ハワイ移民の建設した用水路とそのツアー

7月22日22時からのTBS「世界バリバリ☆バリュー」で、ハワイ移民が建設した用水路とそのツアーについて紹介されていました。

およそ100年前のハワイ開拓時代に欧米人技師により計画されたサトウキビ畑の灌漑導水路計画を困難な作業条件にもかかわらず、日本人移民が中心となって約1年半で完成させました。導水トンネルや導水橋には日本移民から伝えられたと思われる石積み技術や木組み技術が見て取れるそうです。

この物語を知った関係者が、近年この導水路のうち景観のよい部分をカヤックで下るツアーを運営しています。
このツアーは、Googleで検索した結果、これだと思われます。(TBSに確認していないですが。)
http://www.top-10-hosting.com/~fluming/

夏休みにハワイ計画を立てている方は参加してみてはいかがでしょうか。

トークサロン第2回:感想を書き込んでください

2003年6月27日に開催した第二回トークサロン(ご案内した開催概要)の感想など、参加者の書き込みをお待ちしております。

以下、開催当日の概要です:

<水問題とは...>
・世界レベルで見て、災害被害(額・死亡数とも)の2/3は風水害、地震災害は1/3
 この状況は途上国・先進国を問わず
・2050年には世界人口の1/8が深刻な水不足に陥る。2025年にはアメリカでも水不足が深刻になる。
・洪水・渇水から、病気の蔓延,塩害などの2次被害も発生する。

<地球的な水循環の観測>
・気候は地球上における太陽エネルギーの循環であり、
 地球上で最大のエネルギーの循環は水の循環。
 気候変動の予測は水の循環を正確に把握することから始まる
  -例えば、アジアのモンスーン、南太平洋のエルニーニョは水循環の中でも最大のもの。
・水循環のモニタリング、アセスメントは、現在世界的に推進されている活動で
 2003年のエビアン・サミット、G8水行動計画の中にも盛り込まれている。
・現状、5機の人工衛星による観測体制が完成した。
 NASAや世界の気象観測所からのデータが日本(東京大学生産研究所)
 に集められて解析が進められている。
・ここで得られるデータは、気象予測の精度向上に用いられている。
 つい最近、国内でも3次元の水循環の予測モデルが導入され、精度が格段に向上した。

<小池先生の活動>
・流域管理技術の分野である洪水・渇水予測の研究からはじまり、
 積雪状況と河川流下水量の調査などを通じて、水循環観測の重要性に目をつける
・内陸で乾燥したイメージであるチベット高原での観測で、
 水循環の激しさに衝撃を受ける。国際チームによるチベット水循環観測体制を構築する。
・観測規模を広げ、世界的な水循環観測網の構築を苦労しながら達成。
・土木工学という技術体系を常に意識しながら、活動されている。

<フロアーから>
・国際社会が、気候変動における技術的な知見を必要としている中、
 小池先生の活動は気候変動の観測活動を支える屋台骨になっている。
・一般から見れば氏の研究内容は土木工学から逸脱している、
 ただし、私たちも、(技術畑だけではなく)社会が望む方向へあえて逸脱する必要もある。

<個人的に>
・学生の時に受講した「土木工学概論」
 などで教授から興味深い講義があったときの記憶がよみがえった。
・参加数が少ないのが悲しいが、
 今回はタイトルから難しい印象を受けたため周囲をあまり誘わなかった。
 もっと会員同士誘い合って参加して欲しいと思う。
 また、土木の世界を一般の方にも知らせるいい機会であるので、
 皆さんの周りにいる勉強家を誘ってみてもいいと思う。
・「大人のための土木講座」というような名前でもいいような。

「でんき予報」始まりましたね

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2003年5月29日付本サイトの記事「この夏、電力不足が言われていますがあなたのところの対策は?」のコメントで言及されていた「でんき予報」が本日6月23日から予告どおり始まりましたね。

TEPCO でんき予報

天才橋梁設計技術者の設計図書類

すでに多数新聞等で報道されています2003年6月13日付(独)土木研究所の記者発表「天才橋梁設計技術者の設計図書類が多数発見される」(PDF形式)の中に

土木研究所では、これらの貴重な資料を整理して保管するとともに、目録・複製を作成して公開し橋梁技術や土木史の研究に活用していくことにしています。また、6月18,19日、神戸で開催される第23回土木史研究発表会(主催:土木学会)において、今回発見された資料の概要について発表する予定です。

とあり、土木史研究委員会のページで発表会プログラムを確認できました。

昨日で発表会も終了していますので、どのような切り口で取り上げようか迷いましたが、記者発表資料中の現存する橋梁の写真や設計図を門外漢の私が眺めてもその業績に圧倒されます。資料が公開される時にはぜひ見てみたいものです。

