技術者資格審査日程のご案内
   http://www.jsce.or.jp/opcet/shikaku/top3.htm#2004nittei
 10.土木学会論文集定期購読者募集
   http://www.jsce.or.jp/outline/admission/invite.html#ronbun

 11.新刊案内
   http://www.jsce.or.jp/publication/new/new2003.html
   ■土木製図基準[平成15年小改訂版](12月発行)
   ■構造工学シリーズ14 FRP橋梁−技術とその展望−(1月発行)
   ■Concrete Library International No.42(1月発行)

 12.継続教育制度
   ■土木学会認定継続教育(CPD)プログラムの申請手続きのご案内
   http://www.jsce.or.jp/opcet/cpd/sinsei.htm
   ■土木学会認定継続教育(CPD)プログラムの実施予定
   http://www.jsce.or.jp/opcet/cpd/cpdhpprogindex.htm
   ■Webによる学習サイト開設((独)科学技術振興機構)
   http://www.jsce.or.jp/opcet/cpd/jst.htm

■ご案内■

 1.本部行事
 http://www.jsce.or.jp/journal/kaikoku/

  1)「コンクリートの表面被覆および表面改質」に関するシンポジウム
   期日・会場:2月12日・土木学会講堂(東京)
   http://www.jsce.or.jp/journal/kaikoku/m200401/honbu/honbu02.htm
  2)第17回環境システムシンポジウム
   「環境システム研究の歩みとフロンティア」
   期日・会場:2月19日・土木学会講堂(東京)
   http://www.jsce.or.jp/committee/envsys/new/2004bosyu/envsym-2004rev.htm
  3)第5回地震災害マネジメントセミナー
   「GISを利用した地震防災情報管理の最前線」
   −事前予防・事後復旧における情報活用の現状と課題−
   期日・会場:3月12日・中央大学駿河台記念館(東京)
   http://www.jsce.or.jp/committee/eec2/bousai/NO5-GIS.pdf
  4)土木学会安全問題討論会‘04−土木と危機管理−
   期日・会場:3月12日・土木学会講堂(東京)
   http://www.jsce.or.jp/committee/csp/csp2.htm
  5)第48回水工学講演会
   期日・会場:3月16日〜18日・熊本大学北キャンパス
   http://donko.civil.tohoku.ac.jp/48th_suikou/48th_suikou2.html
  6)土木計画学ワンデーセミナー シリーズ40
   「ITS評価のための交通行動・需要解析」
   期日・会場:3月16日・新大阪「メルパルク大阪」
   http://www.jsce.or.jp/committee/ip/menu/annnai.htm
  7)日本学術会議第23回混相流シンポジウム
   期日・会場:8月5日〜7日・岡山大学大学院自然科学研究科棟
   http://donko.civil.tohoku.ac.jp/Multiph.html

 2.本部委員会活動
 http://www.jsce.or.jp/committee/frameset.htm

  1)第29回海洋開発シンポジウム講演の募集
   期日・会場:7月7日〜8日・沖縄コンベンションセンター
   申込締切:2月5日17時
   http://www.jsce.or.jp/committee/ocean/symposium/guideto29th.htm
  2)第24回土木史研究発表会講演用論文および討議欄の募集
   期日・会場:7月3日〜4日・岡山大学環境理工学部棟
   申込締切:2月13日
   http://www.jsce.or.jp/committee/hsce/conf24/conf24.htm
  3)第8回鉄道力学シンポジウム論文等の募集
   期日・会場:7月14日・土木学会(東京)
   申込締切:2月20日
   http://www.ccn.yamanashi.ac.jp/~jyoshida/jsce_struct/simposiumno8.html
  4)「土木計画学研究・論文集Vol.21」論文の募集
   申込締切:3月1日
   http://www.jsce.or.jp/committee/ip/menu/ip-no21.htm
  5)第32回環境システム研究論文発表会論文等の募集
   期日・会場:10月30日〜31日・東洋大学白山キャンパス(東京)
   申込締切:セッション企画・3月1日
        全文審査部門・4月5日
        アブストラクト審査部門・7月2日
   http://www.jsce.or.jp/committee/envsys/new/2004bosyu/ronbun-2004.htm
  6)第29回土木計画学研究発表会(春大会)論文の募集
   期日・会場:6月5日〜6日・神戸大学六甲台キャンパス
   申込締切:3月29日
   http://www.jsce.or.jp/committee/ip/kaikoku29.htm
  7)第3回木橋技術に関するシンポジウム論文・報告の募集
   期日・会場:7月27日・土木学会講堂(東京)
   申込締切:3月31日
   http://www.jsce.or.jp/journal/kaikoku/m200401/kobo/kobo01.htm

