コンクリートの配合設計を行う上で、水セメントを決める必要があります.
土木学会のコンクリート標準示方書では、「配合に用いる水セメント比は、基準とした材齢におけるセメント水比(C/W)と圧縮強度f’cとの関係式において、配合強度f’crに対するセメント水比の値の逆数とする」とありますが、関係式は示されておりません。
現在手元にある2社を比較したところ(18−8−40BB)、
A社 配合強度 m=22.9N/mm2
m=−15.3+22.9×C/W
W/C=22.9/(22.9+15.3)×100=59.0%
B社 配合強度 m=22.8N/mm2
m=−12.2+23.1×C/W
W/C=23.1/(22.8+12.2)×100=66.0%
と関係式も異なり、水セメント比もかなりの差があります。
現在B社を使用している(A社は他現場で使用している配合)のですが
問題点としては、発注者の仕様書に無筋構造物の場合、水セメント比を60%以下にすることが明記されているため、現在はランクアップの24−8−40BBで施工を行い、差額800円/m3を当社が負担しています。
以下質問ですが、
1.水セメント比を決める関係式はどのように決められているのか。
2.土木学会のコンクリート標準示方書では、水セメント比は65%以下が望ましいような記述がありますが、現在使用している66.0%で問題がないのかどうか。
以上2点について教えていただきたいと思います.
よろしくお願いいたします。