細幅箱桁の輸送についてお教えください。
細幅箱桁をセミトレーラーで輸送する場合、横積みは可能でしょうか。 横積み可能であれば、桁高を高くできると思い質問させていただきました。
少数主桁の横積みは行われるようですが、細幅箱桁の横積みは調べてみましたが、見当たりませんでした。 部材の反転作業が大変なため、一般的に横積みはされないのでしょうか。
どなたか、わかる方、ご教授いただけると助かります。
可能ですよ道路管理者が許可すれば
ご回答大変ありがとうございました。
横積みされない理由があるではと思っていたので参考になりました。
一列一段ならどう積んでも良いが、2段積み以上になればフランジがかみ合って載せることが難しいでしょうね。 載せる場合木材スペーサーを車幅いっぱいにおけば、そのようなことにはならないが、その時の収容容積は縦に積んだ時とほぼ変わらない。 I桁はフランジを天地にして設置するのが殆どですから、横積みにして架設時に90度回転させる作業を増やすより、天地を同じくした積み方のほうが合理的です。
道路管理者許可以前の常識的な作業方法じゃないかと思います。
ご回答まことにありがとうございます。 縦積みの合理性について勉強になりました。
この質問をさせていただいた経緯ですが、 例えば、高床式セミトレーラ(20t積)を使用した場合、積載許可範囲は、長さ12.9m×幅3.5m×高さ2.6mです。 このため、横積みをした方が、桁高を高く設定できます。 桁高を高くした方が鋼重が小さくなるなどで経済的になるのであれば、少数主桁の場合は横積みとして計画しています。(デザインデータブックにも少数主桁のみ横積みの記載有)
細幅箱桁も同様に横積みできれば桁高を高くでき、経済的な設計が行えるのではと思いましたが、調べてもわからなかったため、質問させていただきました。
私も過去にそのような考えに着目したことがあります。 しかし、所詮一点物の構造物であることと、積み方によって運搬車が増えたところで工事費全体に占める運送費は極めて小額である事など、また金として計上できない安全や作業性を同一ベクトルに指数化してトータルで考えると、あまり期待できる結果は得られません。
そんなことよりも、幅員延長荷重が決まればワンパターンしかないような標準設計を用いて、少なくとも上部工設計費を削除するほうが、トータルコストとして格段に下がります。これは後にやってくる維持コストの低減にもなります(下部工は無理ですが)
総体、重箱の隅のわずかな埃を取るのに頓着していても仕方ないのだなと感じると思います。
質問に対する回答としては、ちょっとずれてないでしょうか。
運搬費どうこうではなく、通常だと桁高2.6mだけど、横に寝かせて良いのであれば、桁高が3.5mまで可能なので、検討の幅が広がると言っているのではないでしょうか。
質問に対する補足、まことにありがとうございます。
まさにそのような意味で質問させていただいております。 文章がわかづらく申し訳ありません。
桁高の設定によって、桁の鋼重は変化します。 そのため、例えば構造計算上、最小鋼重となる桁高が3.5mなのに、輸送の制約により桁高を2.6mにしなければならないとしたら、鋼重が増え、不経済な設計となりますし、構造的にもあまりよくない設計となります。 そのため、桁高の検討範囲をなるべく広げておきたいという思いがあります。
ちょっとはっきりしたことは言えませんが、3.5横m桁を横に積むと車両運送法の規定(2.5m未満)を超え、特殊運送許可が必要なのかなと思います。 縦に積んでも同じようなことが言えるケースも出ないとは言えませんが、上空側の建築限界はぎりぎりクリアするトレーラーがあったと記憶しています。
横幅が大きいと対面交通の規制もしなければならないケースもあり、特殊運送許可の中でも認められにくいステージに入っていくのかなと。 たまに自衛隊が交通封鎖して、戦車を運搬するようなあのケースです。
ご回答まことにありがとうございます。
積載幅2.5m以上3.5m以下の場合は、「特殊車両運行許可証+制限外積載許可証」が必要となります。
