小規模歩道橋について

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歩道橋の設計をしております。

橋長5.0m,幅員2.0mの3面張の河川にかかる小規模な歩道橋なのですが、

道示に準拠すると、下部構造が上部工と比べ過剰な大きさとなります。
(桁かかり75cm、河床より1.0mの根入れ等)

小規模な歩道橋ですので、理論付けができる範囲で基準を緩和、

他の基準を適用したいと思います。

立体横断施設技術基準・同解説では、

歩道橋としての細部構造が記載されておりません。

何か参考となる文献等を、ご存じないでしょうか。

すみませんが、教えて下さい。宜しくお願いします。

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

・三面張り構造をもつ河川の堤防を利用して歩道橋の基礎を構築したい.道路橋示方書を適用すると形状が大きくなってバランスしないし,対応する基準が見つからないのでさてどうしたものかと悩んでいます.というご質問だろうと思います.たぶん.結論から述べてみますと何もありません.また,理論付けの可能な範囲で説明できる基準もありません.今とりあつかっておられる構築物は必要なのですが,取り扱われる荷重が橋梁などと比較して比較的小さなために,一般に,設計基準として用意されていない状況にあります.そこで,力学を駆使して歩道橋を設計し,施主様にご相談なされてはいかがでしょうか.部材に作用する荷重やその影響で発現する応力は,大きなものであれ小さなものであれフックの法則を展開し同じかたちで扱っています.なお,河川管理施設等構造令等もあわせて検討してください.

ユーザー 俊信 の写真

確かに、悩ましい構造物なのだろうと思います。
今一度、下記を検討、確認された方が良いと思います。

●橋梁とする事が妥当なのか。
(プレキャストアーチカルバート等の方が良いのでは)
●立体横断施設技術基準・同解説の適用対象なのか。
(基準P.23〜24)

ユーザー 匿名投稿者 の写真

上部構造の詳細は 立体横断施設の標準設計(日本道路協会)を参照されたい

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>道示に準拠すると、下部構造が上部工と比べ過剰な大きさとなります。

私もやはり、バランス的なものも大切だと思います。

同僚が、同様に小規模歩道橋の設計(第3種第5級の道路に歩道追加)で
監督員と協議した上で、土地改良事業計画設計基準「農道」農林水産省農村振興局整備部設計課監修 に準拠した設計事例を知っています。
たしか、小規模な橋梁の場合、落橋防止構造を省略できる との文面を逆手にとり、既設車道部の橋梁桁かかり長にあわせた設計にしていたようです。

ご参考まで。

ユーザー kazuo.i の写真

橋長5.0m,幅員2.0mの3面張の河川にかかる小規模な歩道橋なのですが、について
詳細は判りませんが、近年、異常出水により、桁の水没・流木の閉塞が問題になっています。
2009年兵庫県佐用町の水害で、鋼製桁の水没により桁の永久変形が発生しています(今年の年講に投稿中です。また、関西支部の調査報告書に原因・対策を記載しています)。また、桁下高が3m以下の場合は、流木の閉塞により、堤内地に洪水が流出します(小松利光監修・流木と災害を参照願います)。このような状況にならないように十分な検討が行われることを期待します。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

河川上に架かる歩道橋は道路橋示方書の適用範囲外です