直接基礎の橋台の根入れ

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ユーザー chuou の写真

直接基礎における橋台の安定検討を行っております。

http://library.jsce.or.jp/Image_DB/spec/seis/pdf/07720/07720-0037.pdf
上記の資料内に、
「P39(2)根入れ...
 洗掘の影響を受ける河川、海中等の橋台、橋脚の地震荷重と組合わせて考える有効根入れ深さは洪水時、慕風時等の以上時における洗掘状態ではなく、一般にはこれが埋め戻された常時の状態におけるものを対象と考えてよい。」
とありますので、
一般的に、橋台の有効根入れ(Df)は「現状地盤高(埋め戻された常時の状態)」から「橋台底面」までと考えてよいでしょうか?
併せて、上記の資料(URL)の出典をご存知の方はいらっしゃいませんでしょうか?

また、以下の会計検査資料(232)における有効根入れの考え方との整合性をどのようにとらえるべきでしょうか?
http://report.jbaudit.go.jp/org/h11/1999-h11-0348-0.htm

アドバイスをよろしくお願いします。

コメント

ユーザー FK の写真

「会計検査資料における有効根入れの考え方との整合性」は取れていると思います。
計画河床面は常時の状態ですよね?
支持力の考え方を再度確認してください。
http://www.daiichi-c.co.jp/authors/ushiro/dobokukoza/BearingCapacity.pdf

ユーザー 匿名投稿者 の写真

http://library.jsce.or.jp/Image_DB/spec/seis/pdf/07720/07720-0037.pdf
の出展はその本の序と最後を見ればわかります。・・が参考にはなりますが今は生きていません
地形は自然条件で変化しますから、一般的な・・と言う様な言葉では表現できません

会計検査資料は 教科書に載っているような単純な支持力に関する指摘で
調査してその場所に応じた条件を設定するのは技術屋の役目です

参考資料には以下のようなものがあります

対象とする河川の河道計画資料
平成19年5月_河川構造物の耐震性能照査において考慮する河川における平常時の最高水位の算定の手引き(案)財団法人 国土技術研究センタ
平成21年7月 河川を横過する橋梁に関する計画の手引き(案)国土技術研究センタ
河川と道路管理者の協定資料
海岸保全資料
海上保安庁が管理する区域計画資料
港湾管理局が管理する区域計画資料

ユーザー 匿名投稿者 の写真

「道路橋示方書・同解説」の基準:「橋台基礎の有効根入れ深さは、設計上の地盤面から基礎底面までの長さであるとされている。そして、この設計上の地盤面を定めるには、地盤が長期にわたり安定して存在し"水平抵抗が期待できるものであることが必要"である。」

今回、会計検査で指摘されたのは、"水平抵抗が期待できるものであることが必要"という部分ですので、両者の整合性は取れています。
要は「擁壁を置いた土地の形状が特殊なので有効根入れ深さを決める時には気をつけないといけない」、という事です。

これを正しく理解するには支持力の基礎を理解する必要があります。
下記のHP「土木井戸端会議」はとても参考になります。その中でも「道路橋の支持力式について」の部分は今回の場合に特に参考になると思います。

「土木井戸端会議」: http://www.geocities.jp/civiltoy/

「道路橋の支持力式について」: http://www.geocities.jp/civiltoy/douji.pdf