コンクリートの湿潤養生について

教えて下さい。高炉セメントの場合、コンクリートの湿潤養生期間は、7日となっていますが、基本的な考えは、コンクリート露出面のみ、湿潤養生をしておけばよいのでしょうか。それとも、型枠面にも散水等をして、湿潤な状態にしたほうがよいのでしょうか。その場合、型枠のあく等が、コンクリート面について、脱型した時に、経験上、美観が悪くなります。

支圧強度について

土コ示での支圧強度の面積の取り方が判りません。

JASSのプレストレストコンクリート設計施工規準・解説では、支圧強度 = 荷重 / 定着装置有効支圧表面積(ほぼプレートの面積)、となっています。

一方、土コ示では明確に掲載されていません。
しかし、笠井編;コンクリート総覧、1998、を参照しますと、土コ示では、支圧強度 = 荷重 / コンクリート面の支圧分布面積(縁までの有効距離をとる)、となっています。

土コ示は、
1.支圧強度 = 荷重 / 定着装置有効支圧表面積(ほぼプレートの面積)
2.支圧強度 = 荷重 / コンクリート面の支圧分布面積(縁までの有効距離をとる)
のどちらなのでしょうか?

JASSと土コ示では、支圧強度に対する許容応力度も大きく異なります。
ご存じの方がいらっしゃいましたら、ご教授下さい。

段差フーチングの設計について

段差フーチングの設計についてご教示願います。
現在1スパンの橋梁実施設計をしております。当該箇所が橋軸直角方向に傾斜地となっているため、両側橋台とも橋軸直角方向に段差フーチング(単列場所打ち杭1×2本)にて計画しております。そこでこの橋台の設計についてですが、橋台高が左と右で段差分変化しますので、その2パターンの橋台高で橋台の設計を行えばよろしいのでしょうか。それとも面外方向に段差フーチングに見合うモデルを作成し設計を行うべきなのでしょうか。国交省、旧JH関係の基準を見ても明記されていませんでしたので、ご経験、御知恵がございましたらお教え願います。
又杭についても同様の方法で2パターンの配筋図を作成すれば良いのか、合わせてお教え願えたら幸いです。
どうぞ宜しくお願いいたします。

鉄筋コンクリートの許容せん断応力度について

鉄筋コンクリートを許容応力度法にて設計する場合、許容応力度より大か小かで判定されます。
さて、そのうち「許容せん断応力度」についての質問です。
この許容値は、荷重の組み合わせによる割り増しは可能なのでしょうか?
いろいろ調べてみましたが、設計基準によってバラバラになっており、混乱しています。

例:
トンネル標準示方書開削編・・・割り増し可能。
道路橋示方書・・・・・・・・・現在の規準では、許容応力度扱いされていない。
国鉄・RC標準・・・・・・・・割り増し不可。

水セメント比の決め方について

 コンクリートの配合設計を行う上で、水セメントを決める必要があります.
 土木学会のコンクリート標準示方書では、「配合に用いる水セメント比は、基準とした材齢におけるセメント水比(C/W)と圧縮強度f’cとの関係式において、配合強度f’crに対するセメント水比の値の逆数とする」とありますが、関係式は示されておりません。
 現在手元にある2社を比較したところ(18−8−40BB)、
 A社 配合強度 m=22.9N/mm2 
         m=−15.3+22.9×C/W 
         W/C=22.9/(22.9+15.3)×100=59.0%

 B社 配合強度 m=22.8N/mm2
         m=−12.2+23.1×C/W
         W/C=23.1/(22.8+12.2)×100=66.0%

 と関係式も異なり、水セメント比もかなりの差があります。
 現在B社を使用している(A社は他現場で使用している配合)のですが

 問題点としては、発注者の仕様書に無筋構造物の場合、水セメント比を60%以下にすることが明記されているため、現在はランクアップの24−8−40BBで施工を行い、差額800円/m3を当社が負担しています。

 以下質問ですが、

 1.水セメント比を決める関係式はどのように決められているのか。
 2.土木学会のコンクリート標準示方書では、水セメント比は65%以下が望ましいような記述がありますが、現在使用している66.0%で問題がないのかどうか。

 以上2点について教えていただきたいと思います.
 よろしくお願いいたします。

温度応力解析

素人ですが教えて下さい。今回コンクリートの温度応力解析を業者に依頼し三次元で解析してもらいました。その報告書の中で、内部と型枠面の両方において、ひび割れ指数が記載されていましたが、ひび割れ指数が1.45以下の場合は誘発目地を設置することになっていますが、型枠面は、ひび割れ指数が1.45以上でありましたが、内部(中央部)はひび割れ指数が1.45以下でありました。上記の説明文であると、内部が1.45以下なので、誘発目地を設置しなくてはならないでしょうか?ひび割れ指数というのは、あくまでも、型枠面のみで判断するのでしょうか?

河川護岸・海洋護岸で基礎一体化で鋼管矢板や鋼管杭を使用したい場合の杭の設計法と根入れの考え方

河川改修で基礎杭を使用した斜壁河川護岸を検討しています。支持地盤が浅いにもかかわらず現設計では硬質地盤への根入れ長が長くなり工事費がかさみます。
 杭基礎及び鋼矢板基礎等の元設計法と検討設計方法をお知らせください。
また、施工事例もあれば紹介してください。

土木学会 JSCE-B 101-1999 コンクート用練混ぜ水の品質規格について

表題の品質の項の中に、空気量増分が±1%と言うとりきめがある。
JIS A 5308 レテ゛ィーミクストコンクリヘトでは、空気量増分の規格がない。
当方が知りたいのは次、
(1)空気量増分規格導入がなぜ決められたのかの、経緯をしりたい。
(2) ±1%の根拠について

親杭横矢板工法を用いた山留工で、親杭(H350)が継杭となる場合の突き合わせ溶接の一般的な設計は

災害の現場の復旧に際して、土留擁壁(親杭横矢板工法)で設計することになりました。現場への道が狭く、長尺のH鋼を現場に搬入できないため、9mと7mの2つの長さのH鋼(H350)に分けて現場に搬入し、溶接する必要があります。ただし、現場内でのクレーンの使用は可能なので、建込の際はクレーンを使用する予定です。親杭はクレーン工法によるダウンザホールハンマ工にてプレボーリングし、その後あらかじめ溶接して1本ものにしたH鋼(L=16.0m)を建て込む計画です。
 その際の溶接方法についてですが、特に開先のとりかた、ビート間隔、継目板の有無等がよくわかりません。溶接しないで、継目板をボルト締め(高力ボルト等を用いて)する方法もあると思いますが、(発注者の意向により)できれば溶接で行いたいと思っています。
 この突き合わせ部のジョイント方法について一般的な設計方法、設計例を教えて下さい。