現場発生材の路体盛土への流用について

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現場発生材を路体盛土へ流用したいため土質試験を行いました。
粒度試験・塑性液性限界試験・突き固めによる締め固め試験・CBR試験です。
その結果で流用可・不可を決める明確な判断基準はないのでしょうか。
調べたところCBRについては5%以上でOKしている事例はあるようですがその他の試験結果で判断基準があれば教えて頂きたい。

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

私の経験から回答します。
路体盛土がどの程度(直高30m位の高盛土や1m位の盛土)の規模や盛土基礎地盤の状態がどんなか解りませんが、通常路体盛土で贅沢は言ってません。
みなさん試験値に関わらず、現場状況や盛土材に応じ、工夫して流用盛土されてます。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

盛土高は、4m程度でした。

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盛土材料規定は以下のとおりでした (「現場の手引 昭和52年4月 日本道路公団」より)

                上部路床      下部路床      上部路体      下部路体  

最大寸法             100mm       150mm        300mm       300mm

4760μふるい通過分(%)    25~100       ー           -          -     
 
74μふるい通過分(%)      0~25        ー            -          -

4760μふるい通過分のうち     ー         50以下         ー           -
74μふるい通過分(%)

塑性指数              10以下       30以下         ー          -

仕様最小密度における      10以上       5以上         2.5以上       -
水浸CBR(%)

                                               以上(旧JHOBです)  

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ご丁寧にありがとうございます。
参考になりました

ユーザー ケルン の写真

北陸地方整備局の工事経験から意見します。
条件は
国土交通省の建設発生土利用基準や建設発生土利用技術マニュアルによると路体盛土であり第3種発生土(コーン指数400KN/m2以上)と記されています。
手順は
コーン試験で400KN/m2以上を確認(以下なら土質改良)し、締固め試験を行い締固め管理します。自然含水比が多すぎるようなら間隙比や飽和度で管理する方法もあります。
また、法面整形にBHが必要となるため、トラフィカビリティからコーンの目標値を800KN/m2必要として協議している業者もあります。
タイヤローラを使用することは困難ですが、ブルドーザの敷均し締固めで施工できるので、私は400KN/m2を最低と考えています。
あとは担当者およびその地区の施工前例によるかと思います。

私が初めて土質試験の絡んだ路体盛土をした時には、話が最後までもつれ、てんやわんやしました。
できるだけ多くの意見を聞き、発注者と双方納得の上着手するのが最良だと思います。