川崎地下鉄の着工延長報道

川崎市は地下鉄「川崎縦貫高速鉄道」の着工延長について
市議会で表明しました。

報道:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030616-00001026-mai-soci

まあ、高速道路での論議でも見られたのと同様、いらないものはいらない、といって構わないと思うのですが、ダム、高速道路だけでなく、都市開発に国を挙げて重点を置いている現況下で都市インフラである地下鉄も中止・延期論が出てしまい土木のエンジニアとしては悲しいところです。
延期の理由は、財政上の理由を市民アンケートで補強した形で示されています。財政上の理由は致し方ないとしても、市民による反対の雰囲気を醸成してしまったのは残念だと思います。その原因として、1963年に策定された構想の陳腐化(道路交通の充実、東京への鉄道網の充実、自動車保有拡大...)や建設自体への高コスト構造に関する疑いの雰囲気などが有るかもしれません。

どこかでかかれているかもしれませんが、私見を。

川崎縦貫高速鉄道
http://www.city.kawasaki.jp/82/82tetudo/home/
縦貫高速鉄道 見直し案に付いて
案の概要:http://www.city.kawasaki.jp/16/16gyosys/home/kensyou/kensyou.htm
最も詳しい;http://www.city.kawasaki.jp/16/16gyosys/home/kensyou/kensyou-2.pdf
話題のアンケート:http://www.city.kawasaki.jp/16/16gyosys/home/kensyou/research/research.html

川崎市は旧国鉄や東急、京急など事業者による鉄道整備の恩恵を受けてきており、川崎市民自身が鉄道整備の負担はしなくてもいい、事業者が勝手にやることだ、という意識をもっているのではないかと思います。一方、市議会は旅客鉄道施設の必要性について検討し、市民の負担をともなう地下鉄の必要性を1996年に公表していますが、市民の反対の背景には、「必要なのは分かるがどうしてJRみたいにやってくれないの?」なのではないでしょうか。

私は、川崎市がそのようなプロジェクトスコープしか作らせてもらえない鉄道整備制度の硬直化も問題ありと思います。宅鉄法やBOT・PFIなどを活用したり、隣市の横浜との共同事業(そっちも財政は苦しいが)したりして、あらたな財源の模索を許容する制度になっていないのではないでしょうか。

土木学会では「交通整備制度」という、エンジニア論と財源制度の両面からみた交通インフラ整備の解説書を出しています。p67では「わが国の鉄道事業制度に関する論点」として「3.5.1鉄道計画評価と事業制度の画一性;(前略)全国一律の画一的な事業制度しか許していないため、大都市ではゆったりとした快適な鉄道輸送は全く望めない状況にある一方で、地方都市ではシビルミニマム的な路線網整備すら出来ないのが現状である、例えば、大都市では公的負担・助成を下げて開発利益還元システムを導入し、逆に地方都市では公的負担・助成をあげることを検討すべき出るという考え方と、同一条件で効率的投資を実現すべきであるという考え方がある。」という現状を解説しています。
これ以外にも興味がある論点がいくつかありますので、興味のある方はご参照ください。

職場班の存在意義について

私の手元に「職場班の充実・強化の方針」の手紙
(学会の企画運営連絡会議:会員支部部門から)が届きました。
職場班の存在意義が良くわかりません。

手紙を見ると、
これまでは学会誌の郵送料の節約の話で存続しているのかと思っていましたが、
そうではなく、
「学会本部・支部からの情報通信機能」の強化・推進ということのようです。

それだったら、会員個人のe-mailを集めて直接個人に送付したり、
登録者に限られるが、JSCE.jpをつかって連絡することも出来ます。
職場班の班長になった人も手間がかかりません。

但し、私は中小企業づとめで、社内にも会員が2,3名しかいないのですが、
大企業では何かメリットがあるのですか?

土木学会総会に出てみた

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第89回土木学会総会(2003/5/30 13時半〜17時半)に出てみました。
(私もまだ若いので)初めての出席です。

時間もないことから、アンサンブルシビル、講演は参加せずで、
14:50からの授賞式、事業報告をきいて16:30頃退席しました。

●授賞式
まず驚いたのが、演出の華やかさです。
おそらく、会員のほとんどが、「総会は株主総会みたいなものでどよ〜んとしている」
という意見かもしれないですが、授賞式はそんなことはありません。

照明を落とした大会場の中で、プロジェクターで受賞内容を映像で紹介したあと、
招待された受賞者が会場内で立ち上がってスポットライトを浴びる、というような流れです。
一部の賞は受賞者が壇上に上がります。
雰囲気は、レコード大賞などに似ているんじゃないかな,と思いました。
(実際に行ったことはないですが)
また、元TBSアナウンサーの鈴木史郎さんの司会により、
華やかな中にも落ち着きがある演出となっていました。

残念なところは、各賞の内容紹介時間が短いところです。
早口で紹介される複雑な事業・研究内容を聞き取るのは大変です。

あまり派手な演出はどうも、という意見もあるかもしれませんが
授賞式なので、これくらいの華やかさがあって然るべきだ、と思いました。
受賞された方や賞を目指している人にも励みになることでしょう。
皆さんも、委任状提出でもいいでしょうが、一度はご覧になっては如何でしょうか?

