道路橋示方書にT荷重1組の占有幅が2750mmと記載がありますが、 この値はラフタークレーンのような大型特殊車両の場合でも同じとして良いものなのでしょうか。 電線管の埋設強度を計算するのに占有幅の値が必要なのですが、畑違いでどう考えてよいものか分からず。。 よろしくお願いいたします。
今の状況つかみ取れない文面を考えると、畑違いで無い方にやって貰うのが最善かと思います。
下記のURL例でのrafter craneの走行時全(占有)幅は2.620m<2.750mで,Terzaghiに拠ると自重に因るtireの長方形載荷面(横500mm×縦200mm)から,鉛直下方と受働破壊面 との成す角45°+φ/2(此処に,φ:土の内部摩擦角[°])で分散して埋設管に作用する.当分散角はStrohschneiderに拠ると砂質土で40~50°,粘性土で70°だった.Koglerの解は帯状荷 重に対しても両端から直線上に広がる範囲に応力が平等に分散する仮定に基き,トンネル標準示方書(文献1)では55°,土質力学(文献2)では45°と見て良く(文献2),共同溝設計 指針(文献3)では,T-20tfだった他は活荷重の考え方は変わらず分散角は設計上の安全観点も有り45°としている. 即ち,埋設管の設計土圧は,T-25tf(≈245kN)荷重1組の占有幅でなく,車輪載荷面配置として横方向車輪外側距離(2.250m=1.750+2×0.500/2)から決まります. https://www.kobelco-kenki.co.jp/products/wheel_cranes/mlgrpr00000010oo-a... 参考文献 1)土木学会:トンネル標準示方書 開削工法 2)最上 武雄 監修・木村 孟 執筆:土質力学,pp.298,299,技報堂,1973.6 3)(社)日本道路協会:共同溝設計指針,1986.3
頂いたURL内に記載されたクレーンの横方向車輪距離は芯-芯で2300mmでした。 そのため車両占有幅は2800mm=2300mm+2×0.500/2と考えれば差支えないでしょうか。
#9662の25t(f) rafter crane例での前・後輪tread(左・右tireの中心間距離)は2.170mで,平面図に拠り走行時全幅2.620mに収まっています.(2.300mは側・平面図に拠り後H型outrigger 最小中心間距離です.) 道示に拠るT-25での(後)載荷面中心間距離1.750m,tireからの片側載荷幅500mmは一般値です.貴殿が対象とする道路の活荷重に拠り載荷面から地中に分散する圧縮範囲と埋設管との 位置関係,及び使用softで車輪外側距離を占有幅と見做したか式を確かめられ,適切に対処された方が良いと私は考えます.
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コメント
#9661 Re: ラフタークレーンの車両占有幅
今の状況つかみ取れない文面を考えると、畑違いで無い方にやって貰うのが最善かと思います。
#9662 Re:rafter craneの車両占有幅
下記のURL例でのrafter craneの走行時全(占有)幅は2.620m<2.750mで,Terzaghiに拠ると自重に因るtireの長方形載荷面(横500mm×縦200mm)から,鉛直下方と受働破壊面
との成す角45°+φ/2(此処に,φ:土の内部摩擦角[°])で分散して埋設管に作用する.当分散角はStrohschneiderに拠ると砂質土で40~50°,粘性土で70°だった.Koglerの解は帯状荷
重に対しても両端から直線上に広がる範囲に応力が平等に分散する仮定に基き,トンネル標準示方書(文献1)では55°,土質力学(文献2)では45°と見て良く(文献2),共同溝設計
指針(文献3)では,T-20tfだった他は活荷重の考え方は変わらず分散角は設計上の安全観点も有り45°としている.
即ち,埋設管の設計土圧は,T-25tf(≈245kN)荷重1組の占有幅でなく,車輪載荷面配置として横方向車輪外側距離(2.250m=1.750+2×0.500/2)から決まります.
https://www.kobelco-kenki.co.jp/products/wheel_cranes/mlgrpr00000010oo-a...
参考文献
1)土木学会:トンネル標準示方書 開削工法 2)最上 武雄 監修・木村 孟 執筆:土質力学,pp.298,299,技報堂,1973.6 3)(社)日本道路協会:共同溝設計指針,1986.3
#9665 Re: Re:rafter craneの車両占有幅
頂いたURL内に記載されたクレーンの横方向車輪距離は芯-芯で2300mmでした。
そのため車両占有幅は2800mm=2300mm+2×0.500/2と考えれば差支えないでしょうか。
#9666 Re:rafter craneの車両占有幅
#9662の25t(f) rafter crane例での前・後輪tread(左・右tireの中心間距離)は2.170mで,平面図に拠り走行時全幅2.620mに収まっています.(2.300mは側・平面図に拠り後H型outrigger
最小中心間距離です.)
道示に拠るT-25での(後)載荷面中心間距離1.750m,tireからの片側載荷幅500mmは一般値です.貴殿が対象とする道路の活荷重に拠り載荷面から地中に分散する圧縮範囲と埋設管との
位置関係,及び使用softで車輪外側距離を占有幅と見做したか式を確かめられ,適切に対処された方が良いと私は考えます.