  8)応用力学論文集Vol. 7論文の募集
   期日・会場:9月11日・名古屋工業大学
   申込締切:4月16日
   http://www.jsce.or.jp/journal/kaikoku/m200401/kobo/kobo08.htm
  9)第18回風工学シンポジウム発表論文の募集
   期日・会場:12月1日〜3日・日本学術会議講堂(東京)
   申込締切:6月1日17時
   http://www.cvg.ynu.ac.jp/jscewind/windsymp18.htm

 3.支部行事

  1)北海道支部
     
   ★平成15年度年次技術研究発表会
   期日・会場:2月2日〜3日・札幌コンベンションセンター
   http://www.jsce.or.jp/branch/hokkaido/h15prog/h15program.htm

  2)東北支部
     
   ★平成15年度東北支部総合技術賞および技術開発賞・論文奨励賞候補の募集
   申込締切:2月6日
   http://www.jsce.or.jp/branch/tohoku/16_3_6.htm

  3)関東支部
     
   ★第31回技術研究発表会
   期日・会場:3月5日〜6日・防衛大学校
   http://www.nda.ac.jp/cc/kensetsu/kanto/top.htm

  4)中部支部
     
   ★「土木技術者に求められる姿」−技術士資格取得のために−講習会
   期日・会場:2月20日・名古屋市工業研究所ホール
   http://www.gifu-u.ac.jp/~kobat/tmp/jsce-chubu/gijutsushi03.html
   ★平成15年度研究発表会
   期日・会場:3月6日・長野工業高等専門学校
   http://www.jsce.or.jp/branch/chubu/happyo/hppyou_15/hppyou15gaiyo.htm
   ★平成15年度中部支部優秀研究発表賞・技術賞候補の募集
   申込締切:2月13日
   http://www.jsce.or.jp/branch/chubu/happyo/hppyou_15/kouensyo_15.htm
   ★2003年度土木技術者・研究者による出前講座
   http://www.jsce.or.jp/branch/chubu/demae/03demae/03demaeinfor.htm

  5)関西支部

   ★平成15年度関西支部技術賞候補の説明会
   期日・会場:2月3日・建設交流館グリーンホール
   http://www.jscekc.civilnet.or.jp/secretaries/general/gijutsu/2003/tech2.htm
   ★兵庫地方講演会
   期日・会場:2月6日・神戸市教育会館大ホール
   http://www.jscekc.civilnet.or.jp/secretaries/planning/2003/chiho.htm
   ★土木文化講座
   期日・会場:2月27日・大津市伝統芸能会館能楽ホール
   http://www.jscekc.civilnet.or.jp/secretaries/citizen/2003/bunka/
   ★平成16年度関西支部年次学術講演会講演の募集
   期日・会場:5月22日・立命館大学びわこ・くさつキャンパス
   申込締切:3月1日正午
   http://www.jscekc.civilnet.or.jp/secretaries/planning/nenkou/2004_rits/

  6)四国支部

   ★重信川フォーラム・自然災害フォーラム
   期日・会場:2月20日・愛媛大学工学部4号館
   http://www.netwave.or.jp/~doboku7/kizi/03003.pdf
   ★平成15年度学術講演会
   テーマ「市民参加による南海地震に対する防災まちづくり」
   期日・会場:2月28日・高知共済会館
   http://www.ce.kochi-ct.ac.jp/jsce/prog2003/gakujyutsu/H15gakujyutsu.htm
   ★高知県地震防災研究会・2003年度技術発表会
   「南海地震に備える-?」-市民のためのやさしい耐震診断-
   期日・会場:4月14日・高知工業高等専門学校視聴覚教室
   http://www.netwave.or.jp/~doboku7/kizi/03004.html

