工法・技術・構造・使用機械等のナビゲーション

 どこのサイトでも見たことが無いのですが、土木工事全般の工法・使用機械や構造物のタイプの決定に関するナビゲーション的役割をするサイトがあったらいいなと思います。
 (詳細な現場条件はともかくとして)大まかな質問に対して答えていくと有効な工法が選択できるか若しくは、候補が絞れるといったものです。また複数の候補が残った場合、それらの有利な点、例えばA工法は工期がかなり圧縮できる、B工法は環境に配慮(もちろん詳細な理由も記述)している、C工法は費用が安い、等。
 また、この辺が重要なんですが、新工法・技術についてもどんどん盛り込んでいって、技術者および一般の人の知識を広げる場としていければ非常に参考になると思うのですが・・・
 現在は、各工法を開発した組織が主になって新工法の広報をしているので、とてもじゃないですが全てを網羅するのが大変です。あと、欲を言えばやっぱり掲載した方に質問できるとうれしいかも・・・最終的な決定の責任は利用者側にあるということで。

 自分の専門分野からはずれると、全くわからないというのも悔しくなりません?

こんな機能があったらいいな(2)

 学会図書館などが建て替えられきれいになり、会議室が以前より増えましたね。
 学会入り口を入ってすぐ右側にある会議室の利用予定を見ると午後から夕刻にかけては、ほとんどの会議室が委員会幹事会やWGで埋まっています。学会の人に聞くとこの状況は、平日では当たり前の状況の様です。これ以外に、講堂ではシンポジウムや講習会も開かれています。

 この様な状況を会員が知る機会、委員会の活動や会議室の利用状況などを知る機会は、各委員会のHPでこまめに情報更新をしてくれない限り、年に一度の総会の時の前年度の活動報告以外に情報が載ることはないと思います。私の認識不足かも知れませんがあったら誤ります。

 この新しいHPは、簡単な操作で記事投稿ができ、すぐにHP上に情報がアップされてきます。この良さを活用して、「今日の学会」とか名打って、会議室の活用状況やそこでの情報(例えば、○○委員会の○○WG、参加者、話題程度で良いと思いますが)や理事会があったなどの情報を出したら良いと思いますがいかがでしょう。

こんな機能があったらいいな(1)

 できるかどうか解らないので、あったらいいと思う機能をかかせていただきます。

・カレンダー
  イベント案内や公募情報が今後あっても一覧できないと記事だけでは不便
  募集開始日、終了日、当該イベント日の3点セツトで表示されると良いのでは

・今日は何の日
  カレンダー機能と連携して、今日のイベントや現在募集されている情報が
  見られてもおもしろいのでは

土木ウォッチャー:週刊ポスト

今週の週刊ポスト、山根一眞のメタルカラーの時代:
「ブラジルに超巨大ダムを建造した日本人技術者の冒険」と題して、
イタイプーダムを始めとするブラジルでのダム建設工事に関わった荒木昭次郎さんを紹介しています。2〜3回のシリーズもの(だと思う)ですけど、今週号は生い立ちがメインで、ダム建設の話は来週号のようです。(小学館、週刊ポスト2003.2.7号、pp. 192~195)

土木のこころ−夢追いびとたちの系譜

表題: 土木のこころ −夢追いびとたちの系譜−
著者: 田村 喜子
出版:山海堂(ISBN4-381-01446-4)
 山海堂から20世紀が幕を閉じるにあたって、20世紀に活躍した土木技術者をまとめてみないかとご依頼のあったとき、人選の段階で心が迷った。結果的に昭和以降から戦後の国土の礎を築いた土木技術者を主に取りあげることとなった。・・・例外として、琵琶湖疎水の田辺朔郎と小樽築港の廣井勇を加えた。二人の活躍は19世紀末である。しかし彼らが築いた琵琶湖疎水と小樽港は百年以上の時を越えて、いまも現役のすぐれた社会資本たり得ている。明治維新に引き続き、日本の近代化の渦中で青年時代を送り、シビルエンジニアの道を歩いた男たちは、現在同じ道を選んだひとたちよりも、もっと真剣に「シビルエンジニアはいかに在るべきか」という問題に対峙していたように思われてならない。さらには土木には技術と同時に「土木のこころ」が伴わなければならないと私は思う。・・・

  −まえがき より

 本書では、20人の土木技術者を取りあげている。一つずつは、短編の作品であるが、単なる個人の業績の紹介に止まらず、その代表的プロジェクトを進める中で胸の内に秘める思いまでをも生き生きと描き出している。現在は社会資本整備が進み、何故この事業が必要なのかという本質を問うのではなく、単に経済性や事業性の議論が優先される時代において技術者が失ってしまいつつあるものを考えさせる一冊であると思う。

道路公団民営化

今回の道路公団民営化の委員会の議論に関連して、
「よりよい有料道路のためにー道路関係四公団改革に寄せてー」と題する冊子が発刊されています。
 著者:岡野行秀・藤井弥太郎・杉山雅洋
 日本交通政策研究会 (?03-3263−1945)
   価格:300円(送料別)
今回の議論に関して、きわめて論理的に整理されています。
若干(5部)余部がありますので、ご入用な方土木学会 古木・松尾までご連絡下さい(早い者勝ち)。

建設産業は何故批判されるのか

意見交換広場への投稿が適切かどうかは不明ですが・・。
日経コンストラクション(12月13日号)に標題の特集記事が出ております。
キーワードとして、「ビジョンがない」、「経営上の問題が多い」、「ユーザー無視のものづくり」などについて各界からの有識者がコメントしています(猪瀬直樹氏ら)。最後に土木広報のあり方として、「エンドユーザーへの情報発信が不可避」、「単なる人集めより内容」などが電通の方のコメントとして出ています。一部、引用します。「どれだけ受けてのサイドに力点を置いているかというのが重要だ。一般の人はいちいち付合わない。印象だけで判断する。一方的な主張を押し付けているだけでは難しい。言っていることは正しいとしても、新しいものが得られているかという期待値が全く持てないと無駄だ」
いきなり、難しい課題ですが、土木学会としての広報のあり方などについて、この場で意見交換などできればと考え投稿したしだいです。

進化する建設マネジメント

表題: 進化する建設マネジメント
著者:編著 高崎 英邦
      佐藤 義仁
      石井 信明
出版:建設図書(ISBN4-87459-215-5)
 ・・・日常業務の改善のために、また知識・教養醸成のためにも、いま話題の建設マネッジメントに関心のある方々は多いと思われる。これは、著者らが研究活動、講演会、教育活動等を通じて感じてきたことでもある。このような状況を鑑みて、急速に変貌しつつある建設マネジメントの最新像を理解できる適当な参考書が欲しい人、日常業務に役立てたい人、建設産業界第一線の実務者を主な対象として、若年者ないし大学院生にも理解できる図書を送り出すことを思うに至った。・・・・                                                                              本文「序」より
 本書の構成は、第1編で建設マネジメントの概要としてその全体像を整理している。第2編では、近代的建設マネッジメントを特徴づけ機能させる基盤技術、”プロジェクトマネジメント”、”情報技術”、”経営管理技術”を述べている。最後に第3編では、建設マネジメントの要素技術の中から、”建設行政と建設マネジメント”、”建設産業・企業の再生化”、”多様な事業執行方式と入札・契約方式”、”国際規格と技術者資格”を抽出し述べている。