PC橋のクリープ

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PC橋のクリープについてご教授ください。
概要
1.ポステン3径間連続ラーメン箱桁橋
2.竣工1980年
3.橋長L=200m(A1-P1 50m、P1-P2 100m、P2-A1 50m)
4.A1・mov+P1+ヒンジ沓+P2+A2・mov
5.A1、A2、ヒンジ部の設計遊間100mm(竣工図)
6.A1とヒンジ部の伸縮装置に遊間の異常が発生(遊間ゼロ)
質問
1.点検結果による報告ではコンクリートのクリープが原因として遊間の異常が発生していると推測されていますが、PC橋のクリープは桁の中央に向かう方向ではないでしょうか?(遊間が開く方向?)
2.遊間異常の原因がクリープという考えは妥当でしょうか?

コメント

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ご認識のとおり,基本的にはコンクリートのクリープ(および収縮)では縮む方向にはたらきます。ヒンジ沓というのがよくわかりませんが,もしA1で遊間が0ということであればPC橋のクリープなどではなくA1下部工が(背面土圧により?)倒れてきたと考える方が可能性が高いと思います。
あるいは別の原因があるかもしれませんが,現地を見ないと確かなことは言えないでしょう。

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△    I       I    △
A1    I       I     A2
     P1  ↑   P2   
       ヒンジ
上記○(ヒンジ)で不静定次数を減らしてるようです。

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ご質問は中央ヒンジのことですね。なるほど。
であれば一番考えられることは中央ヒンジ部の垂れ下がりです。ヒンジが下がってしまえば,桁上面では遊間がなくなります。その一方で下面では離れてきているのではないでしょうか。