試験盛土の実施について

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ユーザー 匿名投稿者 の写真

震災復興工事の防潮堤工事を行っているものです。
築堤盛土を10万㎥行う予定なのですが試験盛土を実施するべきでしょうか?
使用する盛土材料は発注者の方では確認済で土質試験も行い結果も提出しています。
また実施する際、当方ではこのような大規模な盛土の経験がなく方法もいまいち分かりません。

実施の検討及び実施方法について何卒ご教授願います。

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

盛土試験は転圧回数を決めるうえで必要です。
何回必要かは仕様書に書いています(何m3に1か所というように)
確認済の発注者資料を使ってくれと言われれば、それを使えばいいです。
但し、仕様書基準の回数分がないとだめです。
土質試験については土の性状試験で、粒度、含水比、比重でしょうね。
これももちろん必要ですが、必ずしも試験盛土分要るわけではなく、仕様書に書いています。
(もしかすると、土質が変わるごとだけだったかもしれません)

通常、10万m3も盛り土するにあたり、すべて同じ土質はまずありえません。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

施工規模が大きいならば、IT施工で行うと思われます。この場合、キネマチックGPS等で層厚ごとの転圧回数の管理で密度や強度を確保するつもりならば、事前に使用予定の転圧機器での捲き出し厚、転圧回数を確定するために、条件ごとの密度や現場のK30値の確認をしておいて、施工管理は転圧回数のみで行い、現場では仕上がり後の密度や支持力管理で引き渡す方法が良いと思います。

転圧時に面的な強度のバラツキを確認するならば、振動ローラの加振時の地盤からの反発加速度を計測して、地盤剛性を判断するCCV値等を使用して、地盤剛性の面的な均一化を図る方法の検討をして頂ければと思います。

ユーザー ケルン の写真

10万m3は結構な量ですね。国土交通省でしょうか。
以前は書いてあり、試験盛土をした憶えがありますが、現在は「試験盛土」という項はないかもしれません。
東北地方整備局の仕様書、盛土の項にはには「試験盛土をしなさい」とは書いていないようです。
しかし道路土工・盛土工指針P73には「試験盛土」という項があり、試験施工をする場合の説明が記載されています。
量も多いので実施するべきと私は考えます。

通常は下のような手順でしょうか。
通常施工・・・試験施工を行い転圧回数を設定して施工し、現場密度試験やRI試験機で品質を確認する。
ICT施工・・・試験施工を行い転圧回数を設定し、転圧回数で品質を確認する。

蛇足ですが先程の道路土工などの資料により計画し、「経験が少ないのですがこう考えています」というように発注者と
協議し、よりよい関係を築くこともWIN-WINの関係になる近道ではないでしょうか。

ユーザー uh^goand の写真

いきなり委細ではなくまず試験盛土の目的は?
何のために何をどうしたいのか
そのためにどういう試験をしたいのか
調査したい項目を明示しなければ答えようがない