道路擁壁の耐震設計について

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現在、道路擁壁(現場打ちL型擁壁H=5.5m)を設計中です。
発注者より計画路線と構造物の規模から、重要度2、性能2のため、レベル1のみの耐震設計で良いのではないか、という質問を受けております。
道路土工構造物技術基準・同解説の解表4-3(p.44)では、重要度2、性能2の部分は地震動はレベル1地震動となりますが、この表の読み方が分からず、質問している次第です。
以下の2パターンの考え方でどちらが正解なのでしょうか。
(1)重要度2の場合は、常時は性能1、降雨は性能1、地震動レベル1は性能2、地震動レベル2は性能3について全て設計を行う。
(2)重要度2、性能2のため、常時、降雨、地震動はレベル1までの設計でよい。

もし、(1)の考え方では、すべての設計でレベル2まで設計するが、性能3の照査とはどのようなことをするのか?という疑問もあります。
(2)の場合でも、性能2の照査とはどのように行うのか?

また、基準書やどこかに記載のある文書などあればご教授お願いできませんでしょうか。

宜しくお願い致します。

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

(1)(2)とも違います。重要度2で高さ8m以下なら地震時の照査は必要ないです。

擁壁工指針P81より
高さ8m以下の擁壁で常時の作用に対して、指針に従い擁壁の安定性と部材の安全性を満足する場合には、地震時の作用に対する照査を行わなくても、レベル1地震動に対して性能2を、レベル2地震動に対して性能3を満足する。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

P89でした。

ユーザー iri の写真

回答ありがとうございます。
P.89の記載確認しました。認識を改めます。
ところで、今回の基礎形式が杭基礎なのですが、それでも重要度2、壁高8m以下のため、
常時のみの検討でレベル1地震動で性能2、レベル2地震動で性能3を満足しているとしてもよいのでしょうか。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

基礎形式によって求める性能が違うような記述はないので、そのように思います。