新旧コンクリートの付着強度

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既設コンクリート構造物のせん断耐力を向上させるためにコンクリートを増厚させた場合,新旧コンクリートの付着力はどの程度の値になるのでしょうか?

また,設計上は,(摩擦力+付着強度)が新設コンクリートに作用する水平力よりも大きいことが確認できれば良いのでしょうか?

コメント

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一般的に、24N/mm2以下に対しては 1N/mm2以上あればよい

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アメリカのコンクリートマニュアル ACI318(Building Code・・・鉄筋コンクリート構造設計規準)に、せん断摩擦設計法というのがあり、参考になります。打継目の新旧コンクリートの摩擦を考慮して設計するようになっています。手持ちのACI318-02では、11.7 Shear Frictionというところに書いてあります。近くの大学の図書館等で探してみられたらどうでしょうか。マニュアルの正式名称は次のとおりです。
BUILDING CODE REQUIREMENT FOR STRUCTURAL CONCRETE(ACI318-02) AND COMENTARY(ACI318R-02),ACI MANUAL OF CONCRETE PRACTICE
ACIは、AMERICAN CONCRETE INSTITUTE の略です。

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BUILDING CODE REQUIREMENTS FOR STRUCTURAL CONCRETE (ACI 318M-99)AND COMMENTARY (ACI 318RM-99)に、
22.5.4 — Design of rectangular cross sections subject to shear shall be based on φVn ≥ Vuとあります。

Vn=1/9(f’c)^1/2×b×h

 Vu - The factor shear force at section
  φ - The strength reduction factor
 Vn - The nominal shear strength
  f'c - The compressive strength of concrete f'c
  b - The width of member
  h - The thickness of member

このような公式は日本のスタンダードには無いのでしょうか?