梁の主筋間隔について

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 私は土木工事の監理技術者なのですが、梁の配筋について質問させていただきます。
現在、処理場内のRC造の構造物を建設中なのですが発注者が梁の配筋検査を実施した時に主筋の配置が均等に行われていなかったため検査不合格とされました。

コメント

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鉄筋の最大間隔はどの仕様書基準でも一般的には30cm以下です
・・適切であったか、については2.3.4は理由にならないと思います
2.処理場は建築仕様で図面が書かれるため(普通は必要本数が表示されているだけ)詳細は施工者が作図して設計および管理技術者が承認することとなります(土木と建築の違いがある)
3.なんとも言えません
4.一般的に相乗モーメントの効果は無視しますので計算に鉄筋水平ピッチは考慮されなません、これは土木でも建築でも同じです。

その他建築の工事共通仕様書、共通チェックリスト、配筋指針 は最低限読まれたい

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私は建設コンサルタントでコンクリート構造物等の設計をしています。
土木では次のように考えます。建築でも考え方は同じと思われます。
1.主鉄筋最大間隔は土木学会コンクリート標準示方書でも規定されていませんが、私は通常の構造物では30?以下となるように設計しています。理由は、鉄筋間隔が過大になると、鉄筋が配置されている部分と、そうでない部分とで断面のひずみが異なり、平面保持の原則が成り立たなくなることや、ひび割れ幅が大きくなる恐れがあるためです。
2.設計上は、所定の鉄筋径、本数、かぶり(有効高さ)、最小間隔が確保され、上記程度の最大間隔に収まっていれば、通常の構造物では問題はないと考えられます。
3.鉄筋が交差する箇所(梁と柱、フーチングと場所打ち杭等)では、設計図に示すとおりに配筋することが困難な場合が多々あります。このような場合は、上記趣旨に則り、鉄筋間隔が過大、過小とならない範囲でずらして施工するのが正しい方法です。無理に設計図どおりに施工しようとすると鉄筋を曲げたり、切って繋いだりしなければならず、返って弱点を作ることにもなりかねません。
以上