学会の方に取材したのですが、
このような演出になったのは、ホテルエドモントで開催するようになってからということで、
4、5年間はこんな感じでやってきたそうです。

●全体の雰囲気
主会場は前にステージ、客席が32*20列の600人程度。
副会場に江戸400年パネル展示、JSCE.jp展示、ロビーなどでした。
私がいた、授賞式の間は席はほぼ満席でしたが、受賞者が半分くらいまで占めていて、
一般客扱いは200人程度(おそらく、受賞者関係者・マスコミも多い)です。

●事業報告
授賞式の後、10分程度の休憩を挟んで始まりました。
一般的な株主総会のような雰囲気でした。
おそらく、一般会員よりも企業会員向の意義があるのだと思いました。

総会は事務手続きの一部でしょうから、
あまり研究者や一般実務会員に有意義な情報はないと思います。

以上、取り留めのない報告でした。

江戸開府400年記念パネル展開催中

江戸開府400年記念企画展「江戸の都市づくりと国土マネジメント」開催中!!

 ・会期:平成15年6月30日まで 
 ・会場:土木学会土木図書館前ロビー
 ・ホームページ:
  http://61.199.33.80/jscelib/committee/edo/top2.html

江戸開府400年を記念し、土木図書館委員会では江戸開府400年企画小委員会(委員長:松浦茂樹)を3月に立上げ、標記のパネル展を企画致しました。準備期間がない中、関係各機関・個人の協力と委員各位の尽力により、13枚のパネルが完成。5月26日から学会土木図書館前ロビーにて開催しています(資料集も1000部ほど用意致しました)。

5月28日には学会講堂で行った第11回イブニングシアター特別企画「明日をつくった男」の上映に参加された、200人を超える会員や一般市民の方々にご覧いただき、また5月30日の学会総会では、各賞受賞の写真やJSCE.jpのプロジェクターによる紹介等と併せ同パネル展を特別に併設し、総会出席者300人の方々にご覧頂きした。

引き続き6月一杯、土木図書館前ロビーにて展示致しておりますので、学会にお立ち寄りの際は、ぜひご覧下さい。
なお、上記ホームページでも、写真とパネルのpdfにて展示の様子を紹介しています。
こちらも併せてご覧頂ければ幸いです。

サイレントマジョリティへの対応

埼玉県と埼玉大学の共催により、
「サイレントマジョリティの県政参加」に関するシンポジウムを開催するようです。
土木計画分野においても大きな意味を持つ「サイレントマジョリティ」や「参加」をテーマに、政治学者や行政担当者、NPOなど多彩なメンバーで議論を展開する予定です。多数の方にご参加いただきたく、ご案内する次第です。
 参加は無料で事前登録もありません。
詳細はここhttp://www.iron.saitama-u.ac.jp/seminar.pdf

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埼玉県・埼玉大学政策研究会 研究成果発表会・シンポジウム
 「サイレントマジョリティの県政参加」

(1)日時
  2003年6月5日(木) 13時〜17時
(2)場所
  埼玉大学(さいたま市桜区下大久保キャンパス 21世紀研究機構7F大会議)
(3)主催
  埼玉県・埼玉大学 共同主催
  (埼玉県・埼玉大学政策研究会研究成果発表会・シンポジウム)
(4)プログラム
   13:00-13:15 主催者挨拶
          埼玉大学兵藤学長、埼玉県馬場改革政策局長
   13:15-14:15 報告
        埼玉県・埼玉大学政策研究会の研究報告
        ―「サイレントマジョリティを捉えるための実験調査」を中心に
          経済学部 松本正生教授
          埼玉県  稲葉主幹
   14:15-14:45 話題提供
        市民参加のための具体的手法―社会実験を中心に
          理工学研究科 久保田助教授
   14:45-15:00 コーヒーブレイク
   15:00-16:55 パネルディスカッション
        「参加型社会における行政の役割、県民の役割」
        コーディネータ:松本 正生(経済学部教授)
        討論メンバー:
          潮崎 俊也(埼玉県交通政策課長)
          荒牧 澄多(川越市まちづくり計画課)
          中津原 努(都市づくりNPOさいたま)
          久保田 尚(理工学研究科助教授)
   16:55-17:00 閉会のことば
          教養学部 市橋助教授

海外での勉強について

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海外に留学して土木関係のことを勉強するのをどう思われますか?
私は海外などの建物にとても興味があります。帰国後は日本に戻り就職したいのですが、外国と日本の技術の違いなどから就職の際、企業側から嫌がられると聞きました。また資格取得の際に、大学、短大などを出て何年〜などとありますが、海外教育機関を出た場合どう位置付けされるのでしょうか?就職、資格に関してとても不安がありますがどなたか詳しい方、似たような方、アドバイスお願いします。
ちなみに留学先はオーストラリアの予定です。オーストラリアの土木技術、その他各国の技術と、日本との技術の相違点などを教えてもらえるとうれしいです。
宜しくお願いします。