既設橋の耐震補強いて用いる支承の設計水平力について

セクション

既設橋の支承部の照査に用いる設計地震力について、
土木研究所の「既設橋の耐震補強設計に関する技術資料」の4.3において、
「ただし、既設橋の耐震補強においては、ひとつの固定支点において
大きな地震力を負担する構造を設置するよりも、固定支点だけでなく
既設橋において可動支点として設計されている支点もレベル2地震動に
よって生じる水平力を協働で負担できるようにする方が設計上も合理的であり。。。」
とありますが、既設橋の支承条件が固定、可動の単純桁の場合、
全体の水平力を桁重量に設計震度を掛けた値とし、その水平力を固定、可動で
分担すればよいのでしょうか。例えば、固定、可動で1/2づつ負担するとして
支承補強してもいいでしょうか。

液状化地盤上の道路擁壁 地盤改良深度について

レベル2地震動時に液状化が懸念される厚さ20m程度の砂質土層上に、高さ10m程度の道路擁壁を計画しています。
レベル2地震動時の擁壁支持対策として地盤改良を行うのですが、どの深度まで改良するかで意見が分かれています。

意見①:液状化すると地盤支持力がなくなるので、厚さ20m程度を全層改良する。
意見②:液状化時にみあった土質定数の低減を行った上で極限支持力を算定し、許容支持力を上回る深さまで、部分改良する。(10m程度)
(当擁壁のレベル2地震動時の要求性能:性能2。多少変形しても、緊急車両の通行に対し、応急復旧程度で対応可能。)

論点は以下のとおりです。
意見①に対しては、「全層改良すると性能1(供用可能)になってしまい、当擁壁の要求性能からすると過大では?」
意見②に対しては、「液状化する地盤の上で改良を止めて本当によいのか?(支持対策の改良をしても、液状化で1m程度は沈下する。盛土による補修程度で緊急車両なら通行可とできるので性能2は確保するとはいえ、本当によいのか。)」

どちらの論点に対しても反論を見つけかねており、答えを決めかねています。
意見②の液状化時の具体的な指示算出方法とあわせ、ご意見頂けないでしょうか。

下水道開削 埋戻し土の液状化対策

下水道開削工法での液状化対策に関する質問です。周辺地山は土質調査より液状化しない地盤です。山砂埋め戻しでは液状化の可能性があるため採石による埋め戻しをすることになりました。
下水道施設耐震対策と指針では採石等となっているだけで具体的な材料の明示はありません。
県道の場合は、道路管理者からの通達では路盤の下はRC-80となっています。材料についてですがc-40ではまずいのでしょうか。C-80とC-40の使い分けはあるのでしょうか。単価はどちらも同じです。
実際現場での話ではc-80では締め固めがうまくできず発注者、受注者の暗黙の了解でc-40でしているようです。であれば設計からC-40ではだめなのでしょうか。

管渠の流量計算方法について

セクション

下水道工事の者ですが、
現在、設計変更にてマニング式にて流量計算を行っているのですが、疑問が生じました。

マンホールインバートからほぼ垂直に既設幹線の接続部の流量計算ですが、
通常通りマニング式にあてはめて良いものかご教授願います。

既設橋梁の支承補強について

既設橋の支承条件が固定、可動の単純桁の場合についてご教授願います。
レベル2地震動に対する支承部の設計水平地震力は、耐震設計編P283で、6.4.2の規定に基づくとあります。
P89の6.4.2で、橋脚の場合は上部構造の死荷重反力の1/2に設計水平震度を乗じるとありますが、
これは、橋台の場合は静摩擦力で設計すればよいとも読めますが、
橋台の場合も橋脚に準じて死荷重の1/2に設計水平震度を乗じた力で設計したほうがいいのでしょうか。

配筋図の描き方をご教示のほどよろしくお願いします

セクション

はずかしい話ですが、弊社の構造担当に確認しても論理的な回答が得られないので、ご教示のほどよろしくお願いします。

弊社の成果図には、施工誤差、継手を設けてよい範囲の図示をしていないため、図面表示の方法が分かりません。分かりやすい表示の仕方をご教示お願いします。

【以下参考】
設計図に必ず記述しなければならない事項として15項目が2007年の改訂において以下のように規定されています。
コンクリート標準示方書[設計編] 2007年改訂版 p.13
4.5 設計図
・・・
⑦すべての部材における鋼材のかぶり、施工誤差
⑧鉄筋の継手の種類、継手の位置または継手を設けてもよい範囲
・・・

TOFT工法の設計について

セクション
|
タグ

ほぼ水平の低平地上へ低盛土の新設道路を計画しており、液状化対策と圧密対策で深さ6mのTOFT工法(改良範囲は盛土直下型)を採用しようと考えています。
適用基準は「液状化対策工法設計施工マニュアル(案)H11.3月(建設省土木研究所)」の4.8.3深層混合処理工法で行えばよいかと思います。
水平地盤上に台形盛土を配置し、その下に改良体がある形状では偏心も予想されず、基準に示される外的安定検討の「滑動」「転倒」は省略できるのではないかと直感的に思えるのですが、いかがでしょうか?

トンネル湧水処理排水溝の埋戻し処理について

 現在,NATMにてトンネルを施工していますが,湧水処理のため,トンネル断面の両脇を掘下げ,自然流下の仮排水路としています。(幅200~300,深さ100程度)
 覆工の際には,世彫りした仮排水路部分を埋め戻す処理が必要となり,
  ①インバートの考え方を踏襲しCoで充填
  ②ズリで埋め戻す
が考えられますが,通常どのような対処を取るものでしょうか。
①は,インバート下面を掘り過ぎた場合は,インバートと同じ材料でで充填
②はズリで埋戻し,覆工の重量に耐えうることを試験などで確認

 排水溝が覆工の直下付近にあることから,①の対処がよいと思われますが,②で対処しても十分な耐力があれば問題ないのかとも考えられます。

示方書,技術基準にも明確な解説がありません。
皆様のお知恵をお借りできれば幸いです。

鉄筋の加熱加工

仕様書で鉄筋加工に「鉄筋を常温で加工しなければならないとあます。十分理解しています。「橋脚コンクリート巻き立工」で型枠を保持するセパレーターを鉄筋に点溶接して、設置しようと計画しましたら、「鉄筋に熱を与えれば駄目だ」と発注者から言われました。オールアンカーか、樹脂アンカーを打ち込み、それに溶接するのはよい「鉄筋の熱して加工」ではないのではと協議しましたが、オールアンカーで施工することにしました。が納得できません。