SIP “インフラ維持管理・更新・マネジメント技術” 2017年度 インフラ構造材料サマースクール 開催案内
我が国のインフラ構造物の多くは,高経年化による劣化が深刻な問題となっています。
限られた財源と人材のもと,膨大なインフラの維持管理に対処するためには,構造物劣化機構の解明とともに,維持管理フローの高効率化が必須です。この喫緊の課題に対し,NIMSインフラ構造材料クラスターでは,土木・建築工学と材料科学・工学の異分野連携による人材育成が非常に重要と考え,2015年度からインフラ構造材料サマースクールを開講してきました。本スクールでは,大学生,大学院生,高専生,企業の新人などを対象に,材料から土木・建築までを俯瞰できる研究者,技術者を育成するために必要な素養を習得していただくことを目的とします。
2015年度は材料分野,2016年度は土木・建築分野の研究者を講師に迎えて講義を行いましたが、今年度は鉄鋼材料,セメント材料,関連する技術や評価手法などについての講義を行いますので,奮ってのご参加をお願い申し上げます。
※本スクールは「土木学会継続教育(CPD)プログラム」に認定されております。
(認定番号:JSCE17-0738)
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日 時:8月24日(木) 9時50分~17時40分 (終了後、有志による交流会開催)
場 所:物質・材料研究機構 千現地区 先進構造材料研究棟 5階カンファレンスルーム
参加費:無料
交流会:(有志による会費制)一般 3,000円、学生 無料
プログラム
09:50 開会の辞 (物質・材料研究機構 土谷浩一)
10:00-10:50 「インフラ構造物の現状と維持管理の課題」
(国土技術政策総合研究所 木村嘉富)
11:00-11:50 「セメント化学の基礎 −基本的構造材料としての材料科学的理解と応用−」
(国立環境研究所 山田一夫)
11:50-13:00 昼食
13:00-13:50 「構造材料のための溶接技術の基礎」 (物質・材料研究機構 中村照美)
14:00-14:50 「腐食の基礎」 (物質・材料研究機構 片山英樹)
15:00-15:35 「鉄筋の腐食促進試験」 (物質・材料研究機構 廣本祥子)
15:45-16:20 「新材料:ひずみ可視化シート」 (物質・材料研究機構 不動寺浩)
16:30-17:30 ラボツアー
(LCMS+DARTによるコンクリート中の微量成分測定試験)
(金属材料の高温クリープ試験)
17:30-17:40 修了式・閉会の辞 (物質・材料研究機構 土谷浩一)
17:40-18:50 講師との交流会 (有志による会費制)
申し込み方法:8月18日(金)までに下記ホームページよりお申し込み下さい。
https://business.form-mailer.jp/fms/bae078cd72467
世話人:
塩谷智基 (京都大学・インフラ先端技術共同研究講座)
西田孝弘 (京都大学・インフラ先端技術共同研究講座)
田中泰司 (東京大学・生産技術研究所)
片山英樹 (物質・材料研究機構・構造材料研究拠点)