  7)西部支部

   ★平成15年度技術発表会
   −新技術・新工法・新材料などに関する発表会−
   期日・会場:2月16日・九州大学箱崎地区留学生センター
   http://www.jsce.or.jp/branch/seibu/sirase/h16_01kenkyu/h16_01kenkyu.htm

■会員課から■

 1.16年度会費請求のご案内
   2月末に会費請求書をお送りします。
   会費を滞納されますと、全国大会発表等に支障を来たす恐れがあります
  ので、お早めにお納め下さるようお願い申し上げます。

 2.住所変更はお早めに
   学会誌等がお届けできなくなりますので、住所変更届(下記PDFファイル
  をご利用下さい)に必要事項を記入の上、FAXにてお知らせ下さい。
   http://www.jsce.or.jp/outline/admission/form.pdf

 3.会員増強にご協力を
   「個人会員・法人会員の特典」「学生会員の特典」を作成しました。
   入会勧誘にご利用下さい。
   http://www.jsce.or.jp/outline/admission/invite.html

 4.土木学会インターネット入会申込受付サービスのご案内
   入会申込には、インターネット入会申込受付サービスをご利用下さい。
   http://www.jsce.or.jp/outline/admission/mem_p_f.html

=============================================================
配信に関する手続き、ご意見等は以下のアドレスにお願いします。
<配信先変更・ご意見・ご感想、配信に関するお問合わせなど>
mailto:member-mn@jsce.or.jp

[土木学会メールニュース]

センター試験での土木

この間行われたセンター試験で取り扱われた土木関連の話題について、(私の限られた条件で手に入った)「現代社会」から引用します。

第7問では、
・地域の環境問題への取り組みにおいて、その防止計画が重要であるが、広い意味での「地域計画」「都市計画」として位置づけられている。
・日本の都市計画が環境問題に対して十分に機能してきたとはいいがたい。
・上下水道・道路などの社会基盤の整備不足という論もあるが、既存の社会基盤で対応できるように個人や企業の活動を誘導する施策がとられなかった、ことも一因。
・地域間格差の問題のなかでも、地方の開発事業の行き過ぎでかえって環境問題を引き起こした例を紹介。
・計画の策定段階での住民参加による合意形成、市場メカニズムと連動した環境政策など、策定プロセスを重視した「計画」が重要になる。
などの文章が示されました。

「計画」はますます重要だそうです。

第7問・問4では「都心部の慢性的な道路混雑課題を緩和する施策」として、ロードプライシングなどの施策が紹介されています。

要約下手ですみません。以上。
ちなみに私は69点でした。

代々木ゼミナール 2004年大学入試センター試験速報

道路は採算性だけでは判断できない

高速道路建設についての昨年末の決着について、マスコミは無駄な道路の建設に歯止めが掛からなかったと批判している。民営化論議の最大のポイントは、債務の返済を何を差し置いても優先するか、債務の総額を注意深く制御しつつ必要な道路を建設するか、ということである。債務が膨れあがって道路公団が破綻し、いずれ国民負担に転嫁されるといった主張や、ファミリー企業の非効率な運営のような極端な議論に引きずられて、1キロでも道路を造るのは方向性としては悪い、という誤った先入観を国民に与えつつある。
道路は国土の基盤的社会資本であり、国民経済的な投資効率、地域経済への効果、事業としての採算性等を総合的に考慮して投資を判断すべきであり、事業の採算性のみで判断すべきではない。このあまりにも当然の議論が無視されて、基盤的社会資本を建設、管理する公団の民営化をあたかも一般企業の規範ですべて判断すべきであるとの考えは、国を危うくする議論である。無論、弾力的料金、サービスエリアの活性化、インター周辺の開発等、民間の知恵をもっと活用すべき分野が多数存在することは当然である。

