既設ブロックの健全度評価方法について

セクション: 
ユーザー 匿名投稿者 の写真

海岸で使用される消波ブロックや緩傾斜護岸ブロックの品質が確保されているかについて
どのように評価すればよいのでしょうか。
ハドソン式を用いて必要質量を満たしているかで判断しようとしたのですが、
コンクリートの耐久性等の評価はどのようにしたらよいのでしょうか。
既設ブロックの健全度評価の方法をご存じの方がいらっしゃいましたらご教授ください。

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

表面強度についてはシュミットハンマーで叩いてみれば良いかと思います。
内部についてはコア抜き供試体を潰してみれば良いかと思います。
海岸構造物ですから、その強度がどれくらいか分かりませんが、一般的には設計強度程度以上となるはず。
ただ、設計強度未満の結果が出た場合、その結果を定的に判断する術があるのかは分かりません。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

ご教授いただきありがとうございます。
ご指摘の通り、健全度を示す明確な基準がないため既設ブロック流用の線引きに苦戦しております…
「もう使えないものは新設」としたいのですが、明らかにひびが入っているもの以外について
何をもって「使えない」とするのか難しいです。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

海岸系だから塩化物イオン濃度で推し量れば良いのではないかと思います。
先のコア抜き供試体を粉砕して在留する塩化物イオン濃度を確認して、許容値外ならOUTとすれば良いでしょう。
許容値は1.2kg/m3以下だったでしょうか? ちょっとはっきりしませんが。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

ご教授いただきありがとうございます。
早速塩化物イオン濃度について許容値などを調べてみました。
これまで土木学会では腐食発生限界塩化物イオン濃度を1.2kg/m3と定めていたそうですが
2013年制定の「コンクリート標準示方書[維持管理編]」でコンクリートの種類に応じた算定式にて
求める手法が提案されたようです。また、みなし規定として2.0kg/m3という値も提示されているようです。
示方書を読み解き、許容値をどう考えるか検討したいと思います。
大変勉強になりました、ありがとうございます。