従来形式の箱桁の場合、積載幅2.5m以上(箱本体+仕口)となるのは、よくあることです。 少数主桁の場合も縦積みで許可範囲をオーバーする場合は、横積みで計画します。(積載幅2.5m以上となる)
このため、申請が必要とはなりますが、積載幅が2.5m以上となることへの問題は特に感じたことはありませんでした。
細幅箱桁を横積みにした場合、少数主桁を横積みにするよりはるかに反転作業が大変になるであろうことは予測がつきます。 ですので、そういった理由から一般的に細幅箱桁の横積みはされないのか、もしくは、他の理由からなのか、それとも横積みもされるのか、 もしご存知でしたらお教えいただけると助かります。
(最高限度) 幅-2.5m、高さ-3.8m(ただし、指定道路を走行する車両は車高4.1m)、長さ-12m
ただし、上記コメントにもあるように制限外積載許可申請で限度を超える搬送は可能。
低床などの搬送専用車両を使用すれば、有効巾より有効高の方が大きい。 高さ3mそこそこまでは殆ど地図上の経路選定だけで計画可能。
故に『通常だと桁高2.6mだけど、横に寝かせて良いのであれば、桁高が3.5mまで可能なので、検討の幅が広がる』などと考えるのは制限値にたいする単なる誤解。ただし、伍メートルを超えるような高さで薄いものを三車線以上確保できるような道路を搬送するならソレはそれで考慮する価値はある。(必ず許可が出るとは云っていない。高さ4.3mを超えるのは搬送物と経路次第でままあるが、巾3.5mを超える搬送は殆ど聞かない)
質問を良く読んだ方が良いですよ。
質問者様は現場条件などを元に、デザインデータブックから高床式セミトレーラ(20t積)を選び、使用する条件で検討していると思われます。 この条件で搬送可能な桁高を尋ねているのであって、道路交通法等の搬送可能な上限値を尋ねているのではありません。
手続き等の煩雑さは工事費も含めてトータルで考慮しないと意味がありません。
例えば通常の床高(H=1.0m程度)トレーラーを使用した場合 縦には2.8~3.1m迄、巾には2.5m迄は特別な手続きが不要 特殊車両通行許可を得た場合、同様な通常の床高トレーラーの場合共に3.5m迄は許可が出る可能性が高い。
巾に関しては搬送手段で工夫が出来ないが、高さに関しては手段がある。 その上高さに関してはルート次第ですが、道路構造令の4.7m迄はぎりぎり通過できる可能性が高いが 巾に関しては長さとの関係で搬送の為の工事が必要になる場合も多い。
以上のように積載重量等の制限外搬送を計画した経験が有れば自ずから結果が見いだせるお話しです。 つまりわざわざ横積にするメリットが容積的にも施工的にもほとんどありません。
それと『セミトレーラー』は車両連結の方式で床高の規定はありません。思い込みでなくもう少しお勉強しましょう。 質問者は知識がないから質問されているに過ぎません。 一定の知識を知れば自ずから見えるお話しを断ち切らないようにするほうが為になるとも思いますが・・・
搬送可能な桁高を推し量るには道路交通法や特殊車両通行許可など、法規条件下において可否判断するのが常識ですから、道路交通法の搬送可能な上限値を超えるものの選択は法律無視の理想主義となり、設計者、製作者、発注者、許可申請者、その他関係者の意見がそこに一致することは皆無と言っても過言ではありません。 占有面積が幅広と言うのは日本においては極めて厳しい条件なのです。 一例、公共道路は良いとしても、仮に搬入路を通らないといけないとすればコスト増です。 経験上、積載の逃げ場は上空にしかないのだなと思いますし、そのために車両においても低床車両の開発がなされています。
質問の主旨とその背景にある思惑や意図は十分理解できますが、それらはトータルバランスに思慮がいかない経験の浅さ故の質問と感じます。 道路系法律に縛られないのであれば何でも出来ますが、その法律の条件の下において可否判断するのが結果への早道です。
このアドバイスに同感です。
ようこそゲストさん
お知らせ 話題 用語解説
コメント
#6863 Re: 細幅箱桁の横積みについて
可能ですよ道路管理者が許可すれば
#6864 Re: 細幅箱桁の横積みについて
ご回答大変ありがとうございました。