小田急線高架化反対訴訟

 小田急線梅ヶ丘付近の高架化事業の控訴審判決が間近です。毎日の通勤に梅ヶ丘を利用している住民として一言。
 新聞・週刊誌報道等で不思議に思うことがあります。
 一つは、最近の複線分高架化の完成で、いかに地域が静かになり、そして踏み切り渋滞の解消で快適になったかという沿線の実感が伝わっていないこと。
 二つ目は、複々線化による混雑解消は利用者の切実な願いであることが伝わっていないことです。小田急線利用者は混雑と各駅停車の本数の少なさで大変困っています。ラッシュ時の8時から9時の1時間でも9本と他の時間帯より1本多いだけです。そして雨の日は必ず遅延が発生します。 さらに事業者が、例えば地下化すれば工事費が2〜3倍に跳ね上がることなど計画や工事の実態を十分に住民に広報してこなかったことです。梅ヶ丘駅から5分の我が家に小田急線の工事の広報が入っていた記憶はありません。
 ましてや他の地域のかたがたは、多くの住民が反対しているかのような印象をお持ちだと思います。このような公共事業のコンセンサスつくりをどうするかの計画手法の提案・導入が必要です。
 いずれにしても50名あまりの原告が住民のすべてであるような報道に対して多くの利用者や、地域の人々の声や意見を反映した議論がほしいものです。

JSCE.jpの更新情報を教えてほしい

先日、本サイトのバージョンアップがなされましたよね。
これは「もっとやさしいサイトにできませんか?」をはじめ、[サイトへの意見・要望]セクションで議論された内容を御検討されてのことかと思います。
そこで、事務局の方にお願いなのですが、JSCE.jpが更新されたときは、その内容をこの場に投稿していただけないでしょうか?
メリットは以下のものです。
1.ユーザーが更新内容についてコメントしやすい
以前の意見要望コメントが書庫に保存されると、文句言いっぱなしな状態になるので、
改善点に対して「良い!」とか「ここをもう少し!」とかコメントできる機会をください。
次期更新に役立つかと思います。
2.ユーザーが不具合情報を提供しやすい
バージョンアップすると、思わぬところで不具合が生じることは良くあることです。
デバッグの役に立つと思います。

デメリットは
・更新情報の整理に少々手間がかかる。
・苦情が来る。・・・等々

いかがでしょうか?
とは言え、次のバージョンアップは、しばらく間をおくとは思いますが御検討ください。

================
今回の更新で、大きく変更された箇所は以下のものと認識しています。

1.非ログイン時画面から「スラッシュボックス」「ログインボックス」を削除
2.メインメニューの整理
3.「このサイトについて」にヘルプを集約
4.セクション項目の順番の変更(意見交換、質問が上位に)
5.その他(投稿画面とか検索機能の修正)

これまでの議論が、ずいぶん反映された更新かと思います。
みなさんのコメントを聞いてみたいです。

森林の機能について(土木学会誌叢書?を読んで)

河川計画に関する仕事に携わっている者として、「土木学会誌叢書?」[事務局注]を興味深く拝読しました。
第1回の2つ目のサブタイトルと第6回のメインタイトルが殆ど同じでありながら内容はニュアンスが違うようであり、面白く感じました。
森林の機能に関しては日本学術会議の答申(「地球環境・人間生活にかかわる農業及び森林の多面的な機能の評価について(答申)」(平成13年11月)があり、それを踏まえた議論があっても良いのではないかと思います。

[事務局注: 刊行間もない土木学会の書籍です]
書名:「土木学会叢書? 生命環境を守る緑」
編集者: 土木学会誌編集委員会、発行所: (社)土木学会、発売所: 丸善(株)
発行日: 平成15年11月28日、定価: 1800円(税別)、ISBN4-8106-0455-1
内容:
 第1回 森が生命環境を守る
  一、森林の機能と緑の質を考える
  二、森林が水を養う
 第2回 緑によって道路の価値を高める
 第3回 荒漠地に緑をとりもどす
 第4回 緑が湖と海を守る
 第5回 緑が川の生態系を守る
 第6回 森が水を養う
  一、森林の公益的機能の限界と可能性
 第7回 森が水を富ます
 第8回 緑が都市を変える

学会誌配達時の封筒に対する要望

どうもみなさんお世話になっております。学会誌の件なのですが。

学会誌が郵便ポストに入れられるとき、いつも縦に折られて入れられてしまいます。ポストマンにしないよう最寄の郵便局にお願いしたのですが、ポストマンが交代しているのか、やはり折られて入れられてしまうことが多くあります。
学会誌の封筒に「二折厳禁」などと明記してもらえるとありがたいのですが。宜しくお願いいたします。

日本の土木工事の品質は悪いのか?

