現在地
ホーム › 高強度コンクリート使用の場所打ち杭について高強度コンクリート使用の場所打ち杭について
初めて投稿いたします。コンサルタント会社で橋梁の設計に携わっております。現在、2径間の橋梁予備設計を行なっております。地盤が粘性土層(N値=5程度)15mの下層に、玄武岩(N値>50)が存在するため、杭基礎として設計しました。
杭種選定では比較の結果、場所打ち杭(全周回転オールケーシング)を選定しました。
杭径比較を行なった結果、杭体のコンクリート圧縮応力度により決定され、φ1200では4本必要に対し、φ1000では6本必要となりました。
そこで、コンクリートの圧縮で決定されるのであれば、使用するコンクリート強度を上げること、つまりσckを高強度にすることを考えました。(例:σck=24→30N/mm2)
H24道路橋示方書では、高強度鉄筋の使用(SD390、SD490)は記載してますが、コンクリートの高強度使用については記載されていないように思われます。
全国的に見て、場所打ち杭のコンクリート強度を上げる設計の実例などありますでしょうか?
道路橋示方書Ⅳ P.159 表-4.2.5で、水中コンクリートの呼び強度が30、36、40(N/mm2)と記載されているため、36、40(N/mm2)のコンクリートの使用を考慮してもいいのではないのでしょうか?
ご教授願います。
コメント
#6068 Re: 高強度コンクリート使用の場所打ち杭について
σck=24を30N/mm2以上にした例は特殊な橋梁で3例程度知っています
発注者の設計・積算基準ではσck=24としていますから、その地域の生コンプラントで供給可能か と 施工業者にヒアリングを
行い、構造計算で採用する価値があることの説明書を作成して協議を行うのが通常の手順だとおもいます
長いこと設計に携わっていますが場所打ち杭でコンンクリート強度で決定されたものは見たことがないのですが
支持力を大きくとっていませんか?