生コンクリート 斜めシュート打設について

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鉄道土木現場で、生コン(30-15-20N、V=8m3)の打設を行うにあたり、経済性(小数量)・施工時間が短時間である等の理由から、斜めシュートを使用した直接打設を選択した。
『コンクリート標準示方書 施工編(2007年版)』 7.3.2.3シュート項には、
(1) シュートを用いる場合には、縦シュートの使用を標準とする。
(2) やむを得ず斜めシュートを用いる場合、シュートの傾きはコンクリートが材料分離を起こさない程度のものであって、水平2に対して鉛直1程度を標準とする。
とあるが、実際の現場は高低差の関係上、シュートの角度が2:1を確保できず自由落下しなかったため、シュート上の生コンをスコップを使用してかき送りした。その際、目視確認では生コンの材料分離は見受けられなかった。
その後、立会の施主担当者から『コンクリート標準示方書施工編』には、『スコップでかき出しを行ってよい』とは謳われておらず、『標準ではない』作業を行ったとして、スコップでかき出しを行った場合の生コンに対する悪影響がないか確認するよう指示を受けた。
①・・・打設時の目視においては、生コンの材料分離は見受けられなかった。
②・・・シュート打設時の落下した生コンでテストピースを採取し、圧縮強度試験を行う予定。
(まだ結果は出ていないが、設計強度は出るはず。)
以上のことから問題は無いと答えたが、納得が得られない。
よって、スコップを使用するがOKなのかNGなのか?
コンクリートの品質に何か影響を与えるのか?
を知りたく質問させていただきます。

コメント

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いまささらですが
やむを得ずと言う言葉は・・重いことに注意・・シュートは鉛直方向が原則・・シュートの角度が取れていない・・鉛直方向が取れなかったのではなく・・経済性で方法を決めた・・監督員の承諾をえる必要があった

立て穴施工では、シュートからスコップで掻き出しますが、シュート上で行うことはありません

型枠がある構造であれば、外したときに表面の状態から良し悪しがわかるかもしれません

テストピースではなく 実構造物から取る方がよい

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土木の現場では、お書物通りにいかない現場は数知れない。品質ももちろんん大事だが、今の世の中経済性も重要な要素だ。今回の施工でも、勿論バイブレーターで十分に締め固めてあるのだろうから、打設した生コンでテストピースを取っても、所定の強度は出るでしょう。乱暴な言い方かもしれないが、要は、設計基準強度が出ればいいのでは?お書物通りでないこと以外では、何も問題はなさそうだが・・・

最近の国や県、市の担当は、現場を知らず、お書物通りに何もかも言ってくる場合が多い。

例えば床版の現場等、厚さが20数センチしか無いのにもかかわらず、鉄筋が複雑に交差して、お書物通りの鉄筋の空きであったり、かぶりが取れない場合がある。明らかに設計の段階で解るはずだが、彼らのCADで書く鉄筋は、ただの線。厚みがないのだ。事前協議の際に説明を求めても、明確な返事のないまま施工をせざるを得ない状況は多々ある。
それで、鉄筋検査。
かぶりが無いじゃないか。
はぁ~ってなるよね。こんな輩ばっかり。

因みに、30数年土木やってるけど、シュート打ちに限らず、生コン打ちでスコップを使わない生コン打設は無い。ポンプ打ちでも、最後の高さを調整するときはスコップ使うじゃろ。

現場作業をしたことのない人は色々言うだろうが、バイブレーターで十分締め固めれば、何も問題なし。