圧密沈下解析を実施する際、粘性土の圧密曲線を設定する必要があるかと思います。 圧密曲線は、圧密量算出にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
室内試験で、圧密曲線が求められる際に、一つの層(仮に、Ac層)に試験結果がいくつもある場合、 最大値を採用するほうが、沈下量が大きくなり、解析上、危険側で判断できるのでしょうか。
沈下量と圧密曲線の関係性をご教授いただけたらと思います。 よろしくお願いいたします。
圧密沈下は圧密降伏応力Pcと圧縮指数Ccの2つのパラメーターで沈下量が決定されます。 Pcが小さいと正規圧密となりやすく沈下が発生しやすいです。 Ccが大きいと圧縮性が高いので沈下量が大きくなります。 圧密曲線の勾配が急な場合、圧縮性が高い(Ccが高い)ということになります。 よって、同一層で複数試験がある場合で最も沈下量が出る試験を選びたい場合は、 Pcが最も小さくCCが最も大きい試験値を選択すれば良いです。 または、平均化して採用するという手段もありますが、 その辺りはクライアントとの協議になってくると思います。
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#8742 Re: 圧密沈下解析における圧密曲線の影響
圧密沈下は圧密降伏応力Pcと圧縮指数Ccの2つのパラメーターで沈下量が決定されます。
Pcが小さいと正規圧密となりやすく沈下が発生しやすいです。
Ccが大きいと圧縮性が高いので沈下量が大きくなります。
圧密曲線の勾配が急な場合、圧縮性が高い(Ccが高い)ということになります。
よって、同一層で複数試験がある場合で最も沈下量が出る試験を選びたい場合は、
Pcが最も小さくCCが最も大きい試験値を選択すれば良いです。
または、平均化して採用するという手段もありますが、
その辺りはクライアントとの協議になってくると思います。