横積みされない理由があるではと思っていたので参考になりました。
#6866 Re: 細幅箱桁の横積みについて
一列一段ならどう積んでも良いが、2段積み以上になればフランジがかみ合って載せることが難しいでしょうね。
載せる場合木材スペーサーを車幅いっぱいにおけば、そのようなことにはならないが、その時の収容容積は縦に積んだ時とほぼ変わらない。
I桁はフランジを天地にして設置するのが殆どですから、横積みにして架設時に90度回転させる作業を増やすより、天地を同じくした積み方のほうが合理的です。
道路管理者許可以前の常識的な作業方法じゃないかと思います。
#6869 Re: 細幅箱桁の横積みについて
ご回答まことにありがとうございます。
縦積みの合理性について勉強になりました。
この質問をさせていただいた経緯ですが、
例えば、高床式セミトレーラ(20t積)を使用した場合、積載許可範囲は、長さ12.9m×幅3.5m×高さ2.6mです。
このため、横積みをした方が、桁高を高く設定できます。
桁高を高くした方が鋼重が小さくなるなどで経済的になるのであれば、少数主桁の場合は横積みとして計画しています。(デザインデータブックにも少数主桁のみ横積みの記載有)
細幅箱桁も同様に横積みできれば桁高を高くでき、経済的な設計が行えるのではと思いましたが、調べてもわからなかったため、質問させていただきました。
#6871 Re: 細幅箱桁の横積みについて
私も過去にそのような考えに着目したことがあります。
しかし、所詮一点物の構造物であることと、積み方によって運搬車が増えたところで工事費全体に占める運送費は極めて小額である事など、また金として計上できない安全や作業性を同一ベクトルに指数化してトータルで考えると、あまり期待できる結果は得られません。
そんなことよりも、幅員延長荷重が決まればワンパターンしかないような標準設計を用いて、少なくとも上部工設計費を削除するほうが、トータルコストとして格段に下がります。これは後にやってくる維持コストの低減にもなります(下部工は無理ですが)
総体、重箱の隅のわずかな埃を取るのに頓着していても仕方ないのだなと感じると思います。
#6873 Re: 細幅箱桁の横積みについて
質問に対する回答としては、ちょっとずれてないでしょうか。
運搬費どうこうではなく、通常だと桁高2.6mだけど、横に寝かせて良いのであれば、桁高が3.5mまで可能なので、検討の幅が広がると言っているのではないでしょうか。
#6874 Re: 細幅箱桁の横積みについて
質問に対する補足、まことにありがとうございます。
まさにそのような意味で質問させていただいております。
文章がわかづらく申し訳ありません。
桁高の設定によって、桁の鋼重は変化します。
そのため、例えば構造計算上、最小鋼重となる桁高が3.5mなのに、輸送の制約により桁高を2.6mにしなければならないとしたら、鋼重が増え、不経済な設計となりますし、構造的にもあまりよくない設計となります。
そのため、桁高の検討範囲をなるべく広げておきたいという思いがあります。
#6876 Re: 細幅箱桁の横積みについて
ちょっとはっきりしたことは言えませんが、3.5横m桁を横に積むと車両運送法の規定(2.5m未満)を超え、特殊運送許可が必要なのかなと思います。
縦に積んでも同じようなことが言えるケースも出ないとは言えませんが、上空側の建築限界はぎりぎりクリアするトレーラーがあったと記憶しています。
横幅が大きいと対面交通の規制もしなければならないケースもあり、特殊運送許可の中でも認められにくいステージに入っていくのかなと。
たまに自衛隊が交通封鎖して、戦車を運搬するようなあのケースです。
#6877 Re: 細幅箱桁の横積みについて
ご回答まことにありがとうございます。
積載幅2.5m以上3.5m以下の場合は、「特殊車両運行許可証+制限外積載許可証」が必要となります。
従来形式の箱桁の場合、積載幅2.5m以上(箱本体+仕口)となるのは、よくあることです。
少数主桁の場合も縦積みで許可範囲をオーバーする場合は、横積みで計画します。(積載幅2.5m以上となる)
