ボルトの向きについて

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お世話になります。

鋼橋の箱桁や鈑桁で、フランジをボルト添接する場合、高力ボルトは下から差し込みナットを上から締め付けるのが標準と思いますが、なぜでしょうか。

①上から締め付ける方が作業性がよい
②ナットが緩んでボルトが抜け落ちたとき、わかりやすい

などの理由からかなと思うのですが、他に理由はあるでしょうか。

もしないなら、第三者被害が予想されるような場所では、
ボルトが落ちるよりナットが落ちたほうが被害が少ないので、
逆向きに差した方がいいのかなと思い質問させていただきました。

やはり落橋などの重大事故を考えると、ボルトの抜けが分かりやすいように
下から差したほうがいいとは思うのですが、
現在は定期的に橋梁の点検が行われているので、
落橋に至るまでボルトの抜けが放置されるとは考えにくいです。

よろしくご教授お願いします。

コメント

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高力トルシアボルトだとすれば、上からボルト差しだと締め付け機械がWEBに当たるだと思います。

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1.締め付け機械は数キロありますから、上から締め付ける方が作業姿勢が下向きにあるらくです、ボルト配置・締め付け順序から下からになることもあります
2.ボルト頭を外側とした方がねじ部が無いので塗装によく維持管理にもよい
3.高力ボルトは軸力を与えていますから締め付け部材同士が離れないナットに緩みが生じないボルトですから上下は考えなくてよいです。
品質管理で作業前およびボルトのトルク管理して、施工時にも1本どつ作業管理をしていますから、締め忘れということはまずありません。
4.今は使われていませんが。F11以上のボルトは遅れ破壊からボルトが切れることがたまにありますから、交差道路鉄道里道人が生活圏としている部分のF11Tボルトは交換しています。
5.ボルトの維持管理についてはJRのH19.1_(構造物編 鋼・合成構造物)_鉄道構造物等維持管理標準・同解説をよんでみられたい。

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詳しく回答していただき、大変ありがとうございました。
とても勉強になりました。
紹介していただいた書籍も探して読んでみます。

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1.締め付け機械は数キロありますから、上から締め付ける方が作業姿勢が下向きにあるらくです、ボルト配置・締め付け順序から下からになることもあります
2.ボルト頭を外側とした方がねじ部が無いので塗装によく維持管理にもよい
3.高力ボルトは軸力を与えていますから締め付け部材同士が離れないナットに緩みが生じないボルトですから上下は考えなくてよいです。
品質管理で作業前およびボルトのトルク管理して、施工時にも1本どつ作業管理をしていますから、締め忘れということはまずありません。
4.今は使われていませんが。F11以上のボルトは遅れ破壊からボルトが切れることがたまにありますから、交差道路鉄道里道人が生活圏としている部分のF11Tボルトは交換しています。
5.ボルトの維持管理についてはJRのH19.1_(構造物編 鋼・合成構造物)_鉄道構造物等維持管理標準・同解説をよんでみられたい。

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1.締め付け機械は数キロありますから、上から締め付ける方が作業姿勢が下向きにあるらくです、ボルト配置・締め付け順序から下からになることもあります
2.ボルト頭を外側とした方がねじ部が無いので塗装によく維持管理にもよい
3.高力ボルトは軸力を与えていますから締め付け部材同士が離れないナットに緩みが生じないボルトですから上下は考えなくてよいです。
品質管理で作業前およびボルトのトルク管理して、施工時にも1本どつ作業管理をしていますから、締め忘れということはまずありません。
4.今は使われていませんが。F11以上のボルトは遅れ破壊からボルトが切れることがたまにありますから、交差道路鉄道里道人が生活圏としている部分のF11Tボルトは交換しています。
5.ボルトの維持管理についてはJRのH19.1_(構造物編 鋼・合成構造物)_鉄道構造物等維持管理標準・同解説をよんでみられたい。