コンクリート床板の複合劣化(塩害と凍害)

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コンクリート診断士を受験する者です。鋼橋床版などのコンクリート構造物の複合劣化、すなわと塩害と凍害について教えてください。
凍結防止剤を散布する架橋環境、飛来塩分量が大きい架橋環境、および内在塩分が高いコンクリート配合状態において、すなわち塩害が促進される床版等のコンクリート構造物において、凍結融解環境下において凍害(スケーリング)が促進されることを文献などで見ました。
その理由として、以下のことが挙げられていると思います。(間違った解釈の場合はご容赦ください)
①塩化物イオンが高い場合、コンクリート細孔組織に存在する水の凝固点が下がり。未凍結水量が増加すること。
②浸透圧が増加すること。
そこで質問ですが、

①の場合について、塩化物イオンの濃度が高い状態ですので、構造物が凍結融解環境に置かれた場合、コンクリート細孔組織内の自由水の凝固点が下がるため、凍結しないということになり、凍害は促進されないのではないでしょうか? 
また、塩化物イオン濃度の分布が構造物内で一定でなく、構造物の表面に近い部分、かぶり部分が高い状態と思います。その部分の凝固点が下がり、凍結しないことになる。しかし、それより深部は塩化物イオン濃度が低いことから、細孔組織の自由水は通常の凝固点であり凍結することになると思います。そのあたりのことが関係しているのでしょうか?
話がそれますが、凍結により、塩分濃縮が発生し、内部に塩化物イオン濃度のピークが移動することも、ある論文で勉強しました

②の浸透圧が増加するとありますが、どのようなメカニズムでしょうか?

土木学会が発行する「道路橋床版の維持管理マニュアル」でも複合劣化について記載されていますが、このあたりのメカニズムは詳しく記載されていないと思います。
ちょうど、コンクリート診断士の受験勉強をやっております。
ぜひとも、ご教示をお願いいたします。

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

 小学校を飛び級でもされたのでしょうか?単に基礎学力が足りていないだけなのでしょうか?
 海水やもっと高い濃度の塩水も凝固点温度以下になれば、当然凝固します。
 「水の凝固点が下がり。未凍結水量が増加する」「浸透圧が増加する」は「凍結により、塩分濃縮が発生し、内部に塩化物イオン濃度のピークが移動する」そのままです。
 科学は基礎学力の積み重ねによって初めて上部概念が理解できる、当たり前の組上げられた体型です。
 前提の基礎部分を理解できなければ。いくら説明や解説を聞いても無意味です。
 メカニズムが解説されていないのではなく、あまりにも当たり前で明確なことは煩雑になるので書きません。
 高校や大学の一般的教科書に一桁の加減乗除や九九の解説がないのと同様なお話しです。
 塩分濃縮とは、どのような機構で起きるのでしょうか?浸透圧は、溶液中の何に影響を受けるのでしょうか?