このため、申請が必要とはなりますが、積載幅が2.5m以上となることへの問題は特に感じたことはありませんでした。
細幅箱桁を横積みにした場合、少数主桁を横積みにするよりはるかに反転作業が大変になるであろうことは予測がつきます。
ですので、そういった理由から一般的に細幅箱桁の横積みはされないのか、もしくは、他の理由からなのか、それとも横積みもされるのか、
もしご存知でしたらお教えいただけると助かります。
#6878 Re: 道路通行車両の制限の基本を調べることが理解の早道
(最高限度)
幅-2.5m、高さ-3.8m(ただし、指定道路を走行する車両は車高4.1m)、長さ-12m
ただし、上記コメントにもあるように制限外積載許可申請で限度を超える搬送は可能。
低床などの搬送専用車両を使用すれば、有効巾より有効高の方が大きい。
高さ3mそこそこまでは殆ど地図上の経路選定だけで計画可能。
故に『通常だと桁高2.6mだけど、横に寝かせて良いのであれば、桁高が3.5mまで可能なので、検討の幅が広がる』などと考えるのは制限値にたいする単なる誤解。ただし、伍メートルを超えるような高さで薄いものを三車線以上確保できるような道路を搬送するならソレはそれで考慮する価値はある。(必ず許可が出るとは云っていない。高さ4.3mを超えるのは搬送物と経路次第でままあるが、巾3.5mを超える搬送は殆ど聞かない)
#6879 Re: 道路通行車両の制限の基本を調べることが理解の早道
質問を良く読んだ方が良いですよ。
質問者様は現場条件などを元に、デザインデータブックから高床式セミトレーラ(20t積)を選び、使用する条件で検討していると思われます。
この条件で搬送可能な桁高を尋ねているのであって、道路交通法等の搬送可能な上限値を尋ねているのではありません。
#6881 Re: 道路通行車両の制限の基本を調べることが理解の早道
手続き等の煩雑さは工事費も含めてトータルで考慮しないと意味がありません。
例えば通常の床高(H=1.0m程度)トレーラーを使用した場合
縦には2.8~3.1m迄、巾には2.5m迄は特別な手続きが不要
特殊車両通行許可を得た場合、同様な通常の床高トレーラーの場合共に3.5m迄は許可が出る可能性が高い。
巾に関しては搬送手段で工夫が出来ないが、高さに関しては手段がある。
その上高さに関してはルート次第ですが、道路構造令の4.7m迄はぎりぎり通過できる可能性が高いが
巾に関しては長さとの関係で搬送の為の工事が必要になる場合も多い。
以上のように積載重量等の制限外搬送を計画した経験が有れば自ずから結果が見いだせるお話しです。
つまりわざわざ横積にするメリットが容積的にも施工的にもほとんどありません。
それと『セミトレーラー』は車両連結の方式で床高の規定はありません。思い込みでなくもう少しお勉強しましょう。
質問者は知識がないから質問されているに過ぎません。
一定の知識を知れば自ずから見えるお話しを断ち切らないようにするほうが為になるとも思いますが・・・
#6882 Re: 道路通行車両の制限の基本を調べることが理解の早道
搬送可能な桁高を推し量るには道路交通法や特殊車両通行許可など、法規条件下において可否判断するのが常識ですから、道路交通法の搬送可能な上限値を超えるものの選択は法律無視の理想主義となり、設計者、製作者、発注者、許可申請者、その他関係者の意見がそこに一致することは皆無と言っても過言ではありません。
占有面積が幅広と言うのは日本においては極めて厳しい条件なのです。
一例、公共道路は良いとしても、仮に搬入路を通らないといけないとすればコスト増です。
経験上、積載の逃げ場は上空にしかないのだなと思いますし、そのために車両においても低床車両の開発がなされています。
質問の主旨とその背景にある思惑や意図は十分理解できますが、それらはトータルバランスに思慮がいかない経験の浅さ故の質問と感じます。
道路系法律に縛られないのであれば何でも出来ますが、その法律の条件の下において可否判断するのが結果への早道です。
#6880 Re: 道路通行車両の制限の基本を調べることが理解の早道
このアドバイスに同感です。