既設防波堤(ケーソン堤体)の背後を埋立する工事ですが
ケーソン目地の処理を施さなければ埋立土砂が吸い出され
てしまう為にその目地処理方法について現在、検討しています。
各目地間隔は5cm、10cm、16cm、22cm等です。
尚、ケーソン本体の大きさは6.0*7.5*10.0です。
現在検討している処理案
1.上部工厚=1.5mを部分的に取壊し、ケーソン天端目地を露出させ、
布製型枠(袋状)を設置し、モルタルを充填する。
2.上部工厚=1.5mを部分的に取壊し、ケーソン天端目地を露出させ、
ゴムチューブ状目地材を取付ける。
問題点
(取壊したコンクリートガラが目地に落下する、ケーソン目地部にカキが付着している
為、底着が困難)
落下したガラの移動、及びカキ落としが可能な場合、有効な手段と考えています。
3.上部工=1.5mを部分的に取壊し、ケーソン天端目地を露出させ、
鋼材(目地間隔に合わせた)を用い型枠とし、水中コンクリートを打設する。
問題点
(ケーソンの高さが7.5mある為、天端目地間隔と底端目地間隔に違いがあり
コンクリートの漏れが懸念される)
4.埋め立てる側のケーソン目地部に防砂板を取付け、その後、水中型枠を組立て、
巻き立てコンクリートの打設を行う。
問題点
(防砂板を取付ける際、外港からの波圧によりすぐに剥がれてしまう)
5.埋め立てる側に裏込材を投入し、防砂シートで覆う。
問題点
(最大目地間隔が22cmほどあり、石材の大きさにより、吸い出されてしまう)
以上のような施工方法を検討していますが、問題点の対処方法、他の有効な施工
方法等がありましたらアドバイスしてください。