乳剤散布量の設計散布量について

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若年技術者です、アスファルト乳剤の設計散布量についてご教授願います。

プライムコートの散布量は路盤表面の状態や使用する瀝青材料により異なるが、通常1〜2L/m2(標準1.2L/m2)である。
タックコートの散布量は0.3〜0.6L/m2(標準0.4L/m2)で用いる。

と散布量に幅がありますが、舗装屋さんから頂いた乳剤散布管理表には、設計散布量が設定されていました。

プライムコート-設計散布量1.26L/m2 ・タックコート設計散布量0.43L/m2

この根拠は何なのでしょう?

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

国土交通省土木工事標準積算基準書(河川・道路編) 第1章 舗装工 ②-1 アスファルト舗装工 3-4-2 瀝青材料
瀝青材料の散布量は、次表による。
(100m2当り)
タックコート L 43
プライムコート L 126
(注)2.上記の散布量には、材料ロス分を含む。

ただし、平成24年度(10月版)からの同書では、記載が削除されています。
(アスファルト舗装工が「施工パッケージ型積算方式」に移行したため)

推測ですが、
散布実量としては、プライムコートは1.2L/m2、タックコートは0.4L/m2で見込んでいるのですが
見積もり積算上は、スプレイヤ内に付着する材料や、
缶の中に残る材料そのたもろもろを見込み
材料のロス分を5%~7.5%まで見込んでいるものと思われます。

基本的に、官公庁は
積算で積み上げた数量以上の材料を、実際に使用していないと
非常に問題視する傾向にあり
技術的には、たいへんおかしな話だとは思いますが、その是非はともかく
ご提示の舗装業者の管理数量以上の量が散布してあれば、問題になることは少ないでしょう。