 学会誌10月号太田先生の記事に関して、すでに岡崎さん達(11月20日)からご意見も出されており同感ですが、少し異なった観点から意見を述べたいと思います。
 私は日本の土木界について、自己評価や議論が不十分だと感じます。太田先生の土木の現状に関するご認識は多くの土木技術者にとって違和感を覚えるものと言えると思いますが、皆さんどうお考えでしょうか?
                              このような論文が掲載されることはそれなりに意味がありますし、ご提案の骨子そのものは一般論ですから全く異論もありません。問題は土木に対するご認識です。
 現在土木に対する偏見や誤った記述や発言に対して反論しない、黙って実行すればよいといった「男気?」が土木に対する偏見や誤った認識の蔓延を助長しています。(かく言う私も発言が遅れましたが。)ましてや今回は土木学会誌です。学会員が黙っていることは問題です。
 大きな問題は、「土木学会の倫理規定は技術者倫理が失墜したから改定した」、「土木工事の品質は悪く、土木従事者が手抜きをすると得をする仕組みである」としておられることです。
 私は土木学会の倫理規定の精神はもっと高い志によるものだと思いますし、一方日本の土木工事の品質は、私が知る限り世界でもトップクラスでしょう。ただしそのデータを見たことはありません、ご存知の方居られませんか?
「手抜きをすれば得する」というのは、民間建築はいざ知らず、土木の世界では一般的ではないでしょう。
 もちろん更なる向上を目指すことは我々技術者の責務ですが、批判をされるなら類推や風聞によるのでなく事実に基づいて行われるべきでしょう。
 関係者・専門家のご意見を賜ればと思います。

HP(企画委員会)のリニューアル

企画委員会のHPが2000.11から変わっていません。
社会に向かって情報発信することを提案し、JSCE2005を担当した企画委員会としては少し問題ではないでしょうか。
 企画委員会の名簿もそのままです。
(ある人から指摘を受けました)

学会誌10月号 太田和博教授の論説について

 標記論説「土木従事者の誇りのために土木学会がなすべきこと―消費者指向型の社会資本整備システムの構築を―」について、極端な違和感を感じましたので、遅くなりましたがコメントを投稿させていただきます。

 太田先生は、今の土木のシステムにおいて、「土木従事者」が「消費者」(=国民)の要望を満足していないことを、その主な論点としておられるようですが、私が第一に違和感を感じるのは、この論説では「土木従事者」と「土木技術者」(「土木計画者」または「土木研究者」という表現も見える)とを区別して書いておられることです。御自身のマンションの施工不良(?)の例を引用されて、その原因は「建設部門」(=「土木従事者」)が「営業部門」の圧力に負けて「手抜き工事」をした事だと、言っておられます。そして、結びの部分では、このようなシステムの中で、「土木従事者」が「手抜き」をしないよう監視するのが「土木技術者」であり「土木学会」である、といっておられます。この認識は如何なものでしょうか。
 建築と土木が、そもそもシステムとして異なることは、とりあえず横に置いておくとしても、「土木従事者」が「営業」や「土建業者」の僕(しもべ)であって、上部の利益のために国民の要望に反する事をするというのは、いくらなんでも酷いと思います。
 土木学会の目指している一番大事な事は、「土木従事者」であれ、「土木計画者」であれ、「土木研究者」であれ、それぞれの立場で、ひとえに「公共の福祉」のために働く(個別の利益に従属しない)事だと思います。そして、土木学会の会員は全員、そういう気概で日々の仕事に取り組んでおられると思います。ここの認識は、是非改めて頂きたいものだと思います。

 更に、太田先生は、今の世に「国家百年の大計」を考える者は1人も居ず、土木業界の利益しか眼中に無い、と言っておられますが、何を持ってそのように言い切られるのか、全く理解できません。マンションの「施工不良」の例をもって、国土政策を含む「土木のシステム」全体を決め付けられるのは、幾らなんでも如何なものかと思っています。